2019年4月21日 宝剣岳中央稜

日付 2019/4/21(日) 天候 曇り 参加 阿久津(CL)(投稿)、海保

昨年、同ルートを登攀した際にA0、A1で登攀したことが悔いとして残っていた中央稜に再チャレンジをしてきました。
結果としてオールフリーで抜けることが出来てスッキリした結果になりました。



<登攀内容>
1p:阿久津
2p:海保さん
3p:阿久津
4p:海保さん

ルートの状況は下記の通りです。
1p目が沢状態で泥まみれになり、花崗岩を気持ちよく登りに来たはずなのに...と思う出だしでした。


2p目は海保さんが楽しく登れそうなルート選びなが快適に登っていました。


3p目は、前回登攀時に離陸するのに苦労した凹角フェースでしたが今回は積雪が手伝ったのと、ドラツーでバイルを引っ掛けて登れたことで簡単にクリアできました。名物オケラクラックは前回アイゼンが決まらず苦戦した記憶で苦戦するかと思いましたが、丁寧に登ると思った以上に寝ているので快適に楽しく登れました。

4p目は雪稜でしたが雪が腐っていてナイフリッジが個人的には一番の核心でした。



当初はコンディションが悪いとロープウェイギリギリまで時間が掛かるか心配していましたが、コンディションに恵まれ終わってみれば13:30のロープウェイに乗ることができました。宝剣岳は全体的にルートが短いですが取り組んでみたい課題はあるので、来シーズンに時間を作ってチャレンジしようと思いました。

海保さん、一緒に登攀して頂きましてありがとうございました。

2019/04/13 焼岳 下堀沢スキー

日付 2019/04/13(土) 天候 快晴 参加 忍足(投稿)


もくもくと煙をあげる焼岳から滑降は、以前から非常に気になっていました。

日帰りで4月前半まで適期。前数日間積雪があり、前日より天気が安定、当日高気圧が張出すお天気予報でした。また10年以上前に母親と夏に登った山で、懐かしさも後押しして出発を決めました。



行程:3/13() 230藤沢市自宅出発-600中の湯温泉旅館駐車場-6:50登山口-1015焼岳南峰-1130山頂より滑走開始-1200河原手前-12:20-1330中の湯温泉旅館



中の湯温泉旅館様駐車場で受付、準備をのそのそと済ませる。
旅館脇より少し林間を行き、縁石脇から登山口にはいる。尾根へのとりつきは急斜で適当にジグザグと登る。ズリズリとスライドしながら格好悪く1時間ほど行くと、ようやく斜度が落ち、落ち着いて林間を歩けた。手袋を落とすなどハプニングがあったが、この日はすべてが好転、親切な方に拾っていただく。暫く林間の雪上ハイクを楽しむと、本日のお山、焼岳の南峰・北峰がそろって見えてきた。


雪ばっちりついてる!山頂からも滑れそうだし、両峰のコルからも大きく広い素晴らしいバーンが見える。眼下を見下ろし、目指す下堀沢はあれかな、ずいぶん狭いな、雪があるかな、大丈夫かなと心配になりながら登る。


まだ冬毛の雷鳥さんが「はい、山頂はあちらです」と風見鶏ごとく南峰を指すので、癒しパワーを充電し、てっぺんから滑ると絶対爽快よね!と先へ進む。


最後の登り手前でアイゼンを装着、スキーを担ぎ、気温が上がり緩んだ雪上をとぼとぼと前の若い単独登山者の後に足を重ねひたすら登ると、山頂。



無風、360度のパノラマ、雪白の穂高連峰と岩灰の槍ヶ岳が濃い青空に映え美しい。久々に北アルプスへ好条件で来訪できた充実感に浸り、のんびりと1時間ほど焼岳を堪能。


スキーパーティ1組が坂巻温泉から中堀沢狙いで同沢を登ってこられたが、中堀沢は安全でないことから下堀沢を滑るとのこと。下堀沢の入り口や状態が心配で心細かったので、こそっと後ろから滑ることをご了承いただく。


さて、お待ちかねの滑走!山頂から登ってきた斜面から下堀沢へ吸い込まれるように滑る。



沢は入ってみると明るくて全く圧迫感がなく、狭さは感じない。カーブあり天然のハーフパイプ、雪質は下るに従い重くはなるが滑らかで恍惚の間に河原手前についてしまった。沢を登り返してもう一回滑っても良いのかな、、素晴らしく楽しい。




シールを付け大正池端の橋まで歩き、ザックに忍ばせていたスニーカに履替えて、スキーを担ぎトンネル抜け、中の湯へ。この日何度目の幸運だろう、旅館へのゲートでマイクロバスに便乗させてもらえ、ここでもあっという間に駐車場へ。貸切で湯につかり、帰途につきました。よきかな~。




