夏合宿剣岳 八峰6峰Dフェース~本峰、立山三山縦走

2015/8/10~11
夏合宿剣岳 八峰6峰Dフェース~本峰、立山三山縦走
参加 (CL)渡辺、塚越、宮崎(投稿)、高橋、安波、重盛、吉野、久野、穴井 相原

8/10
入山3日目は、6峰Dフェースから剣本峰へ縦走することになりました。
幕営地からも良く見えるDフェースは、登りごたえのある(!?)ルートとのことで前夜から楽しみでした。
翌朝、雪渓を横切り取り付きに到着。
塚越さんがいたので、目的の富山大ルートの取りつきも、割とすんなり見つけられましたが、
そうでなかったら、取りつき見つけるのにも一苦労だったかもしれません。



塚越さん穴井君ペア、重盛さん久野さんペアに続き、私と吉野さんのペアも出発しました。
1ピッチ目宮崎リード。4級+とのことですが、以外と辛い感じ。最後の乗り越しが少し大変だった。
2ピッチ目吉野さんリード。少し登ってから、2人ぐらいしか居られない狭いテラスまでトラバース。
3ピッチ目は、4級+~5級-の核心ピッチのはずですが・・・。
あれっってくらいに簡単で、岩でも欠けてホールドが増えたのでしょうか??

その後は、高度感が出てきて、気持ちのいいスカイライン。
快適に登れるリッジが続き、Dフェースの頭へ。
重盛さん久野さんと一緒に少し休憩して、写真を撮ったり、周囲の絶景を楽しみました。
(このころ、塚越さん、穴井君ペアは、もうはるか先を先行してました。)

ところで、この日の核心はここからでした。
私達は、剣本峰を目指し、まずは6峰を三ノ窓谷側へ懸垂下降。(ここは歩いてでも降りれそうだった。)
トラバースルートから7峰を登り、懸垂下降(だったと思う。7峰と8峰の辺りの記憶がごっちゃになってるので、間違ってたらごめんなさい。)
8峰から2回懸垂し、2回目の懸垂では三ノ窓側に懸垂下降した重盛さん・久野さんペアのロープが岩に擦れて動かなくなってしまったので、
私達は、長次郎谷側に懸垂で降り、時間短縮のため八ツ峰の頭は巻き、そのまま池ノ谷乗越から本峰を目指すことにしました。

ここからは、吉野さんと二人きりになり、お互いのルートファインディグ力で、進みやすいルートを捜しながら、
迷うこともなく順調に本峰まで行けました。
剣山頂は、その時は人気もなく(途中で一人登ってきた。)おまけに、ガスって周囲は真っ白で景色も何も見えない。
私達は、下山のことも考え、写真を撮ると、早々に出発することにしました。

下山は、元来た道を戻ればいいはずだったのですが。吉野さんが「こっちじゃないですか?」という方角を、
なぜか私は違うと判断してしまい、「そっちじゃないと思います。」と、元来た道の隣のルートを帰りの道だと信じ込んでしまうという失態を犯してしまいました。
少し降りて、来た道と違うと思い、地図を広げて見るも、ガスが出てきて周囲の景色は真っ白で不安になってきました。
もう一度、頂上へ登り返してルートを確認することも頭によぎりましたが、それで、やっぱりこっちで合ってたら吉野さんに申し訳ないなぁ・・・。
と考えて、先を偵察してこようと荷物を置いて、リッジ状の岩場を一人進んで行ったら、浮石を掴んでしまい、危うく落ちそうになり、慌てて吉野さんのところまで戻りました。
すっかり気持ちが動転してしまい、少し落ち着かないと思っていたら、山頂の方に、久野さんの姿が見え、私達の姿を認め呼びかけてくれました。
(本当、助かりました・・・。)
吉野さんと、急いで山頂まで戻ると、久野さんと重盛さんがいて、安堵のため息が漏れました。
私達は、誤って源次郎尾根を下ろうとしていたようです・・・。

そんな反省点もたっぷりの長い一日でしたが、一緒に登ってフォローもいっぱいしてくれた吉野さん、ありがとうございました。

8/11
最終日は、重盛さんと高橋さんと、立山三山を縦走して帰りました。
剣沢から別山乗越の登りが、重荷だったのでキツかったですが、その後の稜線歩きは風も爽やか夏のアルプス気分を満喫できました。
ただ、雄山は山頂からの下山道は酷い混雑で、しばらくは来なくてもいいかなぁという感想です。

体力、雪渓処理、登攀スピード、ルートファインディング力、足りないものが色々見えてきた4日間でしたが、天気もよく楽しかったです。











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