2015-5-17 三ツ峠

日付 2015/5/17(日) 天候 晴れ 参加 渡邉(CL)、安波、ガンマー(投稿)
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本チャンに向けてハーケン、カム、ナッツの練習を三ツ峠で。
渡邉さん、安場さん運転ありがとうございました。






午前は道具に慣れ、午後に登りながら実践。
岩場は大盛況。あぶみなど人工の練習をしている方も多かった。








カンカン カンカン キンキン~ キ~~ン・・・と打ち込みます。
ハーケンの練習はここのみ。


午後、ゆっくりしすぎたので荷物はデポせず背負っていきます。



1ピッチ目は東面フェイスの「草溝ルート」
カムの練習が出来るとのことだが、久々のクライミングシューズ&リードのガンマーは余裕なし。
第一バンド手前で思い出しカムを使ってみる(^_^;)





第一バンドをトラバースし





とびっきりに楽しそうなABAさんリードで「T字クラック」







最終ピッチは紅葉おろしを避け「No20クラック」


最後のクラックはザックが邪魔だったがおかげ様で良いトレーニングになりました。

いざ谷川 一ノ倉沢(^^)/

昼闇山山菜山行!!

日付 2015 /5 / 16 -17(土日) 天候 16小雨後曇り17晴 参加 塚越(CL)、水島伊、武藤、丸島、橋元、山口美、齋藤家族(3 名)、大手、荻野、相原、穴井、吉野、 新井(顧問)、梅野(会友)秋元家族(2 名)、青木家族(3 名)、水島一、早川真(投稿) 23 名
参考タイム:アケビ平林道、橋駐車スペース9:30スタート、山頂1班12:50 2班14:00 駐車スペース16:50戻り

 毎年恒例行事の山菜山行ですが、念願かなって今年初めて参加しました。新潟の糸魚川近くのキャンプ場にテントを張り、昼闇山の頂上付近の岩場にある行者にんにくは、最高だよ!!と、毎年聞いていたので、いつかその様子を一目見たいと思っていました。

 天候が心配な事もあり早めに茅ヶ崎を出発しました。
 天気予報的中!!
テントを張り終えた頃に雨粒がテントを揺らす位になり、テント内で待機する事に。もちろん、おとなしく待ってないです。
 一杯やりながら、作戦会議してやむのを待ちました!
 明るくなって…辺りの景色が見えて、懐かしい山村風景に感動♪

なのに、無情にも雨は止まず、小降りになった頃は、もう9時近くになっていました。とりあえず、登山班と、キャンプ班に別れていざ出発!!


すぐに山のとりつき口につくと、さっそくこごみ、ふきのとう、など出迎えてくれて、気持ちが膨らみます。

  その反面、雪山は、初心者で かつ体調も不安がある中参加したので、目標は、幻の行者にんにくをこの目で見る事と、出来れば採取したいとの思いで、なんとか必死で登りました。
 昼闇山は、思ったよりも標高が高く1840 米もあるとは…
途中、登頂班6 名と、山菜班9 名に別れてひたすら谷を行くと、カールが広がりました!
 

 時よりガスで見え隠れするものの山の稜線が見えて、感動しました。

あとは、お目当ての行者にんにくをこの目で見ないと…
後一歩のところで、足が思うようにあがらなくなり、おまけに両足つってしまい目の前にして断念か…と諦めかけたところ、テーピングをしてアイゼンを着けたとたんに、足復活!!

とにかく一目見たいとの思いでしたが、リーダーの下山勧告にちょっぴり寂しさを感じ またリベンジしたいと思いました。
スキーをしたこともあり、比較的に急斜面でもスムーズに降りられ、貴重な体験が出来て良かったです!

 例年よりも、山菜が少なかったようですが、行者にんにく入り餃子、生で食したりとその夜は、数々の料理に舌鼓みし、また、翌日の天ぷらは、最高!!

