22日 10:00駐車場発→15:50五合目テント場着
23日 4:00五合目テント場発→六丈沢下降→6:10坊主ノ滝上→6:50奥千丈滝→9:40奥ノ滝→13:00山頂
24日 下山
クリスマスの連休は、黄連谷に行きました!この時期の黄連谷は4年連続。
今回も成り行きで決まって、結果としてずっと登れていなかった右俣を登れてしまったという感じでした。
アプローチの黒戸尾根は、来る度にもういい加減これで最後にしようと思うくらいにキツく、重荷を背負っての山は久しぶりなので、私はしょっぱなからバテバテでした。五合目のテント場に着くまでに、コースタイムの5時間以上かかってようやく到着。
前の週に右俣登った記録がネットに出てたからか、既に何張もテントが張ってあり賑やか。
23日のアタックの日は、4時出発。周囲のテントのクライマーも、皆同じころにテントから出てくる。
五丈沢を下降するパーティもいたが、私達はいつもの勝手知ったる六丈沢から。
今回は運よく坊主ノ滝上に出るトレースを見つけられた為、時間をだいぶ節約できました。(坊主ノ滝も氷結良好で登れた模様。)
その先の滝は時間節約で左岸雪壁を上がる。
二俣を越えると、写真で見覚えのある氷の回廊が。(この辺が奥千丈の滝だったのかなぁ)
ナメの連瀑帯は、結構雪で埋まっちゃてましたが、それでも冬に来るのは初めてだったので、見ごたえありました。
よく右俣の氷の回廊はスリップ厳禁とか言われますが、雪もあるしそれなりに凸凹してて、滑っても 止まるかなぁという印象でした。
この辺りまでは、右俣を登っているのは私達のみで貸し切り。
そして、アイスクライミングのセクションが過ぎ、いつの間にか雪が深くなる…。
最初の方こそ、前日に入った人のトレースがありそれに助けられましたが、そのトレースも風に消され、段々とラッセルが深くなる。
奥の滝(写真)は、ネットの記録で見ると立派に凍ってる写真も出てきますが、今回は全く凍っていませんでした。
写真の奥の滝2段目の左端を、塚越さんがドライで登ろうとしましたが、スクリューしか手持ちがなくプロテクションが取れないので止めていただきました。
その後もラッセルが続く…。
この辺りまで来ると、後続パーティが追い付いてくる。
若手の男子数名に、某大学山岳部員が、とても心強い。
途中、スラブの岩場っぽいとこのみ唯一ロープを使用し、後は みんなで交代で果てしないラッセルを続けること数時間。
ついに見覚えのあるハイマツ帯が出てくる。
(そういえば…何年か前に黄連谷の沢登り行った時に、山頂直下にハイマツあったなぁ。懐かしいなぁ。)
なんて、考えていると山頂へと続く登山道に出れました!
稜線は風雪強く、実は心折れかかりましたが、ちゃんとピークを踏んで記念撮影!
その日の夜は、クリスマス山行という事で、牛タンのバター焼きを食しました。
アイスメインなら左俣!なのでしょうが、山頂までダイレクトに行ける右俣は、長いし、ラッセル深いしで、
終わってみれば登りごたえは左俣以上だったと感じました。降雪あればすぐに埋まっちゃうので、時期を掴むのも難しいしね。
ご一緒いただいた塚越さん。一緒にラッセルしていただいた方々。
どうもありがとうございました。