日付 2010/2/13~14
天候 晴れ
参加 塚越 簑島 高橋
投稿 簑島
13日(土) 美濃戸~美濃戸口~南沢小滝~大滝~行者小屋
14日(日) 行者小屋~赤岳鉱泉~ジョウゴ沢~硫黄岳~行者小屋
コメント
始めてのアイスクライミングなので楽しみでもあり緊張もあったが後日談としては全身運動でかなり疲れるがとても面白く是非又チャレンジしてみたい。 前泊が都合で間に合わなくなったので翌朝6時出発となった。 赤岳鉱泉にはお昼頃着のつもりだったが時間的に中途半端なのでテント場に付く前に行者小屋経由で南沢大滝、小滝でウォーミングアップをする事になった。始めに南沢の小滝に到着、他のパーティが既に登り終えた後らしい 凍った滝を見るのは始めてでは無いが登るなんて今まで考えた事がなかった。小滝と言へども滝が綺麗に氷の固まりになっている 本当に登れるのかかなり不安になってきた。準備を整えリーダーが説明をしながら簡単そうに登っていく 「腕が張るから、バイルのリーシュをぶら下がれる長さに調整した方が良い」と言われたが自宅にて調整してきたつもりだったが実際やってみるとぜんぜん合っていない なるほど腕が張るので確かにぶら下がって腕に掛かる力をバイルに預けた方が休める。 さすがに右腕は利き腕なので思った所にバイルを打ち込めるが左腕は思った所に刺さらない。おまけにワンタッチアイゼンも馴れていないので外れたりもして大変危険だった。
次の大滝は長いし見た目より難しかったがムキになって何度もバイルを打ち込みアイゼンの前爪を蹴りこみ、ついに腕や袋ハギがパンパンになってしまい体力不足のせいか身体的疲労に襲われて南沢から行者小屋へ向かう登りでついにバテてしまった。赤岳鉱泉に行くには時間的に無理なのでその日は行者小屋のテン場にて宿泊となる。 スミマセン遅れてテン場に着くと既にテントの設営は終わっていて 全く面目次第もありませんでした。
翌朝は晴天なり雲一つ無い程空が綺麗だ いざジョウゴ沢に向かう F1はまだ完全に凍り付いていない感じだった。傾斜も緩いのでザイル無しで簡単に登り終えF2が見えてきたが氷が少なく登れずに左側から高捲きした。
続いてはナイアガラの滝にてのクライミング、昨日のウォーミングアップで筋肉痛になり既に太股がつってしまっていてナイアガラの滝では何度もフォールしてしまい挙げ句力尽きて登れず途中で降ろして貰った。残念、無念
ナイアガラの滝にてクライミングを終え硫黄岳に向けて再度出発 やや傾斜のある最後の滝を登り終え「稜線までタイムリミット1時間だ」とリーダーの檄が飛ぶ 高度が上がるに連れ息も上がり急斜面を2本のバイルを使いなんとかタイムリミット丁度で硫黄岳まで登り切った。頂上は若干風があったが思ったより冷たくは無かった。始めて谷から登って改めて八ヶ岳はスケールの大きい山だと感じた。谷も稜線も頂もすばらしい 感動の後下山開始、赤岳鉱泉から行者に向かう若干の登りでバテてしまいテン場につくころにはほとんどテントは片付いて、はたまた面目しだいもありませんでした。帰路は急ぎ足で美濃戸に着き渋滞なしで予定より早く自宅にたどり着きました。
次の日は全身筋肉痛で体の動きがギクシャクしていたが精神的には満足感が残りました。
メンバーの方々、ご指導ありがとうございました。 ご迷惑おかけしました。次回はもう少し体力をつけて挑みたいと思います。
写真 <アルバムのURL>