剱岳チンネ左稜線

日付 2016/8/19-21(金土日) 天候 晴れ 参加 瀬沼(CL)(投稿)、斉藤
アルバム:https://goo.gl/photos/JFH18HzjidN6XNoRA

今年は雪が少なく雪渓のコンディションが非常に悪い為、熊の岩からのアプローチができず剣岳から北方稜線経由での山行となった。

コースタイム 8/19 室堂11:00~剱澤キャンプ場14:00
         8/20 剣澤キャンプ場2:00~剱岳山頂4:30~チンネ左稜線取付き6:45
              チンネの頭12:00~剱岳山頂15:00~剱澤キャンプ場18:00
         8/21 剣澤キャンプ場6:30~室堂9:00

コース状況  剣岳山頂までは一般ルートなので問題なし、北方稜線は特に難しい所は無いが、
         踏み跡が多数ありルートファイディングが難しい、三の窓の雪渓のトラバースは今回  
         は所々アイスバーンになっておりアイゼンが必要(軽アイゼンでOK)、チンネ左稜線
         は、ハーケンも打ってあるがカムがあった方が安心(キャメロット0.75~1#)、ハー  
         ケンには、ヌンチャクが入らない所が多く細引きが多めにあった方がいい。ルート全    
         体では浮石も少なく快適に登れる。基本的にはガバの連続。チンネの頭からの懸垂 
         は3ピッチで池の谷ガリーに下りれる。
         ※クライムダウンも可    
                                                                           
 トンネルを抜けるといよいよ黒部ダム。これからの山行を思い浮かべ胸が高まる。

 そんな 中、現れたのが黒部ダムのゆるキャラ「くろにょん」、この写真を撮るのに順番待ち(意外と人気)。
室堂は快晴。気温も20℃ぐらいで快適。
 ライチョウが出迎えてくれる。立山はライチョウが本当に沢山いる、この自然を大切にしていきたい。
 剣澤キャンプ場。
 夜中の2時に出発。台風も接近中で午後の天候は不安定。午前中にチンネ左稜線を抜けたい所  だ!
 剣岳山頂。ゆっくりはしていられない、先を急ぐ。

池ノ谷ガリーを下る。かなり足場が悪く、時間が掛かってしまう。
三の窓からチンネ左稜線を望む。
チンネ全景。
三の窓の雪渓トラバース。今回はアプローチシューズに軽アイゼン。ソールが硬く、キックステップが出きればアイゼンなしでも行ける。
取付きからチンネ左稜線を望む。
1ピッチ目 斉藤リード快適の登る。
3ピッチ目。フォローで登る。
6ピッチ目のフェイス。最高の青空と最高のルート。しかし後立山の峰々には笠雲が!
核心のピッチ、斉藤リード。この頃から風が強くなり雨もパラツキ始めた、早く登らなくては!
強風でザイルが横に流される。そんな中、問題が発生!ザイルが足りなくなる(50mロープ)
見た目で結構長いなと思ったが、案の定足りない。斉藤さんにセルフを取ってもらい、最上部のテラスまで登りクリア!(核心ピッチは2ケ所ビレイポイントがあるが50mロープの場合は最上部で)
核心ピッチ。フォローで登る、基本的にはガバの連続なので落ち着いてホールドを探せば難しい所は無し。距離が長いのでヌンチャクは多目に準備した方が安心。
核心ピッチの後は、ナイフリッジが続く。かなりの高度感。



チンネの頭。岩の上に立とうとしたが、雨も降り風が強いのでやめました(ビビり)笑い。
斉藤さん お疲れ様でした。今回も安定感のあるクライミングで安心して登る事が出来ました。
帰路の北方稜線。まだまだ気を抜けません。
剣岳山頂まで戻って来ました。この頃には天候も回復し青空も!後は一般道を下山するだけ、しかし長い。

下山の日の朝。もっとこの場所に居たいな!
ブロッケンも見る事が出来ました。
帰りもライチョウが見送りに!
今回の山行は、三日間とも天候に恵まれ最高でした。さすが「岩と雪の殿堂」と言われるだけあって本当に岩だらけ!下山中は「しばらく剣はいいかな~」なんて思っていたが、このブログを書いている時には、今度は剣の「どのルートを登ろうかな」なんて思っています。本当に最高の山でした。


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