GW北アルプススキー山行に向け、体力・技術に不安は残りますが、とても良いステップを刻むことができました。日程調整を含み助けていただいた方々に深く感謝いたします。



※中の湯温泉旅館様駐車場は、要予約です。満車で予約のない方はお断りされることもあるようです。
※沢では下部で縁石を一度巻きました。

4/13-14/2019 五竜岳東面 GⅡ中央稜


【メンバー】
宮崎(CL)  塚越  竹沢  渡邉  安波  武藤信
長野(写真)  落合(投稿)

【行程】
4/13(土)快晴
地蔵の頭→9:00幕営地12:30

4/14(日)曇り時々晴れのち小雪のち小雨
幕営地4:00→取付き6:30→GⅡの頭9:00→五竜岳9:30


『五竜岳山頂にて』

大人数での山行を心待ちに4/13まで人知れずカウントダウンしていた。当日は朝から快晴で腕まくりをして遠見尾根を登っていたら、後から腕や顔が大変なことになってしまった。途中で海外のBCスキーヤーに笑顔で「Hi, very fast! ha ha!」と亀の歩みの私に軽くAmerican jokeを飛ばしてきたけど、病み上がり+寝不足+暑い+時々踏み抜く=very fastな筈もなく上手く返せなかった。


『笑顔が素敵』


雪山でのテン場づくりの経験が浅いことを知ってか知らずか、踏み固めた後にゴロゴロと人間ローリングして雪を平らにならすんだよ~、やってみなよ~とダブルTさんに教わるが、そんな悪い大人たちの罠には引っ掛からなかった。




信さんが宴会会場をつくって下さり、日が高いうちから宴会スタート。武田菱や日本海、八ヶ岳までよく見渡せた。景色をつまみに男性陣のお酒が進み会話も弾む。とても楽しい、心地よいひとときだった。寒くなってきたところでテントに移動。キムチ鍋やお水作りをしていたら何だかんだで就寝時間が21時を回っていた。
翌朝は2時起床。後からみんなに聞いた話しによると、直ぐには起きずに少し寝たふりをしていたとのこと。かく言う私も眠すぎて暫く寝たふりをしておりました。




塚越さん・竹沢さんペアはG0、長野さん・信さん、宮崎さん・落合はGⅡ中央稜に向けて4時過ぎに出発。渡邉さんと安波さんは一般道で五竜へ。白岳沢にはデブリの跡、上方には巨大ブロックがあった。昨日気温が上昇していたこともあり、いつ雪崩れてもおかしかくない状況の中をトラバース。最終的に6人でGⅡ中央稜に行くことになりルンゼを詰める。雪壁に長い亀裂が入っており先を急ぐ。ラッセルがきつかった...。末端壁に取り付きを見つけたが、そのままルンゼを詰めて1P分標高を稼いだ。




長野さん・竹沢さん
塚越さん・落合
宮崎さん・信さんペアで登攀開始。

ブッシュがあると厄介だねなんて話していたがブッシュは出てこず。1番の核心は1P目だったと塚越さん。数日前に降雪があり、登ろうとすればするほど足元の雪は崩れ蟻地獄状態。そんな中を諸先輩方は物ともせず登攀していく。竹沢さんに登り方を教わるが全く歯が立たず、這松を掴んで這い上がりながら登っていく。私もいつか諸先輩方のように何処でも難なく登れるようになりたい、と感じた場面だった。




2P目はコンテで、塚越さんのご厚意で私がトップで行かせていただく。ここもまた雪質が軟らかく、なかなか乗っ越せない。右側は雪庇になっており進む方向に目星をつけた。真っ白い雪の中に自分だけの足跡を1番につけるのは初めてで、わくわくしながら雪稜を歩いていたら「まず全体を見渡せる位置でライン取りをするんだよ。」と竹沢さんが教えて下さりながら呆気なく、そして普通に追い抜かれた(笑)


『竹沢さんに追い抜かれる』


ラストはロープを仕舞いガレ場と雪稜を登る。GⅡの頭直下で、宮崎さんと長野さんが雷鳥の番いを発見!!雄は換羽し始めていたが、雌は純白の羽毛に覆われとても可愛いらしかった。

『雷鳥と落合』

『山頂直下にて。先を行く仲間たち』


五竜岳山頂で渡邉さんと安波さんに合流。今日は昼前から天気が崩れる予報で、山頂で暫く休憩を取った後で雪がちらつき始めた。テン場に着くとカラスがテントを荒らしたハプニングがあった。また3名が謎の下痢に見舞われたが、無事に?下山できた。また機会を作って大人数で行きたいです。皆様今回もありがとうございました。





H31.4.7 丹沢 セドノ沢左俣 沢登り

日付 2019/4/7(日)  天候 晴れ  参加 武藤(ノブ)、長野、濱野(CL・投稿) 、全員(写真)

