谷川岳一ノ倉沢登攀

日付 2014/05/24~25 天候: 両日共晴れ 参加 武藤(CL)、水島、重盛、宮崎、阿久津(投稿:武藤)

今年初めての本チャンルートとして、谷川岳一ノ倉沢の烏帽子奥壁のルートにチャレンジした。
今回は、一ノ倉沢初デビューの宮崎さん、茅ヶ崎山岳会の期待のホープ阿久津君をメンバーに
加え、5名での山行となった。

土曜日の未明に湘南地方を出発、一路谷川岳ロープウェーイの駐車場を目指す。ほぼ予定通りの5時位に駐車場に到着し、荷物整理と共同装備を分担し、今夜の幕営地である一ノ倉沢出合を
目指す。登山指導センターに登山届を提出し、警備の警察官に挨拶をし、新緑の眩いマチガ沢を
経て6時半過ぎに到着する。

早速、今夜の宿泊サイトであるテントの設営を行う。ところが、M代表が、ない!ない!と慌てて
ザックをひっくり返してなにか重大な探し物をしている??
待てど探せど、テントの本体・フライは出てくるが、ポールが出てこない~なんとM会長がポールをお忘れになった様である。今夜はテントを被って寝る事になるのか?否か?またまた、登山指導
センターまで後退する事になるのか?覚悟を決めていると、M会長自ら工夫を凝らした茶巾テントが完成しました。寝るだけだから大丈夫だ~とのM会長の自己弁護のお言葉に納得した男性会員2名でした。

この間、女性陣は私たちのテントには入れないよ~と言わんばかりに、男性陣の不安な気持ちには触れないように、黙々と自分たちの宿営場所を整備しておりました。

なんとかテント?も建ち、クライミングに出発する間際になり、食当の阿久津君が冷やして置いた食材が流れてしまった~とアタフタして側溝を探しており、偶然に最終側溝の淵に食材が引っかかっており窮地を脱することが出来た。
皆の衆、クライミング後の今夜の居酒屋の開店に期待すること大であった。
装備を整え、GO、GO!

テールリッジまで、雪渓を滑らない様に登る。傾斜が無いので気を付けて歩けばアイゼンは不要。
フィックスを頼りにテールリッジ上に上がりひたすら烏帽子奥壁を目指す。

久しぶりのテールリッジが悪く感じる。初デビューのメンバーに事故が多発していることを認識して
もらい注意喚起を促す。
中央陵取り付きを通過して烏帽子奥壁基部をトラバースして南陵テラスを目指すが、濡れているのと、落石が破砕した砂利が山積しており気が抜けない~こんなに悪かったかな??
ビビリミットが効きピッチが上がらない。
ヒヤヒヤもんで、やっとのこと南陵テラスに無事に到着、一同ホットしました。それにしても、人の気配が全く感じられず、貸し切り状態の一ノ倉沢。
阿久津+武藤
水島+重盛+宮崎の組み合わせで、取り付く。特に難しいところもなく、1P、2P、3Pとロープを
順調に伸ばす。
最終ピッチが核心のガッチリした壁、少々濡れており嫌らしい感じだが、皆フリーで終了点へ
グレードはⅤ+くらいでしょうか?
終了点に皆集合して、協力して同ルート下降を開始する。落石を落とさないように注意して懸垂
下降を5Pで南陵テラスに降り立つ。
これから、取り付き時悪かったバンドを下るのかと思うと、気が滅入りビビリミットのスイッチが入る。とにかく、悪かった。。。。。。
やっとの思いで烏帽子奥壁基部からテールリッジを通過して安全圏である雪渓の上に立った時には正直ホットした。
足を滑らせながら雪渓の上を出合に向かっていると、一足先に到着した水島会長が険しい顔で
お出迎えとなりました。
会長自らなに?なに??  驚くなかれ、食料が食べられてしまった~との事?意味が理解出来ずにテント場に到着すると
こんな状態で、野菜類を除いて、バラ肉、ベーコン、ウインナー、味付け卵、焼きそばの麺、
バター、プリン云々が全て食べられてビニール袋だけが残っている状態でした。今夜と明日の食料が食い尽くされ、食当の阿久津君が途方にくれておりました。
群馬県のサルにやられたようです。たぶん単独犯では無く、複数匹の猿に食いつくされたのでは
ないのでしょうか?
各自が持ってきたつまみがあるので、とりあえず飲もうよ!との会長の一言ににより皆すぐに気を
取り直して、一の倉沢に乾杯となりました。
阿久津シェフがかじられなかった野菜をセレクトして野菜炒めを作ってもらい、美味しいと評判で
腹も満たし、夜も更けていきました。
翌朝の日曜日、インスタント味噌汁とスニッカーズ、お饅頭を朝食代わりに食べ、中央陵に向かう。
さすが日曜日、5時には数パーティーが雪渓を登って行っているのが解る。
 