皆、揚がるのが待ちきれず目線が鍋に集中している姿がなんとも言えなくて…


翌日は、天気も良く、帰りに昼闇山、火打山、焼山、を見てまた来年もこの景色と、美味しい山菜に出会えることを願って帰路につきました



 
※以下山頂班写真






 
以上。
 
メモ
・寡雪が予想されたが、なんと例年になく多かった!!
・入渓点より下も完全に埋まってた状態。こんなの初めて!!
・尾根は融雪早かったが、谷の雪は降った量が多かったため、雪解けが追いついていない模様。
・林道上にも雪に覆われた地点2か所あったが、車で強行突破した。




2015.4.25-28黒部横断(鹿島槍ヶ岳-S字峡-剱岳)

黒部横断

(大谷原‐北俣本谷‐鹿島槍ヶ岳(南峰)‐牛首尾根‐S字峡‐仙人谷‐剱岳‐早月尾根‐馬場島)


日付 2015/4/25(土)~28(火) 天候 ずっと晴れ


参加 武藤(CL)、塚越、高橋、阿久津、穴井、ガンマー(投稿)


GWをフライングして岳人の憧れ 黒部横断に行ってきました。


人のことは言えませんがGW前にもかかわらず予備日1日を含む6日間の休みをみなさんよく取得できたなぁ~と思いつつも、そこまでしてでも行きたかった黒部横断への情熱がそうさせたのでしょう。






1日目」
4:50
信濃大町のタクシー会社に車をデポ。ジャンボタクシーにて大谷原へ。

5:40 大谷原
 他にも数台車はあるが黒部横断は我々のみ。
 ベテラン・ガッツの若手・天気・タイミング等最高の条件の中
 準備は万全で秘境中の秘境、黒部横断のスタート。




7:00  西俣出合
順調に到着。これから先も、好天予報のため唇の日焼け対策も万全に北俣本谷へ。


コンクリの階段は垂直に重量がかかり、足にズシンとくる。



初日はまだ体調万全ではないものの、振り返れば最高の景色の中確実に高度を上げていきます。
 途中、塚越さんが「せっかくなら北峰に行こう」と提案。
 北峰方面にトラバース気味で向かうもシュルンド等もろもろあり、まずは稜線へ。


12:30 稜線
丁度、南峰と北峰の中間点あたりに出る。

予定時刻よりも若干過ぎていたので、「北峰へ」の言葉を誰も口にはしなかった。
ごくごく自然な流れで南峰へ向かう。

やる気も気合もMAXだぜ~YEAH!!!


冷たい風が吹く中、夏装備の塚越さんは・・・


南峰へはほとんど雪の無い状態。
1か月前に訪れた状況とはまったく異なる。こんなにも変わるとは・・・



13:20 鹿島槍ヶ岳(南峰)
まずは前半のピーク 鹿島槍ヶ岳 南陵!


南峰より牛首尾根へ。ここから先は何があっても引き返せない。
体調万全・景色・天候は最高だ。GO!GO!!GO!!!




14:20 テント場
いたる場所が幕営適地。
初日は牛首山まで行かずに幕営とした。



見よっ!これが黒部横断前人未到(?)の6人用テント!!!
茅ヶ崎山岳会が初(かもしれない???)の偉業(^^)/
そもそも6人で来るところか・・・の話は置いといて。



皆さん酒・つまみはちゃーんとたっぷり持参。



茅ヶ崎山岳会は夕食よりもつまみがメイン?


2日目」
4:30  テント場


薄暗い中出発。ほとんど風は無く冷たくもない。


陽が昇ってくるとこれから向かう剱岳が美しく見えてくる。

地図をメインに所々で茅ヶ崎推奨アプリ(?)「ヤマップ」で確認しながら進む。



4:50  牛首山(らへん)





樹林帯へ入ると支尾根が多い。あの尾根は・・・・?
迷う前にしっかりとこまめにルートファインディングを行いながら進む。
晴天であればいいが、もしガスったらどうであろうか・・・
2302m付近や1700‐1500mあたりも分かりづらさあり。



そして藪こぎの始まり始まり。
藪・藪・藪・藪・・・・


しばらく進むと吊り橋や送電線が見える(残置スリングあるが使用せず)。
少し進むと・・・
8:50  コンクリート土台
ここからしばらくはコンクリ建造物が多数。よくこんな場所に・・・と思いながら藪を進む。

9:30 コンクリートナイフリッジ()
コンクリナイフリッジを越えると行きづまる。
目標は地図「S字峡」のSと字の間。西(左)へルートを探すと下れそうなところ

そしてここから懸垂2ピッチにて着。ここからS字峡まではすぐそこ。

13:00 S字峡
計画通りのドンピシャで到着したが20数年前にあった橋がない
右往左往しながら道を探すが川沿いに通れる箇所はない。
登り返しながら藪をトラバース。
時間以上にここからの道は本当に長く感じた・・・本当に長く感じた。



東谷吊り橋手前の東谷にデブリで橋が出来ており渡れるようになっていた。
登り返しなくスムーズに渡るのであればココを目指しての懸垂がベターだったか。
暑く予定外の登り返し&トラバースで疲労。しかも想定外の暑さに飲料水不足である。



