アルバム :https://goo.gl/photos/3EJsT3S5eDNgZsRGA
不動沢エンペラータワー よろめきクラック 5.10a
今週末も瑞牆へ。目的は不動沢でワイドと戯れることと、竹沢さんのリベンジマッチとして大面岩 左稜線 5.10c 7ピッチ。ワイドにマルチにしっかり遊べました。
6/17
7時に不動沢の駐車場に止めてアプローチ。不動沢は昨年の5月に宮崎さんと自分は来たことがあったので懐かしい。竹沢さんは意外にも初めてとのこと。不動沢に入り最初に出てくる岩峰がエンペラータワーが聳える屛風岩周辺。もっと奥のエリアも見てみたかったが、去年、自分が足を痛めていて見学に留まっていたよろめきクラックを登ってみることに。不動沢の看板ルートは去年も大盛況だったが、この日は午前中は別に2人組のみで貸切だった。その2人組も宮崎さんの知り合いだったわけだが。
アップをどこにするか悩んだが、ワイドクラックにアップはあってないようなもんなので、竹沢さんリードで早速、よろめきにトライ。出だしの下開きオフフィズがやはり悪そうで苦しそう。それでも徐々にロープを伸ばしてトップアウト。その後に1人ずつトライして3人とも朝一からしっかりよろめく。宮崎さんはトップロープですんなり登れた為、夕方リードトライしたが敢え無く敗退。
続いて、2人組と交代してエンペラージャム直上ver 5.10bにトライ。
このワイドクラックは最後が洞穴になっていて潜るとよろめき~の終了点に合流するのだが、よろめきを登っている間、洞穴の向こうから「ノープロ!ノープロ!」と連呼する2人組の声が聞こえてきてリードはグランドフォール覚悟のランナウトを強いられるようだった。ビビりが入った我々は2人組のアドバイスに従い残置して頂いたトップロープで登ることに。直上verの場合は洞穴を潜らず、そのままタワーの上まで甘いハンドクラックを辿る。よく見ると核心手前でキャメ6番が打てそうでリードでも大丈夫そうだった。宮崎さんは出だしのワイドが鬼門のようだった。3人が登り終えてお昼にする。
エンペラーのコルは風が吹き抜けビレイ中寒い。
お昼を取りつつ、次は2人組の勧めでエンペラージャム隣のア・プリオリ 5.11aにトライ。
プロテクションが際どく落ちるのはNGな感じのルートなので、エンペラージャムのトップロープを移動させてトライする。出だしのワイドから途中まではエンペラー~を登り、途中からフェースに移り左上、核心の甘いハンド~フィンガーを辿り、最後はダメ押しのマントル返し。ムーブも面白い。何とかノーテンで登れた。竹沢さんもノーテンで抜け、宮崎さんは核心で一手が届かず惜しかった。
次はリードしてみたいが、足下のフレークに抜ければおそらくグランドのスモールカムで核心部をこなすのが、精神的な核心か。
最後にもう一度、よろめきクラックをリードさせてもらいなんとか2撃で持ち帰りできた。
夜は竹沢さんチョイスで焼肉でした。宮崎さんもご満悦で早々に就寝。
6/18
2日目は竹沢さんが前に時間切れ敗退と聞いていた大面岩 左稜線 5.10c 7ピッチへ。チップの駐車場からアプローチ。こっちの方面は竹沢さん以外、お初なのでトポと睨めっこしつつ迷いながらも何とか1時間弱で取り付きについた。
取り付きに荷物を残置してリード順をじゃんけんで決める。3人目が全員分の昼食とアプローチシューズを詰めたザックを背負うことになったが、意外と重く最後にひどい目にあうことに。
1P目 40m 宮崎リード。トポには割愛されることが多いと書いてあった苔むしたスラブ。5.9にしては出だしが悪すぎ。苔に足を取られてよく滑り時間がかかった。
2P~3P目 穴井リード 2ピッチつなげて50m一杯登った。5.8から3級の木登りをこなすとようやく視界が開ける。右には佐久間の塔、大面岩正面に開かれた5.12~5.13程度の魅力的な高難度マルチルートが並ぶ。
4P目 20m 竹沢リード。木登りから始まる短い5.10aのフェースをこなす。終了点の手前がハング下を高度感のある四つ這いトラバースになるが優しい。
5P目 10m 宮崎リード。出だしの1歩が悪く5.10cの核心。右が切れ落ちていていい高度感。
出だしをこなせば15mほどのフェースを快適なカンテのガバ沿いに登る。
6P目 20m 穴井リード。ハイライトの5.10bは高度感満点のフェース。カンテ沿いに楽しく登れた。
7P目 25m 竹沢リード。出だしから4mほど面白い下りトラバースしてスラブを登る。途中、0.75キャメが残置されていたので、回収を試みたが後続パーティが迫ってきたので諦めた。もう少しで取れそうだったが。。
9P目 20m 竹沢リード。木の生えたバンド歩きの8P目で後続の2人パーティに追い抜いてもらい、最後ピッチの5.10aチムニーオフフィズへ。前にこの手前で時間切れとなった竹沢さんにリードで締めてもらうことに。右壁にリングボルトがバッチリで安心だが、チムニーから上部のオフフィズに移るところが悪い。宮崎さんが続き、ハーネスからザックをぶら下げた自分はザックがピッタリ引っかかり右往左往。チムニーに挟まったままザックを背負ったり、ぶら下げたりを繰り返す悶絶ピッチとなったが、何とか落ちずに抜けれて良い修行になりました。
最終ピッチからは少しの歩きで頂上へ。ガスの中、お昼を取って早々に下降。帰りにカンマンボロンを見学して帰りました。
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