八ヶ岳 赤岳鉱泉アイスキャンディ、ジョーゴ沢

日付 2012/12/29-31  参加 塚越さん(CL)、高橋さん、斎藤さん、鈴木(投稿)


年内にアイスに行きたいと思っていたので、つかさんにメールを出してみた所、
先日のフナムシの時に前泊日帰りでアイスキャンディーの計画が出た。
その場で斎藤さんの参加も決定し、あとは高橋さん・渡邊君を誘うだけとなった。
高橋さんに連絡をしたところ、折角行くのだから一泊して+ジョーゴ沢の計画が提案され
今回のアイスは赤岳鉱泉アイスキャンディーとジョーゴ沢となった。
渡邊君は年賀状が・・・。

朝6時に美濃戸口駐車場に集合であったが、睡眠を取りたかった為、前日夕方に横浜を出発。
丁度この日、笹子トンネルが対面通行にて通行可能である事と、前日夕方、鳴沢方面は雪がかなり降っているとの情報があった為、当初予定をしていた御殿場-精進湖-甲府南-諏訪南のルートを御殿場-大月-諏訪南と変更した。渋滞は5キロだった。




30日 雨・曇り・霙

朝、斎藤さんが窓をノックする音で起きた。目覚ましをセットしておいたのに全く気付かなったらしい。皆さんに迷惑をなるので先に行ってもらったが、直ぐに3人が戻ってきた。どうやら、赤岳山荘まで車で行くらしい。これは大歓迎の提案であったが、下って橋を渡り上り始めて直ぐに滑り始めたので、当初の予定通り歩きで行く事になった。他の車を見るとスタッドレス+チェーン2が多く見られたが4WD+スタッドレス+チェーン4といった車も多くみられた。この日は八ヶ岳にしては大変暖かく変な感じがした。

昼前に鉱泉に着いた所、皆さんは既にテントの設営に掛かっていた。直ぐにザックを下ろし設営に加わった。 その後、鉱泉にキャンディの使用料と幕営料を支払ってからキャンディでの練習を始めた。皆さんは初めてのキャンディだったらしいが、私は去年の1月にガイドの小田さんのワークショップに参加していた為、2度目のキャンディである。まだ、全てのルートが使用できる状態では無い為と他に人が居たので、TPは1か所しかセット出来なかった。また、そのルートはビレイをしていると氷を成長させる為に撒いている水がシャワーの様に降ってくる所だった。

つかさん・高橋さん・斎藤さん・鈴木の順番で一本目は登り、後は登りたい人優先で登った。
私は体調が悪く午前中は一本しか登らなかった。

美濃戸口同様、鉱泉も暖かく、通常ならキャンディの周りはスケート場の様であるのだが、シャーベット状であった。
キャンディの周りには休憩出来る小屋が大小ある。 しかも、豆炭が用意されており、人が多いと火を入れてくれるらしい。 私は鉱泉に来る間、今日は豆炭に火が入っているか気なってしょうがなかった。その理由はこれがあると無いとでは休憩時間が全く変わってしまうのである。グローブが乾かせるし、網があるので冷たい食べ物を温めることが出来る。また、ガスが無くてもコッヘルで暖かい飲み物が作れる為である。 去年の学習から私はワッフルを持って来た。
食当の斎藤さんが魚肉ソーセージを持って来ていたので、それらを焼いた。
やはり、暖かい食べ物は大事である。この休憩後、体調は戻った。
昼食後、同じルートばかりでは飽きるので隣人のロープを貸し借りし、違うルートを練習をした。

ここのルートは殆どが垂直に近いし、選べば少しかぶった氷も登れる為、けっこう練習になると思われる。シーズンに一回位はキャンディに来て練習するのも良いかもしれない。
余談であるが鉱泉に泊まりれば、そのシーズンは1000円で済むが、テント泊だと毎回1000円掛かる。

暗くなり始めた為、テントに戻り、宴の始まりである。
夕食はジンギスカンであった。これには正直驚いた。以前在籍していた会は夕食のメインは鍋で朝食は麺類であったからだ。冬期の幕営では体が温まり水分を補給出来る食事であり、夜残したものが翌朝の具にもなる為だと教えられていた。
斎藤さんが持って来た地元長野のジンギスカンは匂いも弱く美味しかった。
しかし、その量には驚いた。確か一袋が250g位で10袋あったと思う。
結局、4人で5袋を消費することが出来た。
その後、飲みながら談笑してから就寝。




