アルバム :https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/20163262702
1日目:中山尾根
美濃戸5:30→美濃戸6:30出発→行者小屋8:30→行者小屋出発9:30→中山尾根取り付き10:15→中山尾根登攀開始11:00→日ノ岳山頂14:15→行者小屋15:00
2日目:赤岳南峰リッジ中央稜
行者小屋:5:30→リッジ取付き6:30→赤岳南峰9:00→行者小屋9:40→美濃戸11:00
1日目:中山尾根
先月に引続き阿弥陀北西稜メンバーで南八ヶ岳西面へ行くことになり、中山尾根&赤岳南峰リッジ(中央)へ行って来た。
前日に美濃戸までの道路状況情報を確認するが、すでに夏道に近いようなので、美濃戸まで自家用車で行くことにする。
当日は、5:30にしては登山者が少なく車が少ない。準備して出発する、南沢のコンディションは先月と比較して歩きやすくアイゼン無しで行者小屋まで行く。天気予報では晴天予報ではなかったが、快晴の登山日和である。行者小屋に到着しテントを設営する、計画では初日に赤岳南峰リッジ(中央)に行く予定であったが、日曜日は天気が下り坂になる情報を入手したので、予定を変更し初日に中山尾根を登攀することにする。
行者小屋を出発し中山尾根取り付きに到着すると先客様がおり貸切状態とはいかなかった。
先行パーティの登攀待ちをして出発する。毎度の組合せだが、相原・久野、穴井・阿久津で登攀する。先行は相原・久野が行く、ピッチコンディションは雪が融けており支点が明瞭に確認できる。
【1〜2ピッチ】繋げて1ピッチで登る。
【3ピッチ】コンテで登攀。
【4ピッチ】も快適な登攀が続く、最後の抜け出しが若干被っていた。
【5ピッチ】Ⅱ級ぐらいの岩場を詰めて最終ピッチに到着する。
【最終ピッチ】Ⅳ級と登攀図に記載されていたが、実際には優しく感じた。
全員無事に完登し日ノ岳山頂で祝杯をあげる。大休憩後は行者小屋へ下山し15:00から宴会開始、寝たり食べたりと山ならではの過ごし方をする。楽しい時間である。
色々と語らいながら明日の登攀へ向けて就寝する。
2日目:赤岳南峰リッジ(中央)
朝、3:00時に起床する。起きた時に冷え込みを感じる、テント外を見ると見事な晴天で月明りが山全体を照らして幻想的であった。全員起床して準備を進めるが、前日から風邪の影響で絶不調の相原が体調を拗らせ、今日の山行は参加が難しくテントキーパーをする事になった。
準備を終えて出発する。南峰リッジ取り付きまでは、一般登山道を登って行く、主稜取付きより更に上がって行く、主稜ルート3ピッチ分を歩きで稼いだ感じであった。取付き基部に到着し登攀を開始する。南峰リッジルートは、左稜ルンゼと3ルートぐらいある模様、今回は中央ルートのリッジを詰めて行くルートを進んで行く、合計4ピッチ(実質3ピッチ)
【1ピッチ】穴井リード
Ⅱ級のガレたリッジを登って行く。
【2ピッチ】久野リード
Ⅱ級のガレたリッジ登攀とルンゼトラバース。
【3ピッチ】阿久津リード
今回の核心、Ⅲ級+ぐらいの岩登攀、トラバース箇所で支点が無く少し嫌らしい以外は、快適に登攀出来た。
【4ピッチ】穴井リード
すでに南峰頂上が見え、Ⅱ級ぐらいの登りだが、保険としてザイルを伸ばす。
無事に南峰直下出ることが出来た。あとは山頂に向かって快適に歩くだけである。山頂へ到着し3人で登頂を祝う、風も止んで快適な気候になっていた。記念撮影を済ませて、すぐに下山を開始する。
テン場に到着し相原と合流する、風邪の症状も少しは治った様で、テントを撤収して下山する。11時前には美濃戸に到着し、帰宅準備を済ませて帰路に着いた。
まだまだ、八ヶ岳のバリエーション課題はあるので、次のステップへ向けて特訓あるのみである。