昨日よりは天気が悪いような空模様だか、昼前後には出合に戻って来れる見込みのため、
あまり気にはならなかった。
本日の組み合わせは、重盛+阿久津、水島+宮崎+武藤で登る事になった。
3人パーティーでもピッチ毎にトップを変えて本番でのリード経験を付ける。
1P目、ピッチグレードⅣ級をザキミヤさんが安定した登りで順調にロープを伸ばしていく。先週の三つ峠の特訓と昨日の南陵登攀の成果か、ロープさばきも手早く的確に行い、着実に技量が付いて
いることが感じられた。
落石の恐れのあるピッチもあったが、皆注意を払い登っており、自らの落石の発生は無かったと
思う。高度感があるカンテを廻り込、スッキリしたフェイスからチムニーを経て上部のフェイスに
到達する。
これ以上は草付の登攀となるテラスを終了点として懸垂下降にとりかかる。
ロープ回収のトラブルが多発しているルートであるので、最新の注意を払い、下降ルートと支点を
選びながら下降を続ける。
幸いにしてロープが回収不能、登り返しになることはなかったが、気を遣う懸垂下降であった。
皆元気で出合に到着してお疲れ様でした。
 
テント場に戻ってきた所、写真のようなテープ張りがしてありました。(立ち入り禁止、立ち入り禁止)事件発生現場の規制ラインの様な感じ。。。
 
 
水上温泉で汗を流しサッパリして焼きカレーの大盛りを戴き、帰路に着きました。
達成感満載のクライミングでした~やはりアルパインは最高!!
 

2014/5/24-25 甲府幕岩 フリークライミング!





日付 2014/5/24(土)-5/25(日) 天候 快晴 参加  柴田、塚越、高橋、川嶋夫妻、岡田、安波(投稿) Photo Commnent

 甲府幕岩へフリークライミングに行ってまいりました!天候よし!テンションよし!もちろん装備も・・・よし!

 甲府幕岩へは、茅ヶ崎から約3時間のドライブ。だんだんブナの木が増えてきたら、目的地はもうすぐ(>w<)!新緑と木漏れ日の中の林道ドライブ♪運転もルンルンです(^^)♪

 しか~し!ここは土砂崩れやそのための通行止めもあるとのこと。行く際には道路状況の把握も必要のようです!確かに落石やら軽い土砂崩れがちらほら(^^;

 
 
 駐車場からのアプローチは5分くらい?これが足場悪いのだ(^^;ロープをガイドにガシガシ降りていきます。お手荷物はすべてザックへ!これ、必須!

 そしてお出迎えは・・・

 
 
                   


  柴田さん!もとい・・・木の鹿さん♪ここで写真を1枚!これ、甲府幕岩ステータス☆






  









 気持ちの良い5月の土曜日、岩場は大人の遠足状態(笑)





 


森の散歩道、山椒王国は比較的空いていたようで・・・



川嶋さん、アコナ(5.10a)でア~~~ップ!!!



川嶋(旦那)さん、アコナでど~~~ん(^^;敵討ちならず!でも2撃!?やったね(^3^)♪





柴田さん、高橋さんはメイプルの涙(5.10c)でアップ☆一撃らしく、さすがです(^^)b左のルートはてるやまもみじ(5.10a/b)★★らしいので、今度はトライ!






アップの後はランチタ~イム♪順番待ちかなぁ~(^^;




今年中に11クライマーを目指す川嶋さん!!!支えあう夫婦の絵をご堪能ください(笑)












岳でキョン(5.11c)ではまる塚越さんの図。でもでも、もち当日にRP!!!







