2017.5.30 葛葉川本谷

日付 2017/5/30(火) 天候 晴れ 参加 ガンマー(CL)(投稿)


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予報では30度になるとのことで2017年度の沢初め。
計画では主に巻く滝は巻こうと思っていた。
今年初めての沢のソロにひよってここを選んだくらい。


ふたをあければ、特に難しい滝はなく、すべて直登出来て良かった。


ホールド・スタンスOK
頭から水を被って夏満喫。



両足で両壁をステミングすればなんてことない快適さ。
 ただし水を浴びるが。
 林道下の滝

富士なんちゃらの滝(2段になっている)
1段目は右岸からトラバースし左岸から登れば簡単らしい。


1段目は水流50㎝右にある甘めのクラックを使い、ハイステップで突破。
2段目は水流でも記憶にないくらい躊躇することはなかったんだろう。






富士なんちゃらを越えると水量↓↓
でもケルンがあり分かりやすい。


一枚岩なのかな?

その上のちょろちょろの滝は滝幅5㎝
3級のクラック(って感じ)

青布を越えて詰めると・・・標高1000m近くなってしまう。まだ赤布はあるが行きすぎた・・・。
戻るのも面倒なので適当なところで三の塔へ続く尾根に向かうが踏み跡見つからず。
所々林業の方がつけた1人分のトレースはあるが、ふかふかで足をとられやすい土。
「左」って看板あるんじゃなかったっけ???




この登山道を見たときは、やはり安堵した。

30度を越える予報。
このクソ熱い中向こうの尾根を下るのか・・・
 三の塔


 最後は葛葉の泉で水を汲む。
一緒にいたおっさんは家庭菜園で使うとのこと。
ただし、この水を使ったからといっても味の違いは分からないらしい。

2017-05-13 山菜山行・昼闇山

日付 2017/05/13(土),14(日) 天候 雨後曇り 参加(CL)塚越、水島伊、阿久津、相原、竹沢、穴井、青木、新井、宮崎*2、重盛*2、(投稿)中村

●昼闇山(ひるくらやま)とは
新潟県糸魚川市。雨飾山の北東。神奈川からだととても遠い。

神奈川県からはるばる来た糸魚川市。
しかし・・・雨。
予報では昼まで雨。カッパを着てタープを設営する。
この雨で昼闇行くのかな・・気分も落ちてくるが、CLの一声で決行決定。
幕営地から車で少し行った所から歩き始める。
出発~!(雨だけど)
橋を渡ってすぐに道に雪が出てくる。
皆で山に入る。
頸城の山々。雪、たっぷりと有ります。
雪のない個所でこごみを収穫する。
尾根道から谷沿いに下りる。尾根道を上がりすぎると下りるのが大変になる。
去年は雪が少なすぎて歩くのが大変だったらしい。
今年は雪が多い。
急斜面の雪壁を登ると、お目当ての行者ニンニクの群生地。
採って、味噌をつけてパクリ。後からニンニクの辛味がじわ~んと来る。
こりゃツマミにいい。
採るの後にして山頂を目指す。みんな速い!
山頂への尾根は急登が続く。
ニセピークに騙されながらも昼闇山頂へ到着。
焼山の噴煙が雲の間に見える。
味噌つけてビールのツマミの行者ニンニク。
下の画像は日本海側。
今回、晴れではなくて良かったかもしれない。
晴れて気温が上がれば雪がグサグサに緩んで歩き辛くなる。
登頂後、急斜面の泥地帯で行者ニンニクの採取。
下山。雪が無くなった所でこごみの採取。
下山後、近くの焼山温泉に入り、さっぱりする。
夕方から宴会モード。

翌日の山菜天ぷら大会は揚げたてを頂きました。
美味しかった~。

今回、初めての山菜山行でしたが、もっとお気軽な山行なのかなと思っていましたが、結構ハードでした。特に昼闇山直下の急斜面。
山菜山行、楽しかったです。
ありがとうございました。

●持っていった方が良い物
山菜を入れる大袋。レジ袋はすぐ破けてしまった。
ピッケル、アイゼン、お風呂セット
●不要だった物
スコップ、ガスコンロ

2017.5.19~20 北穂高岳東稜

日付 2017/5/19(金)-20(土) 天候 快晴 参加 武藤(CL)、山口絵、越野、冨沢(投稿)


1日目:藤沢(車利用)→沢渡(車を駐車場に止めてタクシーに乗り換え)→上高地
    上高地⇒徳沢⇒横尾⇒涸沢小屋(小屋泊まり)

2日目:涸沢小屋4:40⇒北穂高岳東稜⇒北穂高岳登頂⇒北穂沢⇒涸沢小屋11:20⇒
    横尾⇒徳沢⇒上高地16:45
    上高地16:55(沢渡行きバスに乗る)→沢渡(バスから車に乗り換え)→藤沢

2日間とも雲一つない快晴に恵まれる。

横尾を過ぎ、本谷橋近くまではトレッキングシューズで歩きその後は冬山登山靴で歩く。

本谷橋からは雪道。

涸沢小屋では夕食だけ付け朝食はお湯を沸かし作れる物を食べて出発。

2日目も雲一つない青い空。

急登を登りつめて稜線へ。

ゴジラの背には少し雪が残っていた。ゴジラの背の最後は懸垂下降。

懸垂下降後はやや急な稜線を歩き、北穂高岳頂上へ。


帰りは北穂沢から下山。上の方は傾斜がきつく雪がグズグズしていたため慎重に下りた。ゴジラの背の登攀の何倍も緊張した。涸沢小屋に着いたのが11:20だったため早々に帰り支度をして下山。シャカシャカ歩き上高地のバスに飛び乗る。

