2016年8月20-21日 黄蓮谷右俣

日付 2016/8/20-21(土日) 参加 ガンマー(CL)(投稿)、宮崎
アルバム:https://goo.gl/photos/uSzTB1shP4ScJcY2A



6:40 尾白渓谷駐車場
  カメラはお互い電池切れ&故障と気がつく。そのため写真は少ない。
 土曜の午後も悪いが、日曜の天気予報は良くない。しかも月曜は台風だ。1泊2日は絶対条件!
 初日で奥千丈滝の上まで行きたいところだが、黒戸尾根下山後の登り返し1時間は嫌なので初日にゲートまで歩く。


 






7:55 ゲート前
 この時間で駐車スペースは満車状態。
 ほとんどの車は日向山に行っている模様。


9:20 入渓点
 晴れた林道歩きは暑さがしんどい。早く沢に入りたいなんて話していると雨が降る。
 雨が降ると寒くて温泉に入りたい。この先1日中降ったりやんだりであった。
 アイスで登った錦滝を懐かしみながら過ぎ、トンネル3つを通りフィックスロープのある下降点へ。

 
最近、体力の低下を痛感しており40ℓのアタックザックに無理くそ詰め込んで約2㎏軽量化した。
入渓点から数分のところに感じの良い釣り師が。情報ではすでに6人入っているとのこと。
流石人気の沢である。

最初の滝でヌレヌレのスラブが。スラブはどうしても慣れず怖さあり、たまらずロープを出す。
この先こんなんで大丈夫だろうか・・・

どこかは不明
 11:25
 11:50
 12:50
 13:00


 13:30 千丈滝~坊主滝(BP)

所々登れる滝はあったが、ここまではほとんど巻いた気がする。沢登りと言うよりも巻いて景観を楽しんだ感じだ。
 奥千丈滝の上まで行くには時間も天気も微妙。翌日ヘッデン下山も嫌だが、何よりただでさえ雨で濡れた薪でたき火が危ういってのに疲れ&暗くなっているでは、薪集め&火起こしの気力がないだろう。
 先へ進みタープにくるまり私が焚火代わりに抱いて乾布摩擦で温めてあげるか、ここでたき火をしてヘッデン下山にするか宮崎さんに判断を委ねた。その結果、宮崎さんの非常に強い希望でこの地で一晩をともにする。


火の着きやすい小枝が多く、目が痛くなるほどよく火は着いた。
しばらくすると雨が強まり沢は増水。テン場からみた感じでは4倍くらいになったように思える。
たき火は消えそうだったが、宮崎さんの銀マット1枚で沿い寝することを条件に、私の安いビニールシートを屋根にして火をキープ。宮崎さんが寝ているのをいいことに全身の衣服を乾かした。もっと大きなシートだったら焚火のそばで寝たいもんだ。
 沢の夜はやはり良い。自然を全身で感じられる。
 自然に任せ、翌日はアラームで起きたのが朝ではなく、目が覚めた時が朝だってことで就寝。


 5:30 起床
 目覚めたときが朝ではなく、とっくのとうに朝になっていた(過ぎていた)
 ちゃっちゃと食い、片づけて準備する。




7:00 出発

昨日の増水はすっかり無くなっており空には太陽が。沢日和だ。




7:10 坊主滝?
昨日はアプローチでこれからが沢登り本番だ~!と意気揚々と進むがさっそく巻きうんざり。
同じBPにいた2人パーティーも一緒になる。お互い道を探し別々になるが合流を繰り返し、抜きつ抜かれつ。
 8:10 15mの落ち口?
 2人パーティーはどこかにいってしまった。
 1時間以上の大高巻きで疲れ1本とる。巻くには巻くが悪い巻きや、懸垂下降はない。
 先には3人パーティーも見える。

8:15 2俣
左俣はアイスで登れるらしい。スラブの左から右へ。ねてはいるがスラブは怖い。
前日の増水では足をもってかれ突破出来なかっただろう。宮崎さんの判断ナイス。
 10:10 奥千丈滝?
 右岸を巻いて降りてきたところ。もうここらへんからは、どこがどこだか状態。
 いつの間には2人パーティーが先行しており一緒に休憩。 


ここからはしばらくシャワーを浴びながら気持ちの良いクライミングとなったが、やはり巻いたりなんだりしながら進んだ気がする。時にスラブなどでは、足も手もなくクラック登りのような大して出来もしないハンドジャムやフットジャムを駆使しながらすすむことも多々あった。


奥の滝 3段
 1段目は残置ハーケンが左の方にあるとのこと。ハーケンハーケン・・・・・と左に進んでいったらいつの間にか巻いてしまった。2か所ほど行けそうなところがあったので行けば良かった。残置に頼ってばかりなのがダメ。
 2~3段目(の巻き?)はトポによるとロープを出した方が「無難」と。ロープを出しサクッと行っちゃおうと思ったら・・・ダメ、最初の1歩が出ない。苦手なスラブに加え、ガバを触れたら欠けた。マジか。。。先にお助けロープはあるが遠いぜ~。たまらず宮崎さんにリードを代わってもらい突破してもらう。スラブに移る1歩が核心だと思うがセカンドでも恐怖心が消えず、やたらと声を出してしまった。今回はハーケン沿いに行き右のやぶに抜けた。取り付いてはないが右の残置のないチムニーを空荷で行った方が難易度は低そうな気がした。
 やぶを進むとまたスラブ。苦手だし腰が引けているがリードで。難しくはないが腰が引けているのでハーケンを打つ。引っ張ってもぐらつかないので安心して進んだ。回収の宮崎さんいわく2~3回叩いたら簡単に抜けましたよ!本当に利いてたんですか???と。確かに打つのもすぐ入ったし、音もコンコン程度だったなぁ。
 その先はすぐに3m程度壁に残置スリング4~5本ある壁。ロープも結んだ状態だったし、前の3人パーティーがロープ使っていたのでなんとなく自分たちも使ったが必要ないだろう。スリングが切れなければ。

あとは山頂までつめるのみ。ひたすらつめるだけなのだが、右?左?トレースも分かれたいたりする。彷徨いつつ標高を見ながら詰めたが、地図とコンパスを出した方がいいかもしれない。トレースをたどり2900mくらいからゴミが目立つ。ごみがあるのは良いことではないが安心してしまう。



 15:30
 で、甲斐駒ケ岳山頂
 黒戸尾根と摩利支天の分岐あたりにでる。こんな時間なので貸し切り状態。
 時間はおしているが長居してしまった。たしか山と高原地図だと下山に5時間半。
 ってことは21時(*_*??
 


下山し始めると2人パーティーはハイマツからひょっこり(1人だけ?)、3人パーティーは7合目小屋で会う。いつの間にか前後が入れ替わっている。雨が降る前に下山しなければ!思いはあるが長い下山で私の足趾が痛みスピードが出ず。

 19:56 尾白渓谷駐車場
 長い。分かっちゃいたけど長い。
丹沢の表尾根を「バカ尾根」と呼ぶようだが、黒戸尾根の方が適当に思われる。いいかげん嫌になりながらも妄想トークをしながら気を紛らわして歩くが長くて参る。陽は暮れても暑く脱水状態。結果、夏に来るところではないってことでまとまり次は冬のアイスだなと宮崎さんと誓う。。そーいや黄蓮谷も水に浴びることが少ないので紅葉の時期が丁度良いのかもしれない。


帰りの車中、雨が降り始めたころ、2人パーティーはまだ日向山の駐車場に向けて歩いているのかな?と話題になり、やはり初日に歩いておいて良かったとしみじみ感じました。







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