高橋さんは12クライマーらしさを見せ、アフリカ象が好き(5.12a)へ!(写真は別パーティ)そして2時間宙吊りに!柴田さん、ビレイお疲れ様ですm(- -)m もちろんTO\(^-^)/





川嶋夫妻はメイプルの涙(5.10c)へトライしその後ご帰宅。今回は入れ違いで会えず(*_*)また次回遊びましょうね(^^)b
・・・・・柴田さん、塚越さん・・・なぜに同じポーズ(笑)!テーマカラーかぶってますよ~(笑)






メンズ3人は近くでキャンプ!女子会ならぬ男子会!?塚越さんがテントに入ったかは誰も知らない・・・










25日(日)8時15分!岡田さん、あばちゃん合流です!もちろん初対面の鹿さんともご挨拶&ステータスの記念撮影☆





アップには昨日もトライされていたアコナ(5.10a)。高橋さんにトップロープを張ってもらって吊るされてました(^^;アップというよりあっぷあっぷ~(((^0^;





ペンタゴン(5.9)はフラッシュ?気持ち的にはOS!




え~続きまして、HIVE(5.10a)!自分、OSしちゃいました(>w<)v このルートは40mロープだと降りられないかも・・・ということで50mロープは不安、60mロープがマストでしょう。何が辛いって蜂さん蜂さん・・・(T_T)半泣きのあたしを皆さんが応援してくれました(^^)感謝ですm(__)mそうそう、岩の隙間に白いお花(ヒメウツギ)が咲いてるんですよ(^〇^)♪ぜひ見に行ってみてください!





ここはジベリングス(5.11d)というルート。塚越さん、柴田さんが攻める!上部が本核心らしく、首をひねっておりました(^^;確か★ついていたような・・・きっと面白いムーブが出てくるのでしょう!こうご期待!





女子2人は★3つのイエローマウンテン(5.9)へ!自分は一撃!フラッシュかな?岡田さん、半年の休みを取り戻すぞ~!!!





新緑薫る森の中、ランチタイム!BGMは鳥のさえずり。昨日と打って変わり、午後には人の声がしないくらい静かな森でした。
あれ?塚越さんのペットボトル、ワイン色(^0^;





午後の部は高橋さんトレーニングタイム。今日も2時間、アフリカ象が好き(5.12a)とご対面(・ω・)♪よっぽど好きなんですね!うんうん(笑)粘りにねばるその根性!素晴らしい!かっこよかったのでもう1枚アップ(^^)b 12クライマーの背中になってきたかな?いつの日かRP!ガンバ(^〇^)/^





































トップロープでピリカ(5.10b/c)。岡田さん、テ~イクオフ!!!・・・が難しい(^^;自分も離陸困難に。ピリッと辛い、ピリカでした(・ω・)  
※注 上記は塚越リーダーの発言です。笑うとこ!





最後に集合写真をバシッと!日が長いのでついつい5時過ぎまで遊んでしまいました。最高にリフレッシュできる休日を過ごせました!柴田さん、塚越さん、高橋さん、川嶋さん(会えなかったけど)、岡田さん、ありがとうございました!m(. .)m更なるレベルup目指してまた次回お会いしましょう!その時は先輩方、よろしくお願いします!


2014年5月24日富士山登山

日付 2014/5/24(土) 天候 快晴 参加 齋藤(投稿)、橋元、秋元

秋元さんが富士山に登ったことがないと言う事で、富士山に行ってきました。7時半ころ富士宮口を出発して、1時半ころ頂上に着きました。雪は富士宮口から頂上まで続いており、快適に登ることが出来ました。9合目位で橋元さんが先に行って御鉢めぐりでもしてくればと言ってくれたので、先に行かせてもらい、御鉢めぐりをしてきました。富士宮口方向の山頂と剣ヶ峰は結構人が多かったですが、吉田口方面はほとんど人がおらず、静かな御鉢めぐりが出来ました。富士宮口方面に戻ってみると二人が待っていてくれたので、合流し下山しました。下山は橋元さんがスキーウェアーのズボンでどんどん滑って降りて行き、見えなくなってしまったので、秋元さんからビニル袋をもらい、それをそり替わりにして、9合目から富士宮口まで滑り降り、45分位で降りて来る事が出来ました。全員無事に下山出来、自分としてもいい思い出となりました。


20140517-18 小川山クライミング

日付:2014/5/17(土)~18(日)
天候:快晴
参加:塚越、柴田、高橋、宮崎、増田、倉内、安波、川嶋(投稿)
Photo:https://plus.google.com/photos/110771324764284100517/albums/6014806267566233537?banner=pwa
Commnent:
日に日に暖かくなりいよいよ小川山も本格的にシーズンイン。
終始からっと晴れた絶好のクライミング日和でした。

ナナーズ開店と同時に買出しを済ませ、テントを設営したら、ストリームサイドエリアへ移動。


柴田師匠のお陰で迷うことはありません。

下部の5.9ルートには先行パーティがいたため、上部の10aから始めます。このエリア、標準より2グレードぐらい甘いとか。

増田さん&倉内さんは室内ジム経験も含めて初めてのクライミング!
とりあえずトップトープで一級掃除師への道(5.10a)とLove or Nothin'(5.10a)を。



増田さん、あっさりノーテンで抜けちゃいました。




倉内さんも果敢にアタックしましたが、高所恐怖症のため登りきれず。ジムトレして再チャレンジしましょう!


