谷川岳 滝沢リッジ

日付 2020/2/29(土) 天候 晴 参加 (CL)(投稿) 相原、穴井
  行程 3時30分駐車場~4時30分一ノ倉出合い~6時滝沢リッジ取りつき
                  9時オムスビ岩~11時ホルンピーク15時30分~Aルンゼ下降点~16時50分山頂
     ギア 60mロープ1本 スノーバー アルパインヌンチャク スリング多数
        カム、ハーケン(使用せず)
 ほぼ毎年通っている谷川。去年に滝沢スラブを登り次は滝沢リッジを登りにいこうと決め無事日帰りで行ってきました。数日前から降った降雪でタフな雪稜とラッセルを存分に楽しんできました。(写真はリッジのスタート地点)
一ノ倉の出合いからはノントレース。今年は雪が少なく滝沢の氷瀑がしっかりとでている
自分は去年の雪崩のトラウマでビビりまくり。今日は風も雪崩の兆候もなく静かである。
滝沢リッジの取りつきは滝沢下部から左に50mくらい下降した所が取りつき。
相原、穴井の順番で登攀する。1p目、登りやすそうなラインを選ぶが出だしの草付きスラブが悪い。60mいっぱいで灌木でビレイ。
烏帽子大氷柱は繋がってないみたいだ。2p目も60mいっぱいで灌木でビレイ
 3p目からはコンテに切り替え傾斜の強い灌木帯の雪壁をぐいぐい200mほど登る。
つるべだとかなりのタイムロスになると思う。9時にはオムスビ岩に着くことができた。
対面に中間稜パーティーががんばっている。声をかけると。ど~こで~すか~とかわいい声が返ってきた。
いつみてもすごい景色だ
リッジのスタート地点からスタカットに切り替える。中央の岩がホルンピーク。
所々悪いが灌木でランナーが取れるので安心感はある。リッジスタートから60m
7pでドームまでたどり着いた。
      日があたりはじめると至る所からドッカンドッカン雪崩が出始めた。
ホルンピークは右側から滝沢方面に下降し雪壁を詰めていった。岩には古いがピンと終了点があった。
ホルンピーク上からのナイフリッジと嫌な草付き帯
ここらへんが核心だったかな。
支点があまり取れない為、スノーバー使用しながらバケツ掘ってスタンディングアックスビレイ
馬乗りになり雪を崩して進むのがけっこーしんどい。
ドームまでがなかなかつかない。
リッジを登っている途中で表層雪崩があり足を取られヒヤっとしていたが、
この光景をみたらなんだかかわいくみえてほっこりした。
最後のドームへのトラバース
Aルンゼ下降点。60mロープ1本で懸垂可能。
ビバーク地点はオムスビ岩、ホルンピーク、ドームの下部あたりに良い物件があった。
Aルンゼから国境稜線のラッセルがしんどかったが共同作業でかっとばす。
3スラ、滝沢リッジの次は烏帽子大氷柱ですね~
う、うんと軽くシカトしとく。
ピリピリと両手の軽い凍傷のうずきががんばったな~と実感させてくれた。





                         

1 件のコメント:

  1. すげー、かっこいい―、あと15歳若かった一緒に行きたかった。素晴らしい記録です。
    伊三雄

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