富士山 富士宮口

日付: 2012/6/14(木)
天候: 晴れ 
参加: 新井(投稿)、簑島

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富士山 富士宮口より






梅雨の貴重な中休み日、簑島氏と登る。
今年、雪国は大雪であったが富士山も同様であった。
前日に五合目にテントを張り、夜中までお酒を飲み、翌日一番で登山開始する。
前夜飲みすぎたか、いっこうにピッチが上がらない。先行するパーティは4、5人ほど登山道を登って行く。簑島に我々は雪道にと聞くと、OKの返事が返ってきた。
新六合目の小屋より20分ぐらい登ったところから右の雪渓に入る。数日前の下った足跡が残っている程度。ダイレクトに登る。息が上がる。箕島、飲みすぎで調子が悪いとぼやいている。我ながら一般道を登った方が早く楽だと思いはじめてきた。だが遅し。自称クライマーはあえて困難に挑戦(大した意地ではないが)八合目まで単調な登りが続く。相変わらず辛そうな簑島は遅れ気味になってきた。自分自身も辛くなってきた。お互いにマイペースで登った方が良いと勝手に決め、遅れの簑島を見つつ先に進む。
九合五勺から左側が通常のルートなのだが、先行する登山者のステップに誘われ中央を登る。途中一人を抜いて山頂の鳥居脇を抜ける。
山頂の浅間神社は積雪で鳥居が三分の一しが出ていない。剣が峰は5月上旬の雪の量である。待つこと40分ぐらいでへろへろの簑島が山頂にたどり着く。着く早々に下山したいとか。
剣が峰に登ることを思いもつかず、下山を始める。雪渓の中央をいっきに下るのであるが、自分自身も膝をかばう。簑島も体調悪しで共にスピードも出せず下る。
七合目を過ぎると箕島が調子が良くなってきたと話してきた。とりあえず五合目の鉄パイプのバリゲートを乗り越えて無事に駐車場に着く。
タイム 五合目(5:40発)山頂10:35着)(11:25下山)五合目(13:45着)
メンバー 簑島政人 新井春雄










 

遭難救助講習会(春)

日付 2012/6/10(日)
天候 曇り時々雨
参加 (CL)水島伊三雄、清水、塚越、橋元、岡田、梅田、渡邉、鈴木(慎)
(投稿) 鈴木誠
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前日に関東地方が梅雨入りしたので天気が心配であったが、会の行事である遭難救助講習会を丹沢旧登山訓練所付近で行うことが出来た。
今回は新人が多数()入会したこともあり、当初の内容を変更して結び等の基本を中心とした内容になった。

訓練・講習内容は以下の通りである。

1、ロープの結び方
インクノット・半マスト結び・ブーリン・テープ結び・ダブルフィッシャーマン・エイトノット以外でのロープの連結・プルージック・クレムハイスト・オートブロック・バックマン・スネークノット等

2、ハーケン、ボルトの打ち方と確認方法
ボルトは川原の岩にメンバーが全員でジャンピングを使用し穴を開けてリングボルトを打ち込んだ。ハーケンは旧登山訓練所近くの岳連が講習会等で使用していた訓練壁を予定していたが、いざ行ってみると壁が何処にあるのか解らない位、木が生い茂っていた。その為、その辺の岩のリスにて練習することになり探したがカスカスでハーケンが鳴くまではいかなかった。これについては秋以降の講習会で行う予定 

3、セルフビレーの取り方
打ち込んだリングボルトを使用してセルフビレーの取り方、トップの支点の作り方等を軽く行った。カラビナの掛け方・流動分散・固定分散・スリングの角度による過重の違い等

4、セルフレスキュー(自己脱出・登り返し)
橋に固定したロープを上から垂らして自己脱出の方法(システム)を行った。

5、確保技術
天候不順の為、秋以降の講習会で行う予定

時より弱い雨が降ったり止んだりの天候であった。
その為、短い時間の割には内容の濃い講習会になったと思う。
二俣周辺には梅雨の季節になると蛭が出ると聞いてはいたが、こんなにも居るとは思わなかった。殆どのメンバーが蛭害にあった。
次回は時間を作り、確保(ビレイ)やロープの送り出し等を行いたい。
また、自己脱出の訓練で感じたのは新たに入会したメンバーのバランスが思ったよりもいいことだった。 

新たに入会した方達へ
結びは大事な知識・技術です。何度も練習して覚えて下さい。
 今は素手ですが冬はグローブをしての練習も有効だと思います。また、トップでの支点作成やロープ・ワークは先輩達と一緒に行った時にでもじっくり観察し、質問があればどんどん聞いて下さい。

伊三雄さん、テキストからロープ・スリングの材料の用意までして頂き有難うございました。