31日 小雪
 
4時に起きるはずが時計を見たら5時になっていたので、皆さんを起こし、直ぐに朝食となった。
朝食はカレーであった。これにも驚いた。
全てお湯を沸かしてから温める料理であるからだ。
つかさん・高橋さんから朝時間の掛かる料理は避けるようアドバイスが出た。
朝食後、ジョーゴ沢に向かった。私は前夜から体力的に難しいと思いバックギア全開であったが、F2でのTPでスクリュー等の練習との話も出ていたので参加することにした。

F1は雪に殆どが埋まっていたが、氷の出ている所を各自で登りF2に向かった。
F2には先客が2パーティあり、TPで練習をしているようだ。
結局、F2を抜けることになり、空いている真ん中のルートを二人一組で登ることになった。
まず右側を高橋さんがリードで登って行った。つかさんが「折角だからリードしなよ」と言って下さったので、私がリードする事になった。F2と言えどもまともな氷壁のリードは初めてである。
ドキドキしながらバイルを打ち込みスクリューをセットしていったのは良いが、一つ目のスクリューの時にヌンチャクがザックのウエストベルトに掛かってしまった。その時に外しておけば良かったのだが違うヌンチャクを掛けてしまった為、更に登ってから外す事になり必要以上の時間を費やす結果となった。F2を登りきってからつかさんと斎藤さんを待っていたのだが、下と上との風の強さがなりかなり寒く感じられた。先行ペアもこの状況ではと判断し降りて来たことや、前日の暖かさでインナー手袋等が濡れていることもあり、ここでの敗退が決まった。

テントを撤収し車に戻り、清算をして別れた。

今回の八ヶ岳は通常と異なり暖かった為、フライシートの表面が凍ってしまったり、ポールのスリーブがポールと凍りついてしまい直ぐに外せなかったりと撤収に時間を費やした。
次回からはこの様なことを想定し、内部の水分を出す為にスポンジを、フライの氷やザック等の雪を取る為にたわしを持って行こうと思う。

皆さん、お疲れ様でした。また、お願いします。

伊豆城ヶ崎海岸 フナムシロック

日付 2012/12/22(日) 天候 曇り時々晴れ 参加 (CL)塚越さん、斉藤さん、アンナさん、鈴木(投稿)

本来の予定では前日の土曜日に行くことになっていたが、天候不順の為、一時は中止となった。
私が日曜日に行くことを知ったのは土曜日の夕方であった。

翌日、伊東で待ち合わせてからフナムシロックに向かった。
確か去年、海金剛に行く為の練習としてフナムシロックに数回行く機会があったが、
全て仕事が入り参加することが出来なかったので初フナムシである。

しかも、クラックは去年の6月位に塚越さんと高橋さんと行った湯川以来であったし、
先日の広沢寺で雨が降ったので、まともにクライミングしたのは7月の三つ峠以来であった。

塚越さんは相変わらずカムを迷うことなくセットし、トップロープを二ルート張ってくれた

そのルートを斉藤夫妻が代わる代わる上っていた。
初めてのクラックだったと思うが二人ともかなりの本数を登っていた感じだ。

私はというとカムのサイズの選定が悪く、塚越さんに指摘を受けた。
適正サイズよりも小さいカムをセットしているようだ。
しかも途中までしか登れないし、Zクリップまでしてしまった。

私は午後1時に失礼したが(家内よりぎっくり腰のメールがあり、家内の職場まで迎えに行く事に
なった為)、塚越さん達はパープルシャドウで練習したらしい。

フナムシと言うと大概の人がパープルシャドウと言う。
また、今回は前日遅くまで雨が降ったようだったので、条件の良い時にフナムシに再チャレンジしたいと思う。




今回のルート   樹氷・純・鬼ごろし・パープルシャドウ







富士山宝永山雪上訓練

日付 2012/12/16(日) 天候: 晴天 
参加(CL)伊三雄、塚越、高橋、橋元、岡田、鈴木誠、アンナ、大野、秋元、重盛

写真https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/20121216_




《感想:伊三雄》
12月の富士山にしては、気持ち悪いほど暖かく、風のない日であった。
当初、二子山(二子塚)の斜面で雪上訓練を行う予定でいたが、積雪が少ないため、急遽、宝永山の斜面まで登ることになった。
御殿場口の入口から1時間程度で訓練場所まで行く予定でいたが、宝永山の斜面に変更になったことで、2時間もかかってしまった。

トレーニングは、
①アイゼンなしでの歩行訓練(キックステップ、ピッケルの持ち方、旋回方法、斜面の下降)
②アイゼンを着けての歩行訓練。(アイゼン装着での危険性と対応)
③耐風姿勢(一般的な耐風姿勢と富士山などで遭遇する風速50m以上の強風に対応する耐風姿勢)
④滑落停止訓練(通常、頭から、後ろ向きで倒れた場合など)各自それぞれ3回以上練習。
⑤スタンディングアックスビレイ
  ・使用目的の説明
  ・スタンディングアックスビレイのシステムとポイント説明
  ・各自、3回以上練習
⑥大阪方式による同時登攀のビレイシステムの説明。
  ・ポイント説明
  ・各自、1回ずつ練習。

