2017.7.22 瑞牆 カサメリ沢

日付 2017/7/22(土)  参加: 宮崎、塚越、竹沢、穴井(投稿)

先週末は瑞牆でカサメリ沢、不動沢の予定でしたが土曜日の夕立から雨が止まず、日帰りクライミングでした。カサメリは塚越さん以外は初のエリアでしたが5.11台~13台が思ったよりコンパクトに揃う好エリアでした。スポーツルートばかりでいくつかあるトラッドは殆ど登られていない様子。

漁師の娘 5.11c
掛けてあったヌンチャクをお借りして竹沢さん、宮崎さんでトライするも核心は難しい様子だった。 


トータルリコール 5.10b
人だかりが絶えないコセロックエリア定番のアップルート。

真実の口 5.10d
昼をはさんで上部のエリアを見学。コロッセオエリアのテラスは有名なトップガン(5.13a)をトライするクライマーで一杯だったので左端の壁に1本だけ開かれた四つ星ルートをトライ。竹沢さん、宮崎さんともに核心で惜しくもOSならず。

雲行きが怪しくなってきたので塚越さんが回収の準備を始めると土砂降りの夕立が。雨をものともしない余裕のRPで無事回収してもらいました。

小さな沢のすぐ両岸に岩壁があるためか、登っている間は涼しかった。
怪我でビレイに終始したのが残念だったが、目ぼしいルートはいくつかあったので次回が楽しみです。

2017/7/15-17 穂高屏風岩雲稜ルート

穂高岳屏風岩雲稜ルート


日付 2017/7/15-17 参加 :武藤(CL)、塚越、瀬沼、齋藤(投稿)

2017/7/15 (晴れ) 9:00上高地-12:00横尾山荘
2017/7/16 (曇り後雨) 4:30横尾山荘-5:40 T4尾根基部-7:00雲稜基部-11:15雲稜終了点-T4尾根基部-3:00横尾山荘
2017/7/17(曇り) 6:00横尾山荘-9:00上高地


三連休の天気予報は微妙であったが、前日の武藤さんの判断で行くことに決定、上高地に着くと晴れており、明日は登れるのではないかと期待した。


登攀当日、天気曇り、朝4:30出発。


4:40分渡渉点到着、水量が多く、非常にきつかった。



5:30 T4尾根基部到着。屏風岩、迫力あります。




T4尾根1ピッチ目終了点。
T4尾根自体余り難しい所はありませんでした。




もうすぐT4。


岩場に咲く花は綺麗です。



7:00雲稜ルート基部。
雲稜ルート1p目、結構見栄えがいいです。


1p目終了点。



雲稜ルート2p目、出だしが悪くA0使いました。
岩の隙間には蝙蝠が!


2p目終了点、扇岩テラスにて、ここから鐙使用の垂壁が始まります。


3p目の垂壁、鐙パートは支点もしっかりしており、特に技術的に難しい部分はありませんでしたが、かなり長いです。3p終了点付近では、鐙からフリーになるのですが、鐙の登りで体がクタクタになり頭の切り替えが難しかったです。


3p目、終了点付近。


4p目、鐙で少し上がった後、フリーで脆そうなフレークを使って、バンドに出て、トラバース後スラブを登ります。


5p目、雲稜ルート終了点付近のスラブ。この辺から雨が降り出し、雨のせいかツルツルでした。


11:20 雲稜ルート終了点到着。 
写真写りの割には充実しております。
塚越さん一緒に登って頂きありがとうございました。


その後、雨の中、3時間近い懸垂を経てT4尾根基部へ。


3:00横尾山荘到着。
一緒に登ってくださったみなさんありがとうございました。













































































ヨーロッパ遠征 アイガーミッテルレギ稜他

日付 2017/7/13~7/23*(*) 天候 概ね晴れ 参加  越野 (投稿) 越野
 
当初計画段階では、以前からの仲間(60代2人)とアイガーミッテルレギ稜を計画していたが、直前になり1人が腰痛のため不参加、もう一人はシャモニまで同行し3日間滞在後スペイン巡礼へと旅立つということで、今回は一人でグリンデルワルトのガイド事務所に赴きガイドを手配し山行に臨んだ。

