2015年12月26日 黒戸尾根〜甲斐駒ケ岳(日帰りピストン)

天候:晴れ 参加:早川,永田(投稿

アルバム:https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/20151226

行程:12/25 湘南出発(21:00) →駒ケ岳神社着(23:00) 車中泊

   12/26 入山(6:30) 五合目小屋跡(10:10)  七丈小屋(10:50)  山頂(13:00)
      → 下山開始(13:10) 七条小屋(14:10)  駒ケ岳神社(17:10)

ヤマテンによると,26日の甲斐駒は西風25m。午前中は霧に包まれており午後から雪,夜から27日午前中にかけて暴風雪になるとの予報。出発日の20時,早川さん宅前で緊急会議が開かれた。本当に行くのか中止するのか,木曽駒や男体山などの別案も出される中,「ダメそうならその時に撤退すればいい。とりあえず黒戸尾根に行こう!」との意見でまとまった。


途中コンビニで酒や食料を買い込み,23時に駒ケ岳神社到着。1時間ほど酒盛りした後,寝袋を広げて眠りについた。

6:30駐車場を後にする。空はまだ薄暗く,冷たい空気が肌に突き刺さる。まずは駒ケ岳神社で安全祈願をし,6:45入山した(写真左が小生,右が早川さん)。

9:20刃渡り通過。いまでこそ鎖があるから笑顔でいられるが,鎖がなかった時代はさぞかし怖かったことだろう。

10:10五合目小屋跡地に到着。このときの気温は氷点下であり,小生のペットボトル水は凍り始めていた。とは言え行動していると汗が止まらなくなるため,頻回な着替えが要求される。なお,この直後に急登ハシゴ地帯が始まる。
11:00七丈小屋に到着。出発からまだ4時間半しか経っておらず,なかなかのハイペースである。伊三雄さんからはこの先2時間と聞いているため,山頂到達は13時ということになる。午後から雪になると予報するヤマテンを信じるならば,一刻も早くピークハントする必要がある。
七丈小屋を過ぎて雪は深まるが,しっかりとした踏み跡がついているため困ることはない。にもかかわらず,あえて道を外してラッセルしたがるツワモノもいる。しかも,息があがってひーひー言いながら踏み跡を進む小生の横を,同じスピードでラッセルしていくのだから…。

13:00ピークハント。天気予報は大ハズレである。10m/sほどのそよ風と,最高の青空のもとで山頂を踏むことができたのは何よりである(写真左が早川さん,右が小生)。
ここで一服したいのは山々だが,できるだけ早めに下山するためにも,写真撮影を早々に済ませて,ひとまず七丈小屋まで降りる方針とした。


13:50 七丈小屋に戻り,遅い昼食をとっていると,塚越さん,渡邊さん,宮崎さん,穴井さんパーティが姿を現した。今夜七丈小屋で一泊して明日黄蓮谷に入るとのことである。その後の暴風雪がどのように影響するかが心配されるところだ。
それにしても,毎週いくつかの計画が個別にたてられ,自分が加わりたい山行を選んで参加できるというのも茅ヶ崎山岳会のすごいところである。この週末も,少なくとも4つの計画が動いていたのだから。

17:20車に戻った時にはすでに真っ暗闇の中であった。このあと甲府にてラーメンをすすり帰路についた。

なお,この日立ち寄ったのは,小生行きつけの吉田うどん屋の店。ここが提供する魚介系手打ちラーメンは絶品である。チャンスがあったら是非ご賞味いただきたい。

2015年12月18-20日 八ヶ岳裏同心ルンゼ・小同心クラック・峰の松目沢

日付 2015/12/18(金)~20(日) 天候 晴れ 参加 宮崎(CL)、重盛、穴井(投稿)

アルバム:https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/2015121820

行程:12/18 茅ヶ崎(5:30)→美濃戸口(8:30)→赤岳鉱泉(10:30)→裏同心沢F1(12:30)→F5(13:45)→赤岳鉱泉(15:30)
    12/19 赤岳鉱泉(6:30)→小同心クラック取り付き(8:30)→小同心の頭(11:30)→横岳頂上(12:30)→硫黄岳(13:50)→赤岳鉱泉(15:00)
    12/20 赤岳鉱泉(6:15)→峰の松目沢F1(7:45)→F8(10:10)→同ルート下降→美濃口(13:50)→茅ヶ崎(17:30)


甲斐駒ケ岳の黄連谷右俣を計画していたが、直前の暖気により計画を変更し八ヶ岳へ。2泊3日で天気にも恵まれ、アイスにバリエーション、楽しんできました。


          