今回の山行は北穂高岳東稜がメインだったが、記憶には上高地~涸沢の往復の長い道のりが強く残る。それでも青い空に雪の稜線を歩くという、気持ち良い体験ができたことに感激だった。
今季から雪山をはじめ、まだまだ雪の上を歩くことに慣れず一緒に行った方たちにトレースをつけてもらうなど気にかけてもらうことが多く、はやくガツガツ登れるようになりたいと思いながら今季雪山終了となりそうだ。


2017.5.21 金峰山鷹見岩南山稜サミットリッジ

2017/5/21(日) 天候 晴れのち雹と雨
参加 竹沢(CL、投稿)、水島伊、塚越、宮崎、穴井

2年ほど前のロクスノ70号で、このルートの記事を見てから、手が届きそうなルートだったので、ずっと気になっていた。今のメンバーなら、丁度良いルートだと思い計画した。

前日は朝早くから出発して、湯川でサイコキネシスを登り疲れ果て、午後から来た塚越さんと合流。夜は相変わらずの宴で、当日は当然のごとく寝不足だった。伊三雄さんと瑞牆山荘の駐車場で合流する。穴井車の鍵なくなる事件などあり、ちょっと遅れて7:00に出発、30分ほどで富士見平小屋に着く。



金峰方面に向かい、鷹見岩の分岐を進み、目印の2本の白いテープを右に登山道から離れて踏み跡を進む。



そこに荷物をデポ。黄色と白のテープ、フィックスロープを辿って、デポ地から鷹見岩の基部をおよそ半周回って反対側まで歩くと、取り付きの洞穴に着いた。デポ地から一生懸命歩いて30分、結構遠かった。。。


宮崎―竹沢、 伊三雄―塚越―穴井パーティーに分かれて出発(8:30)。
どちらでもと言ってくれたので、であれば面白そうな偶数ピッチをやらせてもらう。

宮崎1P目リード。岩はよく乾いている。左のクラックにカム、途中ペツル、それでも右のクラックまで手が届かない。スメアで頑張ってトラバースしようとしたが、届かない。時間かけちゃいけませんよね、と欲のない宮崎さんは皆のためにA0。かくいう私も届かず、同じ思いでA0。右を取れれば、洞穴を出て、すぐに終了点。洞穴は狭く、フォローの私はデイパックを背負い這いつくばって抜ける。



2P目竹沢リード、右上に進むべきクラックが見えるが、どうやって進むのだろう??
上部にあるクラックが取れれば良さそうで、とりあえず取り付きからチムニーをトライするが、厳しい。結局わからず、ビレイ点のボルトをスタンスにして微妙なバランスで右に回り込んだ。実はそのまま右にいけば、クラックを取れて上に上がれたようだ。

(正解ルート)

2P目のクラック、これかあ!確かに日本になさそうな長いクラックが伸びている。ハンドからフィンガーで、それほど難しくないのだが、とにかく長くて疲れる。たまらず、たまにカムにぶら下がり休みを入れつつ登る。クラックが終わると、スラブにペツルが3本打ってあるのが見える。初めは1本目のボルト下からスラブを行こうとしたが難しすぎ、1本目の上部まで、左のクラックを使って上がった。その上もそこそこ辛く、総じて厳しいピッチだった。

(2P目、クラックセクション)

(2P目スラブ)

3P目宮崎リード、かぶった岩を右から回り込む。ロープのスタックを注意したが、案の定スタックした。

(3P目)

4P目竹沢リード、左にチムニーがありチョックストーンを取って岩の上、そのまま進むと歩いて降りることができた。そうすると、上部岸壁がドーンと見える。

(5P目終了点)

5P目宮崎リード、チムニーを右に移るが、そのあたりはホールド、スタンスが良く問題ない。終了点直前のスラブがホールド乏しく厳しかった。さすが宮崎さんは細かいホールドを取りつつ、安定してこなしていた。

(6P、スラブ)

6P目竹沢リード、このピッチはポケットを繋げていくが、ルート取りが悪いと行き詰ってしまう。ボルト間隔が絶妙で、落ちると長い。そのうちルートのクセも分かってくると、面白いなあと思えてくる。その矢先、最後のピンの間隔が短くなり、バランスが悪くなった。一応、落ちるかもと声を掛ける。短い理由に気が付けば良かったのだが、多少躊躇しつつも、落ちるつもりもなく、突っ込んだら浅いクラックで保持しきれず、案の定4m落ちた。ピンは新しくしっかりしているし、落ちても怖くなかった。リングボルトだとこうはいかないだろう。もう一度周りをよく見て抜けると、一坪テラスに着き、ルート終了(12:30)。

どうせなら頂上に行ってしまおうと、ろくに休まず、アプローチシューズに履き替え、岩稜に向かう。ところどころ木が打ち払ってあり、ルートだと分かったが、途中から不明瞭になってしまう。迷いつつ岩峰の上を行ったり、巻いたりして、結局鷹見岩山頂まで1時間弱もかかってしまった。

(岩稜帯)
(金峰方面)

頂上からは、金峰、瑞牆はもちろん、八ツ、南アルプスが見えて、とっても気持ち良い。
頂上から登山道を降りて、10分ほどで、デポ地に戻る。何故か帰路、雹交じりの大雨に合い、つくづく登攀中でなくて良かったと思った。14:30、瑞牆山荘駐車場。

ピン間、ルート取りなどにセンスが光り、概ね期待通りの好ルートだったと思う。アプローチのフィックスなど、しっかりと整備されており、開拓者には頭が下がる。易しくはないものの、プロテクションはしっかり取れるため、怖さはない。その分、ドキドキ感が少ない気がしたのは贅沢というものだろう。