人数が多かったため、回数を多くできなかったが、各確保システムを体験してもらい、良いトレーニングになったと思います。

今回は、雪上訓練が初めてだった人もいたため、感想文が届き次第、投稿します。

《感想:アンナさん》

雪上訓練に参加させていただいたアンナです。今回は初めての雪山経験でした。真っ青の空の下で、時々温かい風を受けながら、白妙の富士山の斜面で訓練が出来て贅沢な気分でした。
細かい指示やアドバイスをいただきながら、雪上歩行練習、滑落防止練習、何度も繰り返して、感覚をつかむ事が出来ました。スタンディングアックスビレイで落ち着いてロープを流しながら止めると言う事も数回練習して覚えました。さらに、大阪方式の説明を受けて挑戦しましたが、ロープの流れる力とスピードが予想以上に強くまた早かった上に、流す方のロープが絡まってしまい、流れなくなったため、ロープに引っ張られて、バランスを大きく崩し、止めようとしていた相手と共に下の方に転がってしまいました。幸いにお互いにケガがありませんでしたが、もっともっと緊張感を持って、ロープのまとめ方や投げ方などの基本的な技術から注意深くやらなければならないと思い知らされました。
訓練はちょうどいい時間に終わり、みな無事に明るい内に下山しました。下山途中と車での帰り道で山の事や現代音楽などの様々話題が出て、最後まで明るくて元気な雰囲気で、充実した一日でした。


《投稿:Y.O》


Mt Fuji is the highest mountain in Japan. It is so beautiful looking, but when it comes to climbing, it’s not pleasant hike. Paths (kind of) are made of ash or lava stone seem like gravel and sandy that made me unstable steps… it would be the mountain that you should go once in your life (very much worth experience!) because the views from the Mt Fuji is really splendid. But in my opinion, I love viewing it from other places rather than actually on the Mt Fuji.



Anyway, it is a snow practice on the snow icy slope. I should mention that I’m a new member in this maintaining group and am a beginner for snow climbing. This is a first time to use 12pieces eisen too. I should have learned to get more knowledge including maintaining vocabularies, how to tie rope…etc before I took this practice, to be honest.  But I would tell you it was so helpful and got sense how hard to get through real snow maintaining.

I think you can see what the practice was when you look at pictures, so let me tell you my impression on this group. People are so friendly and help each other, love drinking (not me). Of course take good care of learning any accident happened unexpectedly. There are so many beautiful mountains in Japan, I’m so happy to be here and can’t wait to climb around with people in this group.



この山岳会に入って初めての登山が雪上訓練でした。天気も穏やかで、きっと冬山はこんなではないのだろうと思いながら、初心者の私は練習するには厳しさを知るというよりはある意味このような天気でできてよかったと思います。しかし滑り堕ちるというのは、目の前で見ていて想像よりもとても速く恐怖感がこみあげてくるものでした。しかも、ロープの流れる感覚も実感するというより、“怖い”という感覚の方が先導してしまって、その場ではただ回数をこなすことで正直精いっぱいでした。家に帰って落ち着いて、そのトレーニングを思い出しながら、不足、改善点などの反省を次回に活かしたいと思います。自分の体力的に弱い点も再確認したので、どうにか日常生活でも強化できたらいいなぁと思いました。 

なにはともあれ、下山途中はのんびりとおしゃべりをしながら、バックには雄大で真っ白な富士山に見送られながらいい1日だったと思います。

車の運転、トレーニングをリードしていただきまして、ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。


《感想:秋元 通》

初めてアイゼンを身に着け、初めてピッケルを持っての雪上訓練に参加させて頂きま
した。
意気揚々と参加したつもりが、目的地の訓練場所に到着までが厳しくダウン寸前でした。体力的には自信を持っていただけにショックでした。歳のせいか、1年9カ月の避難生活(都会生活)のせいか?、・・・・・体力の衰退を実感させられました。
体力の回復・維持に努めたいと思います。
訓練場所に着いてしばらく休憩すると体力はある程度回復しましたが、やはり本調子ではない!・・・・・転倒時の受身体勢や登坂能力に納得がいかない。又、大阪方式の確保では自分の身体を保持できなかった。これまたショック!
体力の衰退では反省させられたことが多かったが、実践的な訓練ができ楽しく充実した一日でした。
自分の年齢を考え、無理をしない程度に体力錬成に励みこれからの登山を楽しんでいきたいと思います。
送迎や指導して頂きました先輩の皆様に感謝致します。ありがとうございました。
これからも、様々な行事や訓練には積極的に参加したいと思いますのでよろしくお願い致します。

