参加 武藤(CL)、冨澤、長野、濱野(投稿)
本来は五竜岳のバリエーション予定でしたが、天候悪化の予報から武藤CLの
判断にて、八ヶ岳への転進となる。
湘南地方を早朝に出発。昼前には赤岳鉱泉へ到着。時間もある為、テントを
設営し、ジョウゴ沢のF1にて、プチアイスをいただく。
14:00 居酒屋が開店。鉱泉でもお酒が買える為、酒がすすむ。
夕飯は長野シェフによるユッケジャンクッパ。次から次へと調味料を加え
慣れた手つきで仕上げていく。
でも時々こっそりレシピを見ていたのは知っているぞ。
聞けば、抱さんから伝授されたレシピだったそうな。
とっても美味しい夕飯をいただく。
プチアイスの食べ過ぎで冷えた身体が温まり、21:00頃には睡魔のお出迎えzzz
その後の記憶が無い為、以下、長野さんに報告を依頼する。
…というわけで、宴の夜は更けていき、武藤さんもいつになく酔いがまわり、濱野さんの肩を組んで、“あしたは、いっしょにパートナーをくむからよぉ○♪×▽×”などといつになく酒極まり呂律が不確かただ。
朝ごはんのラーメンを食べる段階で濱野さんの体調が思わしくないようだ。頭痛と気持ち悪さで今日の赤岳主稜はキャンセルすることになった。
私たち3人で6時過ぎに赤岳鉱泉を出発する。アプローチの樹林帯は汗ばむくらいだったが、取り付きへの尾根に上がると風が吹き付けてきて、さすがに寒くなってくる。周囲はガスっており、取り付きの岩塊が見えず、トラバースする場所を少し迷うが、視界がぼんやりと見える間隙を縫い8時半頃取り付きに到着する。
今回は3人だが、冨澤さんと長野で交代で登らせてくれるとのことで、“じゃーんけーんホイ!” … うぅ。冨澤さんが勝って嬉々として1ピッチ目をスタートさせる。ここも雪のつき方で渋くもなるとのことだが、この日は十分に雪で埋まっており、軽々と超えていった。
その後は掛け替えでリードを順番に交代していく。緩傾斜の綾をどんどん高度をあげていくのが気持ちよく、途中で雲が払われ視界も広がっていく。
上部岩綾部ではリードの順番が巡ってきて登らせてもらう。稜線に乗り上げる岩場で少し左寄りの壁を登るが、右寄りのチムニー部(?)の方が登り易かったようだ。
そこからは50mいっぱいまで伸ばしてから、コンテで登っていく。最後はロープをしまって登るとそこが赤岳山頂だった。11時半だった。
ここは私は何年も前に来たが天候で断念させられたし、冨澤さんも冬季は初めてとのことだったので、宿題を終えられて充足感をしばし味わう。
さてさて、下りながら明日はどうしようかと話しつつも、みんなテントに残して来た濱野さんの体調を心配していた。もしも熱とかがあればすぐに下山せざるを得ない。朝の様子だと、相当しんどそうだった。
果たして、濱野さんはテントの外で暖かな陽射しを一身に浴びて、にこにこと日向ぼっこをしていた。
(皆)え…
(皆)体調、大丈夫なんですか?
(濱野)だって気持ちいいんだもん
(濱野の心)テントキーパー中に赤岳鉱泉で缶ビール買って飲んだ事は
黙っておこう・・・
(皆)なるほど確かに。。
(皆)って、ただの二日酔いかいっ!
というわけで、もちろん二日酔いは迎え酒で制すのが決まりで、この日も昼から居酒屋が開店し、武藤隊長が思い出ごとボトルキープされていたにごり酒をじゃぶじゃぶ振舞ってくれ、再び酩酊におちていく。
長野さん、空白の時間を埋めて下さりありがとうございます!
武藤さんから頂いた、にごったお薬を飲み、記憶の戻った濱野が、以下ご報告を再開致します
14:00頃 皆と僕の記憶が戻ってくる。居酒屋が開店した。
つまみと酒であっという間に時間が過ぎる。
今夜も長野シェフが腕を振るう塩ちゃんこ。自宅での定番メニューと言うだけあって
これまたウマイ!
明日は石尊稜。
4:00起きに備え、酒も控えめに就寝。
6:15鉱泉を出発し、8:15石尊稜の取り付きに。
冨澤・長野、武藤・濱野で組み登攀開始。
下部・上部岩壁共にリードする勇気はありませんでしたが、初日のプチアイスでバイルの使い方に少し慣れたおかげで思っていたより順調に登れました。
↑
僕ではありません・・・武藤さんです
冨澤・長野組も滞りなく登っておりました。
12:15 石尊峰に到着。天気は回復せず風も冷たく、寒い登攀でしたが
充実した山行となりました。
帰りは地蔵尾根をビビりながら(僕だけ)降り、無事下山となりました。
昨年4月に入会し、右も左も分からなかった自分が、翌年3月に
冬季登攀をしているとは思ってもいませんでした。
ひとえに、諸先輩をはじめ会の皆様のお陰だな、と感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さま、ありがとうございました。
長野さん、美味しいご飯とブログフォロー
ありがとうございました!
以上