日付 2015/10/03(土)
天候 晴
参加 塚越(CL)、宮崎 (投稿)
塚越
Photo
Commnent 6:00展望台駐車場 6:50クインーズウェー取付(誤り) 7:30フリースピリッツ取付 9:40ウメボシ岩 11:40中央バンド 15:00南山稜 16:30駐車場
二宮を夜中2400に出発し途中で運転を代りつつ、予定どおり5時過ぎに展望台駐車場についた。 他に車無く本日は貸切の模様。
1日前の爆弾低気圧通過により増水気味の小滝川を膝上渡渉。 昨日は大増水だった様子で、もう半日減水が遅ければ渡渉できなかったであろう。
対岸から確認していたとおり大岩2~3個くらいを過ぎザレ場を登るとリングボルト2個発見。 ここから1ピッチ目取り付くも、濡れているのと残置全く無し3級にしては悪すぎる!!と思い 登っていると下から後続パーティが来た。
3人パーティのリーダーからここはクイーンズウェイ1ピッチ目と 言われ取り付き間違いと分かった。
結局気休めの潅木とカム1箇所取っただけで終了点に。そこから懸垂下降。
気を取り直して3人パーティに続き、フリースピリッツ1ピッチ目ザキミヤリードでスタート。
・1ピッチⅢ:こちらは草付が多いもの3級妥当。
・2,3ピッチⅣ-、5.8:屈曲するが先行パーティに続いて、2ピッチリンクさせて登る。プロテクションはけして良くなく カムも効かせづらい。ようやく陽も当たり始め岩は乾いてきたが強烈に暑くなってきた。
・4ピッチⅣ+:ザキミヤリードで下りトラバースをこなしバンド右上。
・5,6ピッチⅤ-、5.8:いよいよ核心の梅干し岩脇を通るピッチに突入。梅干し岩までの左上はそれほど悪くないが、続く凹角状は傾斜強く結構悪い。ピンも古いし落ちれない。
梅干し岩横に上がりようやく一息つくも右へのトラバースも悪い。一見してフリーで突破は悪そうなので 残置シュリンゲにぶら下ってのトラバースしてようやくビレイ点。
ザキミヤはテンション交じりで休みつつ 登った。ここで先行パーティに離されこの後、結局追いつくことはなかった。 ちなみに先行パーティーは空身で登り、「JADE」を懸垂で下降した。
・7ピッチ5.8:垂壁の凹角も続けてリード。ここら辺も妥当なグレードのピッチだったと思う。
・8ピッチⅣ+:ザキミヤリードでハングの切れ目を突破したあと、しばらくして、突然サッカーボール大の落石が有りあわてて避けた。先行パーティが中央バンドのザレ場から落としたものと考えていたが、よくよく聞くとザキミヤが落としたものだった。(この落石によりロープの外皮および芯が2本切れた。)
・9,10ピッチ5.7、Ⅱ:易しいフェースと中央バンドのザレ場だが、簡単な部分は数十mランナウト。
・11ピッチⅢ:ランペ右上をザキミヤがこなした。易しいのになぜか支点多数。
・12ピッチ5.7:フェースを超えた後右上し過ぎて、鷹の巣ハング下まで行き過ぎた。セカンドのザキミヤに途中から直進するよう修正しJADEのステンレスハンガーの終了点に。
・13ピッチⅣ:パノラマトラバースこなしようやく先が見えてきた。
・14ピッチ5.8:上部核心のフェースは支点豊富で思い切り登れた。
・15,16ピッチⅢ~Ⅳ:残り南山稜へのピッチをこなしようやく終了。
ロープをしまい乾杯後、15:15~下降開始。16:30車に戻った。・
藪の中の下降路
水道橋
2日目はクイーンズウェイを予定していたが、ロープ損傷また石灰岩特有の鋭利な部分でハーネスのゴム、またズボン擦り切れも発覚し戦意喪失、敗退と決めた。そうと決まれば糸魚川在住の会友一夫さんに連絡し、一夜の宿をお願いし山菜山行以来の旧交をあたためた。
翌日は天気予報が見事に外れ、糸魚川は早朝から本降りの雨。昨日登れたのはラッキーだったと納得。
「フォッサマグナミュージアム」見学後、能生のマリンパークで土産のカニを買って帰途についた。
※下降のポイント
1. 15~16ピッチは60mとルート図にはあるが、水道橋を見下ろせる南山稜までは100mくらいある。
2. 南山稜上でロープ外し、岩稜上を下降すると目印の松ノ木がある。
3. 松ノ木からは藪中の踏み後に入り、ほぼトラバース気味の下降開始、2ピッチ分のFIXロープに導かれ、その後はピンクテープが巻かれていた。
4. 枯れ沢に出てからはテープ無くなり、踏み後を辿ると黒い水道管が出てきてそれを辿り水道橋を渡る。
感想:フリースピリッツが特にそうなのかも知れないが、ミョウジはミズガキや錫状、海金剛に比べフリーのロングルートと言うより、ヤバイ系のアルパインルート。岩は脆いし、支点悪く、ルートは明瞭とは言い難い、決して快適 とは思えなかった。
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