20121209鷹取山クライミング&ハイキング

日付 2012/12/9(日) 晴れ参加 (CL)橋元、早川、斎藤、アンナ、渡部、岡田、清水、川原、伊三雄(投稿)
アルバム:https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/201212



12月度月例山行(橋元リーダー)で鷹取山に行ってきました。
天気は良かったのですが、北風が肌を刺すような冷たさでした。

今回は、9名の参加者で、そのほとんどが鷹取山が始めての人ばかりで戸惑っていました。
初心者ルートを各自2回以上登攀し、徐々に難しいルートに挑戦しました。
鷹取山のクライミングは、体の重心移動が登る為のポイントになるため、重心移動について確認しながら各自アタックし、徐々に登れるようになって来ました。

途中、渡部さんがひょこっと現れ、お昼ご飯のおかずや柿、みかんをザック一杯に持ってきてくれました。おかげで楽しい昼食となりました。

最近の登山ブームの影響もあり、鷹取山の各ルートは、ほとんど全てロープがセットされており、今回の最終目標にしていた電光クラックは、登る事が出来ませんでした。

クライミング終了後は、みんなで展望台にのぼり記念撮影、そして今回のもう1つのイベント、東逗子までのハイキングをしました。
クライミング後の気だるい体で周りの風景を楽しみながらゆっくりと帰路に着きました。

最後は、大船で反省会を行い大いに盛り上がりました。





八ヶ岳アイスクライミングとバリエーションルート

2012/11/24(土)-25日(日)  天候 晴れ 参加 (CL)塚越 高橋 橋元 伊三雄 斎藤
写真:https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/201211242501_


裏同心ルンゼで初リードする橋本さん


《 阿弥陀岳北稜 》 文:斎藤

朝、4:30起床。朝食は、肉野菜炒め入りのラーメンでとても美味しかった。6:00テントを出発。行者小屋を経て阿弥陀岳へ向かった。中岳のコルへの登山道から、雪の斜面をトラバースして北陵へ向った。途中、雪の斜面が金色でとても綺麗だった。北陵に到着したところで、アイゼンを装着。アイゼンを着けて雪の斜面を登るのは初めてだったが、爪がしっかり斜面に刺さり、登り心地はとても良かった。しばらく登ると第一岩峯へ到着。これまで、ゲレンデや本チャンの岩場に何度も連れていってもらっていたので、見た目はそれ程難しくなさそうであったが、はじめてグローブとアイゼンを着けてのクライミングで、手が滑って全然効かない上に、足もカチカチして信用出来ず、ガチガチのクライミングとなった。何とか3ピッチ程の岩場を登り、ナイフリッジを渡ると阿弥陀岳山頂に9:30頃到着した。自分は麓の諏訪盆地出身であったため、山頂には何度も来た事があったが、眺めは美しく、北アルプスや南アルプス、御嶽山、富士山など雲一つない冬の景色を見ることができ、とても気持ち良かった。そして、一般縦走路を下山。アイゼンを着けての下りは、思った程難しくなく、また雪山歩きをして見たいと思った。そして、赤岳鉱泉へ到着し、テントをたたみ下山。途中Tさんのクマだと言う声にはじめて山で熊を見る期待を持ちながら振り返り真っ黒い動く物を見て興奮したが、よく見るとカモシカで残念だった。とても楽しい一日だった。みなさんありがとう。
北稜の核心部が上部に見える


阿弥陀岳山頂でポーズ

 奥叉白の池~前穂北尾根~前穂高岳~岳沢

日付 2012/10/6-8 参加  斎藤、アンナ 伊三雄 (投稿)

アルバム:https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/20121068





10/6 晴れ/曇り/霙

10月初旬の3連休は、紅葉目当ての登山客も多く、10月6日朝方に到着したにもかかわらず、沢渡の駐車場はどこも満車と渋滞といった有様。
僕たちも車を止めれるところがないかアチコチ移動して、なんとか適当なところを見つけ準備開始。
タクシーを拾い上高地へと出発。

上高地のレストランで朝食を取り、登山届を提出して7:30出発。
想像以上に人が多く、明日以降の山行が少し心配になる。

今回は、テント、寝具一式をかついでの北尾根を超えての穂高登頂であるため、荷物がかなり重い。
徳沢園から少しゆくと新村橋、橋を渡りゆっくりと中畑新道を目指す。
中畑新道の登りは、いつ来てもキツい。

