GW春合宿第2弾は槍ヶ岳北鎌尾根に行ってきました。深夜0時に2組に分かれて神奈川を出発。沢渡集合してからはタクシーで上高地へ。GW期間中の好天日和に恵まれ、登山客で混雑する早朝の上高地から本日の幕営予定地である、北鎌沢出合いを目指してスタートです。
例年より少ない積雪(4月の多雨で雪解けが早く進んだ)とのことで、横尾までは夏道を快適に進みます。フキノトウが至る所に、顔を出しており晩御飯のお供にいくらか頂きました。
槍沢ロッジを過ぎると積雪が増える。ババ平を過ぎ、水俣乗越への登りに入ります。乗越までは夏道通りではなく、雪渓を直登しました。本日、最初の登りに皆さん徐々にエンジンを上げつつ高度をあげます。
乗越まで出ると背後には穂高連峰の素晴らしい景色。
乗越から天上沢方面。奥に新高瀬ダムも見えます。いやー快晴ですね!
乗越を過ぎれば本日の行程は下るのみ。せっかく稼いだ700m程の高度を一気に下ります。
沢の下部では融雪が進み、荒々しい光景が広がっていました。一箇所だけ、ブリッジを通過。
一時、初日に北鎌のコルまで登り返す!?案も出ましたが、いざ北鎌沢出合いから見上げるとその高度差に一同、即座に出合いでの幕営を決定しました。
モンベルの2-3用テントはフライを忘れるというハプニングが。
他にも家に冬靴を忘れてきた人、車にホッケの日干しを忘れてきた人と何かと忘れ物の多い山行となりました。
北鎌沢出合いでは他にも4パーティー程が幕営。翌朝の混雑が想定されました。
翌朝は4:30スタート。早速、北鎌沢右俣へと取り付きます。
北鎌コルにて先行パーティーに追いつきます。予想通りの混雑にて常時、2、3パーティーと並行しての登攀でした。
稜線に出てから1時間ほどで独標が顔を見せます。素晴らしい天気にテン泊山行初参加の久野さんも満足気です。
独標への取り付き地点で25mほどの雪壁。今回、唯一ロープを使用しました。
独標を過ぎるといよいよ槍ヶ岳が現れます。雪が少ない為、夏道と交互に歩きます。独標からが意外と遠かった。。
時折、ルートファインディングを迫られる箇所もいくつかあり、時間を取られる場面も。
北鎌平までくるとガスが出始めました。一同、急いでピークへ取り付きます。
ピークへ直登する渡邉CL
14:00、無事に登頂。頂上からは北アルプスが一望できました。
皆さんやりましたね!
塚越さんはまさかの半袖!?
槍の肩小屋で小休止した後、天気予想、装備不良(フライ)、メンバーの体調不良などあり、キレット-穂高への継続はあえなく敗退することにしました。
下山と決まれば一気に下るのみ。槍沢を下降します。
2日目はババ平、槍沢ロッジと2組に分かれて幕営。気を取り直して宴会です。
初日に皆さんで採ったフキノトウとベーコンの炒めが絶品でした。
翌朝は上高地まで。猿が沢山いました。
上高地まで下ると時折、晴れ間も覗いており、穂高へのキレット縦走に後ろ髪を引かれつつの下山となりましたが、残雪の北鎌尾根から槍ヶ岳を踏むことができ、充実の山行となりました。
次回のリベンジに乞うご期待。
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