14:00 東谷(水浴び)
が、それを救ったのは黒部川の清らかで旨すぎる清流。
みんなでガブガブ飲み、頭を冷やし、酒用(?)に汲んでテント場へ。
 



「3日目」
5:10  仙人ダム





管理場所の屋根上を越え、いくつものハシゴを登っていく。






5:30  仙人谷
仙人ダムで黒部横断ハシゴを越えたところ。雲切新道ではなく仙人谷へ。
名もなき(?)大きな滝を眺めつつ谷に入る場所を探します。
この先はトポなくどんな滝があるかも不明。この先懸垂1ピッチにて谷へ降り立つ。

懸垂到着地点から数10m付近で小規模であるが雪崩が発生・・・
注意しつつ先へ進む。




                        




8:40  仙人湯 仙人小屋(埋もれている)
蒸気は出ているが湯船は無し。丁度良い湯加減なのが実に残念。
この先、雲切新道方向へ向かうが、その目の前でも小さな雪崩・・・

仙人山を目指す案も出たが、塚越さんの「(埋まっているけど)仙人池は観光地だから行こう!」の
一言で仙人池へ。ヒュッテの屋根はすこーし出てました。ヒュッテが見えており、すぐ着くかと思いきやこの登り・・・意外になかなか着きません(^_^;)




10:50仙人池

大休憩!やはり池は埋まっていたが八ツ峰も見え最高のロケーション♪来て良かった!






池の平小屋までトラバースも考えたが仙人山までの方が安全そう。





12:20 仙人山
ここからは通過点の鹿島槍ヶ岳も綺麗に見えます。



すこーし池の平小屋の屋根が。ここから池平山までの斜面はマジでハード・・・
高橋さん・・・先頭・・・代わりながらのはずが・・・追いつかない・・・はぁはぁ・・・・・・はぁはぁ・・・・・















14:30 池の平山(南峰)





この先小窓までは懸垂1ピッチ




17:20 小窓のコル(テント場)
仙人ダム付近で採ったふきのとう×ベーコン旨い(^^)
翌日は富山で打ち上げをすること前提で翌日分を残さず酒・つまみ食いまくる。
「4日目」
5:20 小窓のコル(テント場)
岩と雪の殿堂 剱岳へGO!!!!!!!!!!
GO!GO!!!GO!!!!







7:00  小窓ノ王
私は初めての剱。カッコよすぎてハンパない。
力も心もみなぎるぜ(^^)v






小窓ノ王からは懸垂1ピッチ&トラバース。

トラバース地点より池の平ガリーを望む





7:30  三ノ窓→池の平ガリー
きつかった分、何故かみなさん前のメンバーを追い抜こうとガッツ溢れる。











8:20 池の平乗越




山頂へGO!





9:40 剱岳山頂
達成感から到着と同時にうぉぉぉぉ~と雄叫び!
最高のメンバー・景色・天候の中、全員で剱岳登頂だーーーー!!!!





山頂で乾杯が茅ヶ崎スタイル。旨すぎてたまらんっ(>_<)最高だ~最高だ~~~!!!!







剱岳直下は懸垂不要だったが途中懸垂1ピッチ。
ここは落石要注意でした。
右へ右へ下れば(写真では左側)大丈夫だったかな?






13:00(?) 早月小屋→馬場島
腐った雪を満喫しつつ馬場島へ。時間的に富山で打ち上げ可能そうなのでテンション↑↑
15:20 番場島
試練と憧れ・・・







茅ヶ崎山岳会
「6人テント」での黒部横断達成だぜーーーー!!!!!





16:40 伊折ゲート

ゲートが開いておらず馬場島から舗装路を約6km
長かった・・・いつまでたっても着かない。靴の中で皮膚が擦れる・・・
早月小屋で電話予約したジャンボタクシーで魚津へ。









19:00 打上げ
乾杯は当然大ジョッキ!!!
日本酒,白エビ,ホタルイカ,刺盛り,おばちゃん(?)などなど日本海の幸を堪能(^v^)♡

やったぜ~~~~!!!!乾杯!!!!





翌朝7:00にホテル発
疲れが残る者もいれば酒で完全回復する人も・・・



帰りは電車で乗り継ぎ信濃大町へ




※仙人ダム付近
何度も何度も雪崩ておりギリギリやばかった。
動画は雪崩最後のほうなので小さいが注意。当たればダムまで落下は確実。