7/14朝シャモニーより鉄道を5回乗り継いでグリンデルワルトに到着する。乗り継ぎ間隔はよいものの5時間を要した。麓ではちょうどアイガーウルトラトレイルレースが開催されており盛況な雰囲気に満ちていた。グリンデルワルトに着いて驚いたのは、シャモニーと違い日本人がめちゃくちゃ多いことだ。この日はドリトミーの宿(10人1部屋、プライバシーはない)を手配した。


メンヒとユングフラウ
7/15 天気もよく登山電車のアイスメーアに15時にガイドと落ち合った。準備を済ませ狭いトンネルを抜け一面開けた氷河に降り立つ。外は生憎ガスで視界が悪かった。

氷河上をトラバースし岩場の基部に到着。登山靴で登るにはかなり細かいクライミングを2ピッチ登り、そこからは薄い踏みあと程度のトレースを辿りミッテルレギ小屋へ到着した。

アイスメーア駅15:30~ミッテルレギ小屋17:00


小屋は稜線上の切り立った所に建っておりそんなに大きくはない。40名の収容とのことだが、この日はほぼ満員だったと思われる。食事も2回戦であった。またこの日は日本人は自分だけであった。

ミッテルレギ小屋4:30~アイガー山頂8:45

7/16 天気もよく視界もある。風がやや強い。寒さの影響かiphonの電源が入らず、この日はユングフラウヨッホまで写真は撮れなかった。今回一番の心残りであった。出発より山頂まで3級程度の登攀がこれでもかと続く。時折4級程度の被った岩の登攀もあったが、要所には綱引きで使用するようなロープがFIXされていて補助として使用する。山頂手前から雪稜になりアイゼンを装着した。山頂には、アイガーを印す標物らしきものはなにもなかった。以前はここより西稜をクライネシャイデックに下山していたというが崩壊のため今は南西稜になっている。
アイゼンをはずすと、すぐに下山を開始し懸垂を3P(1か所50m)し、あとはいやらしい戯れた岩場のクライムダウンが続いた。山稜の鞍部より再びアイゼンを装着し、ここより延々と長い登りのクライミングが始まる。今回はここからのクライミングが核心であったような気がする。ここまで休憩もなくかなり疲れも感じており、行けるかなという一抹の不安がよぎる。
写真にはないが、この頃より雪が降ってきて風も出てきた。
メンヒとの鞍部に到着し、あとはユングフラウヨッホまではスノーハイキングとなるが、ガスも濃く降雪の中ただひたすらと歩くだけになってしまった。
アイガー山頂 8:50~ユングフラウヨッホ 12:00   ヨーロッパ最大のアレッジ氷河

アイガートレイルから撮影した北壁とルート図

ヨーロッパのアルパインはスピードであると改めて実感できる登攀であった。登攀自体はさほど困難ではないが、ロープをいかに効率よく使うかが求められると思われる。支点も随所にあり、アイガーの山頂手前のジャンダルムは長いFIXがつけられていた。

2017.7.22 丹波川&一ノ瀬本流継続遡行

日付 2017/7/22(土)  天候 晴れのち雷雨  ※雷雨までは水量少ない
参加 山口(CL)、中村、早川(投稿)


アルバム : https://photos.google.com/share/AF1QipORhKu0oogXIB8XQjpmqugrHXl6pivnPY5mzzBl_ao11zG10wQxygmWnkvsW4LVEA?key=aDdWeW5LOUlRLUZ3ZkFiaG9fMzNEZUJVV2FqaUZn  動画あり


「エリね、 丹波川だぁ~~い好き


毎週(今月3度目)丹波川に行っているエリちゃんCL発案の丹波川&一ノ瀬本流の継続遡行。
独身男性2人がお伴致しました。


オシャレ決め込んで レッツらゴー





9:00駐車場-9:10入渓-9:25手取渕-9:50胴木滝-10:40大岩-11:10丸山入道淵-11:30一ノ瀬本流分岐(休憩)-12:00一ノ瀬本流-12:30第1ゴルジュ(?)-12:50第2ゴルジュ-13:20巻き-13:50レリーフ-14:10林道(駐車スペース)-15:20駐車場