12/18 直前での計画変更となったため、初日はのんびり裏同心ルンゼへ。



裏同心F1。今年初アイスの重盛さんは緊張気味。ロープを出して足慣らしを。



F2はナメが3段続く。フリーで快適に登れた。


上部の抜けはやや傾斜がある為、ロープを出す。ぺツルのスクリューはやっぱり良いと連呼する宮崎さんリードで。


3人で交互にリードと決めて登る。F3は重盛さんリード。


雲一つなく無風の八ヶ岳。暖かく快適でした。


F4は傾斜ゆるいナメ状。奥に見えるF5を抜けると登攀は終了となる。ここまで先行・後続パーティーとも見当たらず、貸切のアイスを楽しむ。




F4は好きなルートをフリーで。


F5はリードさせてもらう。なるべく傾斜の強いルートを選ぼうとするが、ついつい弱点に吸い寄せられてしまう。。


某D登山用品店で研いでもらったとの宮崎さんバイルは『サクッ!サクッ!!』と心地よい音を立てながら、リズムよく振り下ろされていく。道具の手入れは大切だと痛感。
抜けのF6枯れ滝で小休止とした。



右手の大同心基部をトラバースし、大同心稜から下降する。トレースがしっかりしているので、難なく下降できるが、トレース無かったり、ガスったりで視界不良時は迷い尾根あり、注意が必要らしい。


下降点からは翌日に登った小同心クラックを確認できた。




12/19 翌朝は前日に下降した大同心稜を登り返し小同心の取り付きへ。雪がちらつき風もあり寒かった。


小同心クラック取り付きへ。寒さに震えながら準備を始めると後続パーティが続々と上がってきた。



急いで登る準備を整え、1ピッチ目は重盛さんリード。正面チムニー状の中間点でピッチを切り、2ピッチで中間のテラスへ出る。


2ピッチ目は宮崎さんリード。傾斜が強く直上気味だがクラックというよりチムニー状であり、ホールドも豊富で、思い切り登れた。



 3ピッチ目をリードさせてもらう。20mほどで3ピッチ目中間のレッジへ出る。トポ通り、ここからの15mは右上のフェースと直上クラックに分岐しており、直上することに。ザックを背負った状態では出だしが被り気味で狭かったが、身を乗り出して乗り越すとあとは快適でした。


3ピッチ目抜けから、登ってきたルートを振り返る


 4ピッチ目は草付きから小同心の頭へ。



上に抜けた頃にはガスもとれ、晴れ渡っていました。



小同心の頭でロープを解き、気持ちの良いリッジを歩く。横岳頂上直下の岩壁基部から左にトラバースも出来たが、直登ルート(2ピッチ)がどうも気になる。せっかくなら直上して登りたい。自分がリードするのでと2人にお願いし付き合ってもらった。



最終ピッチは1箇所悪いところがあり、強風が吹き付けるが、贅沢な景色に寒さも忘れて楽しめました


12:30 横岳からの展望もバッチリ。頂上で小休止を取り、地蔵尾根から下降の予定であったが、縦走組と合流できるかもしれないとのことで、硫黄岳を経由して反時計回りで降りることに。



硫黄岳山荘の手前で前方から4人パーティを確認。狙い通り合流できました。
縦走組は赤岳展望荘での小屋泊とのことでした。コタツにホットカーペット付きとは、、夏に1度しか小屋に泊まったことがない僕にとっては、羨ましい限り。






12/20 南沢大滝は混んでいるかもしれないとのことで、3人とも気になっていた峰の松目沢へ。
前日はF1の状態がよくないとのことであったが、晩の冷え込みを期待して行けるところまでいってみることに。鉱泉のテント・荷物を撤収し、沢の出会いに荷物をデポした。
F1はナメが続く。



F2は上部が傾斜強かったが、日が昇ると急に暖かくなり、薄氷に表面は流水も。とにかくフリーで抜け先を急ぐ。



氷が柔くアイゼンはバッチリ効く状態でした。


F3で先行パーティーに追いつきしばし休憩。上部の抜けは水しぶきあり今にも剥がれ落ちそうでしたが、楽しめました。右岸から巻きも可能。


いくつかの小滝を越えると右岸に岩小舎のあるF7へ。登っているそばから氷が剥がれ落ち始めていたが、傾斜はゆるく、まだ何とか登れた。


薄氷の上にそっと足を乗せて登る。



F7を抜けるとまた幾つかの小滝・ナメが続く。赤岳・阿弥陀をバックに静かなルートを満喫しました。



2時間半ほどで最終F8に着く。まだまだ氷結しておらず、登れませんでしたが、登れる時期にまた来たいと思わせてくれるには十分な見応え満点の滝でした。


F8からは同ルート下降し、美濃戸口まで下山することとした。下降時には殆ど溶けてしまい登れない状態になっていましたが、次来るときには峰の松目から硫黄岳まで抜けるのも面白いかも。