周りの景色が少しづつ黄色や赤の葉に変わり、奥叉白の池が近づいてくる。
中畑新道を左にトラバースすると視界が開け奥叉白の池と紅葉が僕たちを歓迎してくれた。
僕たちの他に5-6張りのテントがあった。

紅葉を楽しみながら、お茶を飲み、お酒を飲み、食事を取り、就寝準備。
天気が少しずつ悪くなり、かなり寒い。

夜になり、霙となる。
明日の登山に影響のないことを祈りつつ、就寝。


10/7 晴れ/曇り

4:00起床、食事を取り6:30出発。
奥叉白の池周辺は、霙の影響は無いが、前穂高岳や北尾根の側壁は白く雪化粧している。
昨日登って来た道を少し戻り、北尾根の5.6のコルを目指して登る。
途中のガレ場は、岩雪崩を起こさないように気を使いながらトラバースする。
ガレ場を越えて道を見失い、結局4.5のコルから北尾根に取り付く。

先行パーティーが数パーティ入っている。
北尾根核心部、三峰の順番待ちが気にかかる。

四峰の頭に出たとき、北尾根三峰には、数パーティが取り付いており、順番待ちをしているパーティーも5パーティもいた。
3.4のコル到着10:00、登攀準備と体を冷やさないように着込んで順番待ち体制に入る。
結局、4時間またされ14:00登攀開始。
テラスごとに順番待ちをしながら、16:30前穂高岳山頂を踏む事ができた。

当初の予定では、奥穂高岳山荘でテントを張る予定でいたが、時間オーバーと下山の混雑を考え、岳沢にコースを変更した。
岳沢の下りは、ヘッドランプを点けての長くキツい下りだった。

                                


10/8 快晴

岳沢の朝は、かなり冷え込んだ。
テントのフライは、我々の寝汗が氷ついてバリバリになっていた。
温かいお茶を飲み、朝食を取らずに、6:00出発。

写真を取りながらゆっくりと上高地を目指す。
上高地に到着し、あずさ川のほとりで穂高岳を眺めながらレストランで朝食を食べた。
やはり穂高は、いつ来ても良いところだ。





日付 2012/91日(土)~2日(日)
伊三雄、塚越、高橋、橋元、岡田、渡部、渡邉、斎藤夫妻彰治)、OB1人(松田)、市役所OB1人(大森)、協会会友3人(後藤親子)合計15人。






24年度茅ヶ崎山岳協会
お月見山行報告
毎年恒例のお月見山行を今年は91日(土)~2日(日)にかけて北丹沢神ノ川ヒュッテ
とその周辺の山域で実施した
今年は初めての試みとして、協会行事に参加した方たちにもHP上で呼びかけた。
参加者は山岳会現役メンバー10人(伊三雄、塚越、高橋、橋元、岡田、渡部、渡邉、斎藤夫妻彰治)、OB1人(松田)、市役所OB1人(大森)、協会会友3人(後藤親子)合計15人。大岩沢遡行を予定していたのでヒュッテ8時集合であったが、全員そろって出発出来たのが930分頃でした。小雨降る中、ヒュッテ上の入渓点へ向かう。後藤親子は5月の
市民沢登り教室の生徒であり、水の中の軽快に行動しているようだ。途中雨に降られる
77m)は左壁をヘツル様に巻いて落ち口に降りるのだが、雨でぬれていて結構悪い
初新者と小二の子供がいたので、もう少し左側のルンゼを詰めて高巻きをして落口の上部に懸垂で降りた。ここが本日の核心だっただろうか?この辺りから本降りになりスピードが落ちた。途中買い出しをお願してあったヒュッテ管理人のことあ気になり、先行組と後続組に分かれる。ルートフアィンデイグをしながら稜線に出たのが16時30.分頃、犬越路経由日陰沢林道2時間30分、19時過ぎにヒュッテ着、OBの松田さんと市役所OBの大森さんと出会う、ヒュッテ管理人より食料受け取り調理開始、先輩の準備良く鉄板、網は焼けていた。8時過ぎに後続を迎えに焼きそば持参で出かける。8時15分ボロボロのみんなと出合い焼きそばの歓迎を受ける。21時全員集合で酒盛りを始める、渡部さんが収穫した
平タケ?を本人生食の後状態良好なので鍋に入れて食す。結果ほとんどの人が嘔吐、つまり毒キノコの「月夜」でした。救急車騒ぎにならなくて良かった。皆さんごめんなさい!