「手取淵」

このあと、オシャレ着のCLは、わざとにしか思えないくらい、ちゃっかりドボンして洗濯。
探せばホールドもスタンスも豊富なので残置スリングは使わない方が動きやすいだろう。
※ここはイベント会場なので、たとえ突破しても1度は洗濯され2度へつっていただきたい。







「胴木滝」

左のクラック的な方から取り付きなんなく越える。
ホールドさえ分かればサクッと。



「大岩」

前回どうしても1歩が怖くて越えられなかった岩。
越える気がさらさらない私は、日光浴しながら高みの見物。
結局、先週同様左から巻く。

「丸山入道淵」
前回、前々回、何度も流され丹波川の水でティータイムをしたエリちゃん。
本日はエリちゃんも中村さんもサクッと突破!


「おめーらが来ると魚が釣れなくなるんだよ!」と、丁寧に挨拶したにもかかわらずアルコールで脳が委縮してそうなお怒りモードの釣り師が「丹波川は俺のものだ!」と我が物顔で釣りをしていたため、トップで行った私を待たせる訳にはいかなかったかららしい。

あれだけ怒ってるってことは、そもそも釣れていないのだろう。

勝手に「沢登り禁止」と無断で看板立てそうな高齢者だったため適当にあしらう。
魚とも沢ヤとも共存していただきたいものだ。


「一ノ瀬本流の分岐」


右へ行くと一ノ瀬本流。トポ通りさっそく水に浸かる。




 「第一ゴルジュ?」
浅いし流れないが雰囲気は最高!

「第2ゴルジュ」

泳ぐしかない第2ゴルジュ。どーしても突破したい第2ゴルジュ。

左右の壁はつるっつる。白泡近くまではへつれるがダメ。
そこから泳ぐもダメ。メットもザックも外して泳ぐもダメ。「室伏ー!!!」と叫ぶもダメ。


右岸をギリギリまでヘツリ、左岸へ移ると流されつつもハンマーがバッチリきまるポケットがある。
スリングで立って中村さんのハンマーを投げて突破も出来たか・・・悔いが残る。

 悔しいがみんなを待たせ続ける訳にもいかない。ウェット着てても体が冷え冷えになり、諦め始めると雷雨。しぶしぶ巻き決定。






「第2ゴルジュ 高巻き」
ハンパない雨で目の前は真っ白。
中村さんが信用出来そうにないトラロープで巻き、ロープを出してもらう。



 ものの数分で・・・


巻き道から降りてくる中村さんと、絶対に突破できそうにない姿の第2ゴルジュ。





豪雨で泳ぎよりも全身ヌレヌレ。

 「レリーフ(敗退地)」
左へ上がれそうな尾根があるなと思っているとレリーフ発見。
トポでは崖マークだが、地形図的には行けそうだ。
増水はしているが徐々に雨も弱まり進めそうな、進めなさそうな・・・う~んと会議。


 勇気のある撤退を決めた丹波川娘(CL)。
尾根はなだらかで上がった先は駐車場になっていた。




目立たないが、こんな目印も。




林道を歩いて下山。意外と車通りが多い。

先週、竜喰谷に行こうと林道に進むが橋が崩壊。やむなく丹波川に転身した。
今回も下山の道が同じ林道だと思っていたので崩壊した橋の部分をどうクリアするか考えていた。
しかしアスファルトで整備された道を進むと青梅街道へぶつかる。

崩壊した橋手前のフェンスよりすぐ上の道を入れば良かったようだ。


突っ込まなくて正解だったと思う。CLナイス判断。



心の中でCLが3週連続丹波川に行ってる(笑)ってバカにしているが、そーゆー私も2週連続。
登攀要素の強い沢よりも、泳ぎやヘツリ好きな私も3週連続で行っても満足してしまうだろう。
翌日誘われても行ってしまうかもしれない。

1日中無駄にへつったり、泳ぎながら大いに水と戯れた。悔いの残るのが第2ゴルジュが突破出来なかったことだ。丹波川のみも良いが、やはり1日楽しむには継続遡行がベターだろう。足ヒレやシュノーケルを使って突破したパーティーもいたそうだが、私はクロールの特訓を積んで物に頼らず挑みたい。ただしライフジャケットは使うかも(゜-゜)