宮崎さんはLove or Nothin'(5.10a)をOS!


柴田師匠は不如帰(5.12b)、塚越師匠&高橋さんは都忘れ(5.12a)を。


塚越師匠はさすがの安定感でRP、最近キテいる高橋さんも続いてRP!
都忘れ(5.12a)はエリアの評判通り甘めだそうですが、高橋さん12クライマーデビューおめでとうございます。

私はピットタッチ(5.10c)にとりつくも、どう考えても5.8くらい。どうやら左に逸れすぎたみたい…。
納得いかないので正しいルートと思しきラインでRPできましたが、なんかなぁ。

先行パーティーがひけた下部では、塚越師匠によるクライミング塾が開講されてました。



グレーディングが甘いのをいいことに、なんとか漏斗(5.11a)を触らせていただく。噂通りならば実質10台なのでは!?と下心を持ちましたが、あっさり跳ね返されました。柴田師匠にトップロープを張っていただきしばらくとりついてみる。


結局17時半くらいまで遊びました。
その後あばちゃんも合流し、宴会開始。


それほど下がらない気温と師匠のキャンプグッズのお陰で素晴らしく快適な宴となりました。
話題の9割方がクライミング。笑


翌日、宮崎さんと私はセレクションを登るため5時起き。なぜこんなに早いのかというと、今回は“保護者なし”がテーマなんです。時間の余裕はあるに越したことはない!
そうそう、高橋さんがとても行きたそうだったので、連れて行ってあげることにしました。


トポを握りしめ彷徨ったあげく、なんとか1時間で取り付きに到着。ちなみに通常30分程度。


1ピッチ目は5.7のクラック。2人ともクラックのリード経験なしという何とも無謀チャレンジですが、左側に5.5で登れるルートもあるので、とりあえずとりついてみる。

予想通り? 50センチくらいしか上がれず^^;
取り付き直すのも面倒なのでスーパーA0で登りました。
※写真では分かりづらいですが、クラックの中にカムが乱射されています。

この時フォローの宮崎さんが野太い声を発していたのが印象的。そんな声出せるんですね。

その後は5.8のスラブ。グレードは低いですが、後半10mくらいランナウトするんだそうな。
そんな2Pは宮崎さんリード。

岩と会話すること30分、話がつきないみたいなのでトップ交代。想像していたよりもピンはありました。

なんと、2P終了までに2時間かかりました。
高橋さん、来たことを後悔しても遅いですよ。

3〜4ピッチはチムニーとかプチクラックとかいろいろ。




5P目、ザキミヤのリード。見た目は恐ろしいですが、すんなり抜けました。


この後が最終ピッチのクラックですが、それがここからは見えないところがうまくできてます。

6P目のクラック。

思っていたより短い?
右の5.7を行く気満々でしたが、ここまで付き合わせてしまった高橋先輩からのプレッシャーも感じたので、気合いだけでも見ていただこう。

泥臭い登り方でしたがなんとかトップアウト。クラックをリードできたのは初めてなのでめっちゃ嬉しかったです。

真っ青な空の下、第二峰頂上!

反省はたーーーーーーくさんありますが、何はともあれ登頂できてよかった。

お昼ごはんを済ませ、帰りは懸垂で。ダブル50m1回でギリギリ降りられました。

その後、ソラマメスラブで他メンバーと合流。
あばちゃんはこの日リードデビューでやわらかソラマメ(5.8)をRP!後に三色すみれ(5.10a)に取り付いてましたが、終了点まであと一歩のところまで登ってました。センスが光っています。


スラブの逆襲(5.11b)にとりつく高橋さん。

ルート名の通り逆襲されていましたが、最終便で返り討ちを喰らわせRP。
優しく見守る塚越さん。


夢の中で。

2日目も17時くらいまで遊んでしまいました。


今回は名ばかりのCLで、やりたいことをやらせていただきました。2日目は焚火の後片付けもせずに我儘を通してセレクションに。皆様にはご迷惑おかけしましたが、個人的にはとても良い経験になっています。
これに懲りず、また遊んでくださいm(_ _)m