                                      彰治

芋煮&温泉キャンプ @奥鬼怒

日付   2012/10/7(日) .8(月) 天候   7日曇 8日
参加   岡田(CL・投稿)、清水、早川、橋元、渡邉、野中(岡田友人)
工程 7日 茅ヶ崎4:00-現地駐車場10:20-幕営地-13:20-芋煮 温泉作り 宴会
    8日 幕営地9:00-駐車場11:40-大笹牧場にて昼食13:30-茅ヶ崎18:40

Photo https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/2012107802#

 Commnent
 なんとも楽しいトレッキング&キャンプでした。
なが~い長いドライブを経て、温泉塔の駐車場に着き 食料の荷物分担を(全員にするのでは無く)主に男性陣お願いをして・・・出発!!

事前の説明で岡田は「遊歩道を2時間。もしかしたら徒渉が有るかもしれません。」と説明しました。全然説明が足りませんでした。
実際には「倒木を何本もくぐったり 乗り越え、崩れた斜面をトラバースをし、最後に徒渉が5回〜7回ほど繰り返す遊歩道。空荷なら2時間ですが、宴会道具を背負うので2時間半。」でした。

説明不足で裸足で徒渉を繰り返すメンバーも・・・

それでも無事に幕営地に到着。早速芋煮を始まます♪
乾杯~!!
食事も充実しています!! 芋煮の他にホイル焼き・お好みの材料・お漬物・デザートの果物等等
早川さんが玉手箱の様に 食事の用意をしてくれていましたo(^O^)o

美味しい物が沢山有ったのに撮ったのはこれだけ


先人が完璧な治水工事をしていたので、私たちはその下に寝湯を作りました。
メンバー全員で入れる立派な湯船ができました。

湯船全体の写真や河原の写真を取らなかったのが悔やまれます。
湯船から眺める幕営地
あっとゆう間に夜もふけ 全員で湯船へ。みんなシャイなので 暗くならないと入れなかったのかしら?

翌日は早起きして「天然記念物温泉塔までgo!」・・・にはならず朝から温泉&ゆっくり朝食。
湯船を片付け 幕営地を後にしました。

帰りは靴の脱ぎ履きが嫌になったメンバーが山道を裸足で歩くという暴挙に出ました
山中を裸足で歩く怪しいオヤジ

背中が軽くなったので楽々な帰り道です。
「来年は2泊で来たいね」「幕営地から温泉塔まで沢歩きをしてみたいね」等々 既に次回への思いが広がります。
お昼は混雑を心配する橋元さんを余所に 他のメンバーは焼肉ランチ。
なんとか全員19時前には帰宅出来ました。

道中は長いけど とにかく楽しいキャンプでした。
長時間運転してくれた橋元さん 荷物を背負ってくれた男性陣 食事を充実させてくれた早川さん 治水工事の音頭を取ってくれた野中さん みなさんありがとうございました。

下記は今回同行した野中さんのブログです↓

谷川岳 マチガ沢 東南稜登攀

日付 2012/9/16-17 天候 16日 晴れ/雨 17日 雨 参加 (CL)水島(伊s) 塚越 橋元 渡邉 斎藤(投稿)

写真:https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/2012091617



茅ヶ崎山岳会に入会して初めての本格的な登山となった。当初、力量不足から連れていっていただけないという話であったが、登山前日に連れていっていただけることとなった。一般ルートでの北アルプスや南アルプスの縦走経験はあったが、谷川岳には行った事がなく、しかもロッククライミングで登れるということで、とても嬉しく同行させてもらった。
 今回のルートは、登山センターを出発し、マチガ沢を沢登りして、東南稜をロッククライミングして、トマの耳に至るルートであった。
 マチガ沢は、いかにも山岳と言う感じのとても綺麗な沢で、天気が良かった事もあり、景色に興奮しながら楽しく沢登りが出来た。
 東南稜でのロッククライミングは、登り始めた頃から雲が出て来てしまい、それ程高度感が無かったが、ロープで確保して頂いてはいたものの、高所でのトラバースなど怖いところもあった。しかし、少し勇気を出せば登ることが出来、本番の岩場を体験し、かけがえの無い経験が出来た。
 頂上についた頃には、小雨が降っており、残念ながら景色は何も見えなかったが、稜線での強い風など山らしい厳しい自然を感じることが出来た。
 一泊小屋泊をしたが、一緒に登ったメンバーと山について酒を飲みながら語り合い親睦がふかまりとても楽しかった。
 水島さんを始め一緒に登って頂いたメンバーに感謝します。



2012年 夏休み子供アドベンチャーに参加して

2012年8月25日~26日 北丹沢 神之川ヒュッテ周辺
茅ヶ崎市円蔵小学校 6年生  後藤 太斗(記)(茅ヶ崎山岳協会 子供アドベンチャー)※この作文は、後藤太斗くん本人とお母様の了解をもらい投稿させていただきました。







