谷川一ノ倉沢アルパインクライミング2014531-61

日付 2014/5/31(土) ~6/1(日)天候 両日とも快晴&暑い 参加 武藤(CL)、渡邊、阿久津(投稿) Photo https://plus.google.com/photos/110771324764284100517/albums/6019783199945590209?banner=pwa

 Commnent
山行タイム
5/31
谷川ロープウェイ駐車場4:40→一ノ倉沢出合い5:20→テールリッジ6:00→中央カンテ取付き6:40
登壁開始7:30→烏帽子岩懸垂支点12:30→国境稜線14:30→谷川岳肩ノ小屋15:40 宿泊
6/1 
谷川岳肩ノ小屋5:30→天神平ロープウェイ乗り場6:40


先週の一ノ倉沢本チャン登壁を経験し、どっぷりアルパインクライミングに虜になってしまい、2週連チャンで行きたく、週末に歯のメンテナンスをする予定だった武藤さんを無理矢理誘い、渡邉さんと3人で行って来ました。先週、時間の都合でチャレンジ出来なかった『中央カンテ』&草付きを登り詰めて国境稜線から天神平、ロープウェイ下山の日帰りプランで、先週の宿題にチャレンジです。
先週の土曜日は当山岳会を含めて3パーティーしかいませんでしたが、駐車場に着いた時点で、既に準備中のパーティーが数パーティーいました。シーズンが本格的にスタートしたのかなと感じながらも、先に行かれてはいけないと急いで準備します。駐車場スタート直後に自転車を乗って、颯爽と通りすぎるパーティーに抜かれましたが、その後の後続組に抜かれることもなく、一ノ倉沢出会いへ到着です。

各自、登壁準備をしてスタートです。既にテールリッジ付近に数パーティーと雪渓に数パーティー、また岩に取り付いているパーティーも数パーティーいました。雪渓も先週と比較すると大分後退しています、雪渓を詰めて相変わらず「コワイ」テールリッジを登り、中央カンテ取付きに到着です。



既に、「凹角ルート」ルートへ行くパーティーがおり、登壁開始するまで待機です。先行パーティーが2ピッチ目へ行ったのを確認しスタートです。最初の3ピッチは分岐点を間違え易いので、武藤さんがリードで行ってくれました。

4ピッチ目からはリードを交代して登壁開始です。相変わらず、本チャンの緊張感が体中にビリビリ来ます、緊張感が高いため喉の渇きが早い&暑さで水分補給回数が増えます。Σ(゚дlll)今回の中央カンテは支点が沢山あるのですが、鉄の腐食で岩との見分けが付かず、丁寧に確認することが大切であると再度実感しました。「変形チムニー」合流点のチムニーを間違ったチムニーへ行ったり、3級ルートを4級+へ行ってしまったりとルート選択も2回間違い、ルートの見極めも今後の課題です_||○


武藤さん、渡邉さん、ご迷惑お掛けしましたm(_ _)m
なんだかんだでリードして行きましたが、最終ピッチ前本日の核心部5A0を過ぎた5()スラブでギブです…>_<…
武藤さんにリードを代わってもらいました。最終ピッチは渡邉さんがリードです。無事、全員で烏帽子岩懸垂支点に登頂です。
一つ一つのミスが重なり本日のタイムスケジュール通りに国境稜線へ出られるか怪しい雲行きなって来ましたが、我らが隊長、武藤さんの判断で懸垂下降せずロープウェイ下山を目指して残りの草薮を詰めて行きます。左へトラバースする地点を間違え、右からトラバースした為、藪漕ぎ&苔付き足場不安定箇所を登りました。ルートに合流し藪漕ぎをスタートして、本日最後の岩登り、岩が脆くリードの武藤さんから、「石、落ちるから気をつけてね」と一言‼︎


いざ、登ると本当に脆く摑む岩ごとに、太鼓みたいに良い音が(ー ー;)
落石することなく無事に登り切りました。残るは藪漕ぎで稜線です。ここら辺で登壁時に水を全部消費してしまった為、水分補給不足で右足が痺れ出して来ました。…>_<…

なかなか、スピードが上がらずヤバイ感じに・・・、ここの藪は主に背が高い笹なので、足場も隠れてしまっており、渡邉さんが穴に落ちて瞬間移動、武藤さんは眼鏡を持って行かれるなど、色々なハプニングが発生です。藪と奮闘すること15分、無事に国境稜線へ一安心です。

稜線に出てから一ノ倉沢岳で記念撮影して、直ぐにロープウェイへ最終時間へ向けてダッシュです。ですが、足の痺れで思う様にスピードが上がらないため、時間がかかります。渡邉さんも足が疲れきっている様で、途中でストップ、なんだか武藤さんにメッチャ迷惑かけている状態に(ー ー;)

かれこれ、歩いているとヘリのホバリング音が?音のしている方を見てみると、一ノ倉沢でホバリングしています。武藤さんが「偵察じゃなくて、事故みたいだね」とのこと、事故が発生した様です。本当に油断出来ない山だと改めて実感しました。オキの耳、トマの耳に着きましたが、時間がなく看板だけ撮影して下山を急ぎます。

ようやく、谷川岳肩ノ小屋に到着、この時点でロープウェイ最終便17:00まで1時間15分前でした、若手2名の体がボロボロな為、武藤さんから安全を取って小屋で一泊するとの決断が下されました。この時点で、ホットしつつも、舞茸天ザル蕎麦&温泉が終了した事に残念な感じに(笑)以前から宿泊したい小屋でしたので、小屋泊出来て最高でした。小屋の主人は気さくで話も楽しい、飯も豪華で美味かったです。谷川岳に行く時は是非また行きたいですね。皆で水分補給をして(ビールも忘れずに(笑))ゆっくり休めました。



翌日、早朝は風邪が強く下山に影響が出るか心配でしたが、下山開始時には止んでおり、動き出すと暑いぐらいです。1時間ちょっと下って行くと天神平ロープウェイ乗り場へ到着です。


皆で無事下山出来ました。今回は、若手が足を引っ張る形になってしまいました。今後は更に精進して、スキルアップに勤めて行きます。武藤さん、渡邉さんお付き合い頂きましてありがとうございます。

0 件のコメント:

コメントを投稿