山岳会のブログは今シーズンの記録が毎週のように上がってきて早く山に復帰したいと気持ちが焦る。
コロナの影響もあり外出も控えめでダラダラしていても時間がもったいないので過去の記録でまだ後輩達がアタックしていない記録をアップすることにした。次はだれが登るかな?
【アーカイブ】
1998年3月17日~20日 谷川岳一ノ倉尾根
メンバー:伊三雄 福田3月17日 雪
藤沢(車利用)⇒谷川岳ロープウェイ駐車場
3月18日 雪/曇り/晴れ
駐車場~一ノ倉沢出会い~ルンゼの雪壁~一ノ倉尾根~ピナクル群基部~ピナクル群~懸垂岩
AM5:30駐車場を出発。前日からの雪がこの日も降り続いていた。
登山センターから一ノ倉出会いまでのアプローチでは、新雪が30Cm以上も積もり長く重苦しいアプローチとなった。1993年に敗退したときは雪の状態が悪くピナクル群基部突破に時間がかかり敗退した苦い記憶がある。今回も前日から降り続いている雪の影響で登れないのではないかと不安だった。
一ノ倉尾根のアプローチは一ノ倉沢を少し入り右側のルンゼの雪壁をダイレクトに登り最後は雪庇を切り崩して突破した。
一ノ倉沢からのアプローチ |
ピナクル群基部前半は雪が締まり快適に登るが後半になると壁が立ち雪層が薄くなる。
シュルントを福田さんが踏み抜き冷や汗をかく。続くピナクル群はところどころ悪い所が出てきたためここでロープをだす。懸垂岩取付き点でテントを張りこの日は終了。
3月19日 晴れ
懸垂岩取付き点~ダイレクトルンゼン~五ルンゼの頭~リッジ~雪壁~一ノ倉岳山頂~谷川岳~天神尾根~ロープウェイ山頂駅(テント泊り)
この日も5:30出発。この日は雲一つない最高のコンディション。懸垂岩は20mの垂壁を雪を掻きながらボルトを掘り出して人工とフリーで突破する。
気温が上がり幽ノ沢や一ノ倉沢では次々と雪崩が発生し緊張した。懸垂岩を突破するとダイレクトルンゼまでの雪稜は悪い所はなく、ロープを外して行動する。
ダイレクトルンゼは雪が締まり五ルンゼの頭までの200mをダブルアックスで快適に登った。
五ルンゼの頭からは易しい岩稜と緩やかな雪稜を経て一ノ倉岳に登頂。
一ノ倉岳山頂で!
充実感のある登攀ができた。
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