先月、新人同士で行った沢登りの入門編の水無川本谷。そこからのステップアップとして選んでのが、セドノ沢左俣。

今回は新人ではあるが経験豊富な長野さんを加え、ハーケンの打ち込み・回収の
練習も企てる。

計画段階で、ノブさんが「昼飯はホットサンド作るから!」。
おぉ~! うまそ~!! 期待が膨らむ。

丹沢手前のコンビニに立ち寄る。飲み物を選びつつ、昼飯は「ホットサンド」だから
行動食も控えめにしよっかな、などと思案していると「サンドイッチ買ってね!」
ノブさんが言う。
「えっ、ホットサンドじゃないの?」
長野・濱野は戸惑う。なんとなく想像がつく。
「だったらそのままサンドイッチで食べるよ・・・」
ノブさんは譲らない。「バターは俺が買うから」と。しょうがない。
たまには言うことを聞いてあげよう。僕と長野さんは大人の対応を取る。

さて、戸沢に着き準備を整え8:00出発。

堰堤を越え、しばらく川沿いを歩き、水無川F1に。

今冬は暖冬で降雪量も少ない為、去年の今頃と比べ水量も少なく感じる
的にベテラン風なくだりでブログを書きたいが、ここに来るのは初めて。
なんで、良くわかりません・・・

セドノ沢入り口。

セドノ沢F1。
左の鎖を遠慮なく使う 
 
F2。


セドノ沢 左俣・右俣の分岐。
 
F〇〇              どれがF〇か分からなくなってくる・・・
                  F〇子・F〇雄  ノブ(僕)、ドラエモン♪ 

      組体操「くも」

F5     左俣大滝10m。右壁から長野さんがリードする。


F7     中盤の核心部、10m滝の下で、ハーケンの打ち込み練習。
      ノブアルパインスナップを効かせて打ち込むんだよ!」と指導してくださる。
        ※初めて聞く言葉。ネットで調べても出てきません・・・・ 
               

長野さんが1P目にハーケンを打つ。
        

   無事F7を登り、書作新道を越えると、あとは徐々に涸れゆく沢を詰める。
   適当な所でガレた急斜面を右に詰め尾根に出る。少し歩いて新大日付近の表尾根に
   到着。
尾根を駆け抜け抜けるノブエモン。


新大日に着き昼休憩。
ノブエモンのポケットから「ホットサンドメーカー♪」。
そのままでも美味しそうなサンドイッチを仕方なくホットサンドメーカーに・・・
                     数分後に奇跡が起こる。

うっ、うまそうだ‼   
            ノブエモンの「召し上がれ♥」的な笑みと長野さんの溢れる笑顔。
                       そして、触れ合う手と手。
            二人にとって特別な気持ちが芽生えた瞬間に立ち会えた事に感謝。
                     
二人の将来を、空のかなたに見据えています。                         心から、おめでとう♪ 
            帰路は二人仲良く手をつなぎ、政次郎尾根から戸沢へ下山。
    
            
               最後に、武藤会長から教えて頂いたモミソ岩を偵察。

一仕事終えた、男の背中。※腹には四次元ポケットあります・・・
                    そして、助手席には新しい彼氏♥

     穏やかな天候の中、新人のみで適度な緊張感を持ちながら、あーだこーだ
     言いながら、ハーケンの練習も行え、充実した山行となりました。
     
     開始から下山まで、のんびり行って4時間。滝を全て直登しても濡れて足首まで。
     日曜日にも関わらず他パーティやヒルに会う事もなく、初心者の僕にとっては
     ありがたいルートでした。
                    皆さま、ありがとうございました。
                                            
                                                     以上

   



2019年 4月6日 谷川岳 芝倉沢 

日付 2019/4/6日(土) 天候 晴れ 参加 (CL)(投稿) 相原、塚越、竹沢、中村
今シーズンはゲレンデばっかで山に滑りにいけず困っており、谷川岳の芝倉沢を計画すると先輩方が参加してくれて4名でいってきました。 3名スキーで自分だけボード。最初は万太郎谷を滑り1200m付近で一ノ倉岳に繋がる尾根を登り返し芝倉沢を滑る予定だったが、万太郎谷の上部はブッシュだらけであり芝倉沢のみ滑走に変更する。
(写真は芝倉沢上部の滑走)
7時の天神平ロープウェイに乗りこみ個々のギアの話しになるとメンバーの1人のスキーブーツは20年以上前でありスキー板も一昔前の物らしい、、、心配だ~
天神平スキー場からハイク途中、壊れたスキー靴の部品が落ちている、、案の定20年物の靴の部品だった、途中ストックもぶっ壊れて最後までてんやわんやだった。けれど山行終了までなんとか持ってくれてよかった。
スキー場から谷川岳を越えて一ノ倉岳まで向かう。風は強いが特に稜線上に危険個所もなく11時くらいには到着。
谷川岳山頂にて
先月登った3スラがよく見える
一ノ倉岳から芝倉沢を見下ろす。
各自好きなラインを選び滑っていく。
滑走はうちらのみで貸し切りだった。
デブリの真ん中で休憩するのはやめましょう(笑)
湯檜曽川付近まで滑った後は湯檜曽川沿いに土合方面まで進み終了~
初めて会のメンバーで滑りに来れて楽しかった~今シーズンもう1回くらいどこか滑りに行きたいと思いながら帰路につきました。