日付 2012/1/6(金曜日)~1/8天候 写真 <アルバムのURL>
https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/2012010608_
メンバー 塚越 孝 高橋明生 橋元次雄 水島伊三雄(記)
本年度の冬山合宿は当初、北アルプス前穂高岳北尾根を予定していた。
しかし、メンバーのトレーニング不足と初心者を含むメンバー編成となり、南アルプスの北岳(池山吊尾根)を計画した。
この計画を進めている時、岳人1月号を見たメンバーから北岳登山口の夜叉神峠と奈良田からの通行ができない可能性があると聞き、急遽、塩川林道側から塩見岳を登頂するルートに変更した。
このルートも林道塩川線が昨年の台風で通行止めとなり、現在も入れないとの情報をタクシー会社で確認し、本年度の合宿をどうするか決めかねている時、副リーダーの塚越君が霞沢岳に行ってみないかと連絡を受けた。
さっそくネットで登山情報を入手し、塚ちゃんと話し合いの結果、霞沢岳西尾根から登頂し、徳本峠経由で上高地に下山する計画を立てた。
1月6日(金)晴れ/にわか雪
沢渡(タクシー)⇒鎌トンネル入口~砂防事務所~霞沢西尾根取付~2170m地点幕営
9:00トンネル入口を出発。新しい釜トンネルは、路面凍結もなく歩きやすい、トンネルを出てから除雪した道路を砂防事務所入り口まで、順調に進む。
砂防事務所入口から除雪されていないため、ここでワカンを着ける。
先行パーティがいるのか踏み跡が残っている。
踏み跡をたどり、西尾根に取り付く。
思っていたよりも雪が少ないのと踏み跡のおかげで快適に西尾根を登る。
途中、前日に入山し、西尾根を下山する6人パーティーとすれ違う。
頂上では、天気がよく景色がよかったとの事だった。幕営は、2170m地点でしたとの情報をもらった。
14:30 先行パーティーが前日幕営した2170mの跡につく、我々もここで幕営する。
今日1日の疲れを癒しながら酒を酌み交わした。
1月7日(土)晴れ
2017m幕営地点~霞沢岳山頂~K2~K1~ジャンクションピーク手前幕営
6:20 今日も天気がよい、アイゼンを装着して出発。前日のパーティーがつけてくれた踏み跡のおかげで順調に進む、樹林帯を抜けると霞沢岳が見えてきた。
霞沢岳山頂には、9:30頃登頂、展望がよく焼岳がきれいに見える。穂高方面はガスがかかっていた。
写真を撮り、行動食を食べて出発。K2-K1と進む。
K1から徳本峠方面の縦走路は、西尾根と変わり、踏み後もなく、ひざ上近いラッセルとなる。
K1の頭でワカンを装着する。山頂では、『今日中に上高地だな』なんて言っていたのだが、ラッセルは、やはり時間がかかる。交代しながら進むが、結局、ジャンクションピーク手前の開けた所を整地し、2日目の幕営をする。
1月8日(日)晴れ
ジャンクションピーク手前~ジャンクションピーク~徳本峠(明神側登山道)~明神~上高地~釜トンネル⇒(タクシー)沢渡
6:40 快晴、ワカンを着けて出発。
ジャンクションピークまでの緩やかな登りを交代しながら登る。
ジャンクションピークから徳本峠までの下降では、登山道を外れてしまい途中GPSで場所を確認した。
結局、徳本峠より明神側の登山道に出た。
ここから明神までの登山道は、踏み跡があり、ひたすら明神に向けて下山した。
明神~上高地までの登山道では、スノーシューツアーや個人でのスノートレッカーが多くいた。
霞沢岳は、2646mでたいした標高ではないが、積雪量、気候など、思っていた以上に厳しくよい山でした。