3日間とも快晴で満喫できた山行となった。お2人とも有難うございました。






2015/12/19-20 黒戸尾根~甲斐駒ケ岳登頂

天候:晴天 メンバー:伊三雄(投稿)

 

【行程】
12/19 
藤沢(車利用)3:00⇒圏央道⇒中央道長坂ICから県道606号、614号⇒5:30駒ケ岳神社市営駐車場6:00 ~ 笹の平分岐~刃渡り~10:30五合目小屋跡~11:30七丈小屋【泊】
12/20
七丈小屋5:00~6:55甲斐駒ケ岳山頂7:05~8:00七丈小屋8:30~五合目小屋跡~刃渡り~ 笹の平分岐~12:15駒ケ岳神社市営駐車⇒下山

黄蓮谷チームがキャンセルとなり一人での甲斐駒ケ岳アタックとなった。
もともと一人でも行くつもりだったので、のんびりと周りの景色を楽しみながら登ることができた。
ただ、絶好の写真日和だったのにカメラの電池切れで写真を撮ることができず、携帯電話での写真、しかも、携帯電話も途中で電池切れになり頂上での写真を撮ることができなかった。

駐車場を6:00に出発し11:30に小屋に着いた。意外と早くついてビックリ!
七丈小屋はストーブが常時ついていてぽかぽか布団付でしかも、お汁粉、インスタントコーヒー、ジュースがついて4600円です。かなり早い時間についてしまったので2時間ほで仮眠し、14時頃から持参したお酒とおつまみで時間をつぶしました。

最初、すいていた小屋も夕方になり黄蓮谷や岩登りを終えた人たちも小屋に入り、満室状態でした。

黄蓮谷は、ボウズの滝は氷結しておらず高巻きしたと言っていました。それ以外は何とか登れる状態のようです。昨日、登った人の話だと抜け口のラッセルに苦労したといっていました。
小屋のおじさんの話だと先週の金曜日に雪が降った影響ではないかと言っていました。
僕も15年以上前に黄蓮谷に入っていますが、右の抜け口は吹き溜まりになっているので雪が降らなくてもラッセルになる可能性はあると思います。
僕のときも腰上のラッセルで最後の詰めはかなり苦労しました。

黄蓮谷の左は、氷結状態が悪くかなり厳しいようです。
本来の黄蓮谷の楽しさが味わえるかわかりませんが、ぜひアタックしてください。
ただ、今週中に雪が降った場合は、雪崩の危険があるので注意してください。


刃渡りです。
天気もよく、気持ちがよかったです。













初めて、利用しました。
快適です。
小屋泊まりもなかなかよいですね!











広々として常時ストーブがついていた暖かく快適です。









携帯電話で撮っているのであまり移りがよくありませんが、すっごく綺麗でした。
この後頂上直下でご来光とその横に富士山が見えて最高でした。
写真が撮りたかった!!







凍傷後の指は、思った以上に痛かったけどやっぱり雪山はいいですね!
当分、指を保護しながらぼちぼちと雪山に行きたいと思います。


八ヶ岳 広河原沢 クリスマスルンゼアイス 3ルンゼ~阿弥陀岳

日付 2015/12/12~13(土、日) 天候 12日曇り13日曇りのち小雪 参加 (CL)塚越、宮崎、久野、渡邉穴井(初日のみ参加)(投稿) 相原
12月12日13日の二日間に八ヶ岳広河原沢へアイスクライミングへいってきた。前日に12月とは思えない20度を超える陽気であり、氷結状態が心配の中、さらにリーダーはジャケット上下を忘れてしまう(笑)とりあえず広河原沢の二俣へテントを張りその後クリスマスルンゼへ


沢をつめるもほとんど凍っておらず、昨日の高温と雨の為、
沢登り状態が続く。モチベーションが下がりつつもなんとか
目的地のクリスマスルンゼへ
なんとか凍ってました。ここでまたリーダーはアイゼンを忘れてしまう(笑)
状態はあまりよくなかったですが、我々の貸切であり、日没まで楽しむ。
翌日は3ルンゼをつめ阿弥陀岳へ登頂の為、4時に起床し6時出発。
2400m付近までは小滝などが薄く凍っており、途中の大滝は高巻いていった。
2500m越えたあたりから一気に冬山モードに、上部は右俣をつめ、今回の核心の滝を登る。
塚越さんのリード
3ルンゼを登りきると南稜のP3へ出る。
P3はベルグラで状態でやや悪かった。2ピッチで上部へ
13時30分山頂到着。下山は中尾根を下山しテンバへ16時前には下山する。
今回私はアイスが初めてでありましたが、足をひっぱらずになんとかがんばれたかな?
みなさんお疲れ様でした。