今年初めて茅ヶ崎山岳協会主催のアドベンチャーキャンプに参加した。説明会の資料では、参加者全員年下で同級生がいなくて少し残念だった。しかし、当日参加してみると学年は関係なく、とても楽しかった。1日目、テントの設営、ハーネスの付け方、ザイルを使って木に登ったり、川で魚のつかみ取り、これは大変だと思ったが、以外に簡単に出来た。しかし、これを自分たちでさばく事になった。会の人に教えてもらいながら、いよいよやることに、『嫌だなぁ・・・さばいた事なんかないし・・・・ちょっと気持ち悪い!』内蔵をグジュット手で取り出す感じは、何とも言えない感触だった。自分でさばいた魚を炭火で焼き、とても美味しかった。夜は、『ここはどこ?』って思うくらいの満天の星。神奈川県にもこんなに素敵な夜空があるなんて、びっくりし、嬉しかった。






二日目沢登り。以前行ったマスキ嵐沢よりも思ったよりも手軽に登れた。沢の途中におたまじゃくしかと思ったら『山椒魚』。カラスの仕業か?『ノコギリクワガタ(ミヤマクワガタ)』の頭が取れていたり。大きなイボ蛙等、自然の生き物に出会うことができた。大自然の中、初めて会った参加者とも昔からの友達のように遊んだり、親切に指導してくれた会の皆さんたちと大自然にふれあい本当に楽しかったです。ありがとうございました。楽しさぎっしり詰まった2日間、小学校最後、最高の夏休みでした。



甲斐駒ケ岳 尾白川 黄蓮谷右俣(夏山合宿 沢登り) 後編

日付:2012年08月13日(月)~15日(水) 12日(日)夜発
天候:曇 時々 雨 時々晴
参加:高橋(CL、投稿)、伊三雄(SL)、彰治、塚越
行程: 竹宇駒ケ岳神社 ~ 尾白川渓谷道 ~ 不動滝 ~ 日向林道(終点まで) ~ 尾白川 ~ 黄蓮谷右俣 ~ 甲斐駒ケ岳 ~ 黒戸尾根 ~ 竹宇駒ケ岳神社 
朝4時に起きるも昨夜の雨で準備が捗らず、6時半頃に出発。
坊主の滝の巻き道は、左岸にある大きなガレ場を途中まで登ってから左手の林の中の踏み跡を辿り、坊主の滝の上に出た直後、懸垂にて再度沢に降りるのが正解。
(懸垂地点から先も踏み跡はあったが、高巻きになり過ぎてしまうと思われる。)

下降した地点から少し登ると、二俣となり、右に行けば奥千丈の滝方面へ。 
ここで、増水もしてたので「引き返すか?」という声も出たが、塚越さんが「行くべ!」の一言で一蹴して続行することに!

右俣に行って少し進めば長い奥千丈の滝の始まり。
下の写真はその手前だと思うが、増水しているので結構怖い・・・が、あまりロープは使わずさくさく登る。
奥千丈の滝は右岸から巻いていったが、ところどころ気持ちが悪いトラバース等があって、気は抜けない。
右手を見ると、大きな滝が連続して続き、この沢の大きさを改めて実感する。
奥千丈の滝の巻き道から沢への降りは、枝沢への懸垂。
ここで降りないと随分と登ってしまい降りれなくなってしまうので、ちゃんとルートファインディングできないと迷ってしまうことに・・・。
特に、今回はガスで視界不良だったため、難しかったと思うが、頼もしい先輩方は迷うことなく突き進んでました。

奥千丈の滝を越えても、増水+ヌメりで難所は続くが、力を合わせて突破。
また、遡行図には本当に代表的な滝や分岐しか載っておらず、あまり当てにできない
自分独りだったら、不安になって前に進むのも難しかったと思う。

みんなで協力して踏み跡を探し、外れないように慎重に進んでいったら、ようやく視界も晴れてきて、稜線(らしきもの)が見えてきた。
予定より、大幅に遅れながらも、最後の休憩を取って、一気に頂上を目指す。
15時頃にようやく頂上直下の登山道へ合流。
稜線へ出れば陽射しが当たって暖かい・・・と思ったら、強風で濡れた体を更に冷やしてくれた。
バテバテになりながら、甲斐駒(自分は初)の山頂まで行って記念撮影。
達成感と、下るだけという安堵感で満たされながら、重たい足を動かし、下山を開始。
途中、あまり景色は拝めなかったが、下り途中では下界が綺麗に見えて、疲れを癒してくれた。
7合目まではなんとか降りてきたが、5合目までの道で彰治さんの足が止まってしまったので、途中でビバーク。
(昨日、タープからはみ出てたせいで、雨に濡れてほとんど眠れなかったせいだろう。もしくは飲み過ぎ)
自分も、肋が痛く、続けての下山はキツかったので丁度良かった。

