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報告:伊三雄
日本マルチピッチのルート図集を見ていると、子持山の獅子岩が目に付いた。
先週は、谷川岳一ノ倉沢三ルンゼのクライミングだったが、スッキリと快適なクライミングをと考えていた。
朝:4:00に茅ヶ崎を斉藤君と二人で出発。
道路も空いていて快適だったが、子持山の入口がなかなかわからず、少し時間ロス。
それでも8:30には、6号橋下の駐車場に到着。
初めてなのでよくわからなかったが、6号橋下駐車場、6号橋上駐車場、7号橋駐車上が有る。
下山を考えると6号橋の駐車場が良いだろう。
準備を済ませ8:45駐車場を出発。
僕たちは、7合橋から少しいった屏風岩経由子持山ルートから獅子岩を目指す。
ちなみに僕たちが下山で使った6合橋から入る獅子岩経由子持山ルートからでも獅子岩の取付きに行けるが屏風岩経由の方が、獅子岩を見ながら行けるので、こちらからのアプローチがおすすめです。
登りがちょっときつめの登山道を40分ほど登ると獅子岩に到着します。
途中から見える獅子岩は、圧巻でクライミング意欲が燃え滾ります。
獅子岩の取付きに来ると1パーティーが既に登攀を開始していて3ピッチ目を登っていました。
僕たちの前に次の登攀準備をしている静岡の3人パーティーがいました。
僕と斉藤君も準備を進めていると次から次と獅子岩を目指してクライマーが集まってきました。
僕たちがクライミングをスタートした時には、6~7パーティが順番待ちをしていました。
これからの季節、このルートを登るには、できる限り早く取り付けるようにしなければいけないと思います。(これからここを目指す人は、早いほうがいいよ)
1ピッチ目:斎藤リード(5-7):フリクションが気持ちよく利きます。
実際には、ルート図中の1-2ピッチを1ピッチで登ります。僕たちは、先行パーティがいたため、ルート図通り、1ピッチで切りました。5-7程度のルートですが、体重移動でホールド、スタンスをキャッチして登るので結構面白いです。
少し緊張気味で硬いクライミングでしたが、徐々に体もほぐれスピードクライミングで1ピッチ目を終了。
2ピッチ目:伊三雄リード(5-7):要所要所にピンがあり、ちょっとしょっぱいとこも安心!
このピッチも体重移動で体を振れば、ホールドもスタンスも思うように取れ、快適です。
3ピッチ目:斎藤リード(5-7)
下部から中盤は、1-2ピッチと同じような感じ、上部抜け口にしっかりしたフレークがこのフレークをうまく使うとかっこよく快適に登れます。ちなみに先行の静岡パーティーは初心者の女性がいて豪快に落ちていました。まだフレークの使い方が分からなかったみたいです。
(リードをする女性リーダーはかっこよく登っていました)
4ピッチ目(5-8) このルートの核心部
スラブ状の逆層のルートで、核心部はスタンスとホールドが細かく、ちょっとしょっぱいです。
高度感がありますが、しっかりしたハンガーがあり、ダイナミックに登れます。
5ピッチ目:斎藤リード(ルート図:5-6ピッチ)5-7
ここは、快適です。ところどころちょっといやらしいところも出てきますが、ルート図通り5-7程度のルートです。
6ピッチ目:伊三雄リード(5-8)(ロープピッチで15m)
先行パーティーが本ルートを登っていたので、右側のちょっと難しいルートを登りました。
あまり登られていないのか、コケがついていてちょっといやらしかたです。
ここを超えると獅子岩の頂上に突き上げます。
登攀終了が13:25でした。
当初の予定では、子持山に登頂して下山する予定でしたが獅子岩から子持山までの時間が1時間程度かかるため、今回は、このまま下山することにしました。
獅子岩で登攀道具を片付け、昼食をとって、13:50に下山開始。
6号橋下山ルートを下降し14:30車に到着。
帰りは、渋川伊香保IC近くにある子持の湯でさっぱりして帰りました。
高度感と快適なクライミング、最高に楽しい山行でした。
みんなも是非、行ってください。楽しいよ!!