越沢バットレス 人工登攀トレーニング

日付 2018/08/26(日) 天候 快晴 参加 冨沢、武藤 (投稿)  写真なし

越沢バットレス APトレ
  9月の3連休に前穂高岳屏風岩東壁雲稜ルートの完登目指して灼熱の奥多摩にて人工登攀の
  練習をおこなった。
  越沢バットレスは西向きである為、午後からは日差しが照り付ける為、午前中が勝負と早出し
  て早々に取り付いた。
  アップとしてすべり台を目指して登り始め、1P目を小生が先行する。
  1P目終了点において、なぜだか1匹の蜂がやたらに纏わりついてくる?
  2P目は冨沢さんが先行しすべり台下のビレー点到着、すべり台の核心部のリードは少々自信
  が無いとつぶやくので、リードを交代してロープを延ばす。
  ここのすべり台は何時登っても嫌な感じだな~と思いながら終了点に到着してフォローワーの
  受入れ準備を進めていると、目の前を羽虫がやたらに飛びまわっていることに気が付く。
  よく見ると中程度(黄色に黒のストラップ)の大きさの蜂が数匹飛び回り、徐々に数が多くなって
  いる。げ~!!よく見ると懸垂下降点の古木の幹の中から次々に蜂が出てくるではないか!
  ヌンチャクを振り回して威嚇するが拉致があかない。そんなことで蜂達を興奮させてしまっても
  大変なので、古木からある程度離れたところ、追っ手はなかった。
  さて、これから、どうしよう?冷静になって考えた。
  フォローの登攀は危険であるので不可。蜂達に気付かれない様に下降するしかないと考えた。
  この状況をフォロワーに伝え、メインロープを解いてもらい、蜂達に気付かれない様にこっそりと
  行動するしかない!
  しばらく時間をおくと、蜂達が巣に戻り、静かになっていた。
  この隙に、抜き足差し足で残置ビナに下降用ロープと掛け、一旦もどり、絡まない様にロープを
  綺麗に束ね、また、こっそり、下降点まで行きロープを落とし、一旦戻り、落ち着いたころ、
  下降点に行きATCにロープをセットして空中に飛び出した。(蜂の襲撃に合わずに懸垂降OK
  途中、体を振りながら中間支点を外し、無事にフォロワーが待機している地点に到着することが
  できた。
  一時は蜂に襲撃されてボコボコになってしまう事を覚悟したが、蜂の目を欺く事ができて
  ラッキーだった。
  ※後続のパーティーに蜂の巣の事を注意喚起した。(断念して下降していった)
  
  気を取り直して、本日のメインである人工登攀トレの為、青梅ベルクハング(グレード:A2)にとり
  つく。ピンの間隔が比較的狭く、サクサクと登り終了点でフォロワーを待つ。
  レッジで1回アブミトレをしただけなので、ハング外岩でのアブミに悪戦苦闘、最悪アブミからに
  落下などを期待していたのだか、ボルトが遠い、届かないと言いつつ、ゆっくりだが着実に
  登ってくるではないか!
  アブミから滑り落ちたり、グルグルを回転することなく、終了点に到着。
  初めてにしては、上出来過ぎる出来栄え。(やるな~  小生の駆け出しの時より上手だった
  のではないのかな~)
  
  少々休憩して、懸垂下降してビレー点に戻り、再度同ルートにチャレンジ。
  2回目は最上段に立つ事が出来る様になった為、ボルト間隔の遠さもあまり感じず(本人の
  感想)、1回目よりサクサクを登ってきた。

  岩場に日が照って来た為、休憩の為に渓谷の荷物置き場の下降した。
  時刻がお昼を過ぎていたため、昼食+昼寝をして渓谷の涼しい風に体を癒した。

  午後からは第二スラブでマルチピッチトレ。1P目を登ったところで、あまりの暑さにギブアップ。
  顔、腕、手の平などの体中の毛穴から汗が噴出して、登攀不能状態。
  

  これで本日のAPトレは終了となった。

  PS、本番前に、もう1回練習したい~

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