8/15(水)
昨夜は疲れていたので、あまり騒がずに寝たので(でも何故か色々と語った記憶が・・・?)、体力はすっかり回復。
午前中の内に下山し、渋滞にハマる前に帰宅できた。
帰りの車中は、もちろんドライバを除き打ち上げが・・・。

今回のような大きな沢を、増水するような天候の中、自分なんかが見事突破できたのは、伊三雄さん、彰治さん、塚越さんの御陰です。
本当に有難うございました。

甲斐駒ケ岳 尾白川 黄蓮谷右俣(夏山合宿 沢登り) 前編

日付:2012年08月13日(月)~15日(水) 12日(日)夜発
天候:曇 時々 雨 時々晴
参加:高橋(CL、投稿)、伊三雄(SL)、彰治、塚越
行程: 竹宇駒ケ岳神社 ~ 尾白川渓谷道 ~ 不動滝 ~ 日向林道(終点まで) ~ 尾白川 ~ 黄蓮谷右俣 ~ 甲斐駒ケ岳 ~ 黒戸尾根 ~ 竹宇駒ケ岳神社 

Photo 
<https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/2012081315_>


Commnent
前置き
本来は、8月11日(土)から黒部 上ノ廊下へ挑戦する予定だったが、天候が悪かったため、仕切り直して、尾白川 黄蓮谷へ予定を変更することに・・・。

8/12(日)
上ノ廊下を中止して、急遽 黄蓮谷に行くことにし、夜中に茅ヶ崎を出発。
行きの車ではドライバを除き、いつもどおり小宴会が行われる。
竹宇駒ケ岳神社の駐車場についたら星が出ていたので、明日からの山行に胸を膨らませながら仮眠。

8/13(月)
伊三雄さんがバイクで到着してからささっと準備をして、いざ出発。
竹宇駒ケ岳神社で安全祈願をしてから、尾白川渓谷道を歩き、次の目標地点 不動滝を目指す。
途中、綺麗な滝を拝むことができ、アップダウンは多いけど、テンポ良く歩いていく。
道中、見所のある滝が多いので飽きずに歩け、中でもスケールが大きい神蛇滝では、先は長いのに、思わずゆっくり休憩してしまった。
約1時間半で、不動滝に到着。
ここから廃道となった旧道で尾白川沿いに登っていく予定だったが、踏み跡が不明瞭だったので、日向林道まで登り(かなりの急登だった)、終点から尾白川に降りて入渓するルートへ変更。
ちなみに昔の遡行図では、日向林道終点まで車で入れると書いてあるが、今は土砂崩れ等で完全に廃道となっており、車では入れないので要注意。

林道終点からフィックス ロープで降りれば、いよいよ入渓地点。
期待できる予報ではなかったが、この辺からポツポツと降り出してしまった。
入渓直後から、それほど大きくはないが、綺麗なナメ滝が連続するので愉しく登れる。
今回自分はΣシューズを選択したが、岩は結構ヌメっているので、フェルトのシューズにしておくべきだったと後悔。
途中、伊三雄さんが投げてきた石が原因で滝で足を滑らせ、肋を強打して滝壺にドボン!
(その時はなんの痛みもなかったが、その日の午後からじわじわと・・・、下山後2日間は起き上がるのも辛い状態に。でも幸い骨に異常はなかった。)

途中、登れないような滝も出てくるが、探せば簡単に巻き道を見つけることができた。
しばらく歩くとようやく千丈の滝へ到着。
ここに滝を目の前にした良い幕営地があり、ついつい甘えそうになったが、明日のことも考えて、もうひと踏ん張りすることに。
千丈の滝の巻き道は分かりにくいが、少し登って探せば、小さい石碑とその脇を通る踏み跡が出てくる。
沢に戻って少し進むと、正面に大きなガレ場、左に坊主の滝が見える地点へ。
ここには8月にも関わらず大きな雪渓が残っていた。
ここで、時間切れで降りてきた佐世保からの3人組と出合い、坊主の滝の巻き道情報を頂くことができ、非常に役に立ちました。有難うございました。

この日は、「雪渓間近で寒い」という意見を聞かない伊三雄さんの一存(?)で、この場所で幕営することに。
(やっぱり寒かったけど、良い場所でした。)
タープを張り、焚火を起こしたら、早速乾杯。
自分にとっては初の沢泊で、夜には雷雨、それ以上に騒がしい彰治さん等々ありましたが、しっかり休めました。

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