R1.12.7 阿弥陀岳北稜 冬季バリエーション

日付 2019/12/7(土) 天候 *曇り 参加 武藤信(CL)、濱野(CL・記録)、長野(写真・下ネタ)

【コースタイム】
4:00湘南地方→7:45赤岳山荘発→10:00行者小屋→11:45第一岩峰取付き
→12:45第二岩峰取付き→13:20阿弥陀岳山頂→13:20御小屋尾根にて下山開始
→15:20御小屋山分岐→16:00赤岳山荘

天候により富士山での雪訓が延期となった為、急遽予定を変更し冬季バリエーションの入門的な阿弥陀岳北稜に行くこととなる。

橋も開通し車にて赤岳山荘へ。装備を整え出発。アイゼンは要らないが所々雪が積もり凍った登山道にて行者小屋へ。駐車場には多くの人がいたが、南沢に向かう人は僕達だけでした。


行者小屋へ到着。テントが2~3張りあるだけで人はおらず静かでした。
ここでアイゼンやらハーネスやら装備を整え出発。

駐車場からの道のりは、やや暑いぐらいに感じたが、行者まで来ると寒さのギヤが一段上がった。
とは言っても素手で装備を整えられる位。
私はまだまだ手袋で何でも出来る器用さは習得出来ておらず・・・

北稜手前のJP目指して再出発。降雪はあるものの埋まってもくるぶし程度。
中岳沢は所々岩が露出し歩きにくそうなので、夏道を使いJPを目指す。
やや急な所もあるが、雪化粧された白銀の世界が美しく、同行したどす黒いメンバー達に汚された
私の心がみるみると浄化されていく気がした。


さて、夏道から逸れ、JP方面に明瞭に続く尾根に入る。ここからは結構な急登であった。


最近はタイ遠征に向けてクライミングばかりで山道を歩いておらずしんどい。
意識もボーッとする中、何かが聞こえてくる。立ち止まり耳を澄ます。
「〇〇~♪〇〇〇♪」 
歌が聞こえる。さらに耳を澄ます。
「長野の母ちゃん♪でべそ~♪」 
すかさずアンサーソングがこだまする。 
「信さんの父ちゃん♪〇〇〇♪」 
※〇〇〇は今回下ネタが担当の長野氏にお聞き下さい。賢そうなあのメガネの下の瞳は
結構お下品です。


辛いときに、彼らはこんな風に励ましあい、困難を乗り切るのか。
私は彼らの明晰な頭脳と類まれなる技術に圧倒された。
昔々、ランドセルを背負っていた頃の自分を思い出し、私にも出来るかここ試みる。
すると私の心に声が響く。
「(母)やめときなさい。変なお友達と遊ぶの
   はおやめなさい」
「(私)はい」




さて、程なくすると、しっかりとしたペツルのビレイ点がある第一岩峰取付きに到着。
1P目は信さんがリードする。岩に雪はついておらず距離は短いものの、ホールドが所々凍り
掴めない。難儀するが足はあるので、アックスは使わず得意のアルパイン・フットスナップを効かせ突破する。


                         2P目は歩きだが濱野リード。


3P目(第二岩峰と呼ぶのか?)は長野さんリード。第一に比べれば階段状ではあるがやはりホールドは凍っておりアックスを使い登る。


その先の阿弥陀山頂までの雪稜は問題無い為ロープはしまい、美しい景色を眺め歩く。
天候は曇りで時々薄日が差す程度。幸い風・ガスも無かったが温度計は-10℃。
歩き・登攀中は良いが、ビレイ等の待ち時間にあっという間に身体が冷える。

程なく山頂へ!360度の展望と無事な登頂を皆で祝う。富士山が綺麗。


    その後は御小屋尾根を下りる。


雪が減りだした所でアイゼンを脱ぎ、御小屋山分岐で登山道を離れ美濃戸山荘方面へ向かう道に分け入る。

雪は無いが結構な斜度。落ち葉の下が凍っている個所もあるので慎重に降り、程なく美濃戸山荘近くの登山道へ合流。無事、赤岳山荘駐車場へ下山となる。

と、言いたい所だが途中の渡渉で信さんが
転倒。膝程度の深さなのに何故か全身びしょ濡れに・・・
そんなこんなでセクシーショットあげる♥️


同行メンバーの皆さん、お疲れ様&ありがとうございました。

翌日の河又クライミングに備え、石和近くの健康ランド泊。
お約束通り、二日酔いの翌朝が来るのであった。
                  以上












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