アルバム:https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/2015121820
行程:12/18 茅ヶ崎(5:30)→美濃戸口(8:30)→赤岳鉱泉(10:30)→裏同心沢F1(12:30)→F5(13:45)→赤岳鉱泉(15:30)
12/19 赤岳鉱泉(6:30)→小同心クラック取り付き(8:30)→小同心の頭(11:30)→横岳頂上(12:30)→硫黄岳(13:50)→赤岳鉱泉(15:00)
12/20 赤岳鉱泉(6:15)→峰の松目沢F1(7:45)→F8(10:10)→同ルート下降→美濃口(13:50)→茅ヶ崎(17:30)
甲斐駒ケ岳の黄連谷右俣を計画していたが、直前の暖気により計画を変更し八ヶ岳へ。2泊3日で天気にも恵まれ、アイスにバリエーション、楽しんできました。
12/18 直前での計画変更となったため、初日はのんびり裏同心ルンゼへ。
裏同心F1。今年初アイスの重盛さんは緊張気味。ロープを出して足慣らしを。
F2はナメが3段続く。フリーで快適に登れた。
上部の抜けはやや傾斜がある為、ロープを出す。ぺツルのスクリューはやっぱり良いと連呼する宮崎さんリードで。
3人で交互にリードと決めて登る。F3は重盛さんリード。
雲一つなく無風の八ヶ岳。暖かく快適でした。
F4は傾斜ゆるいナメ状。奥に見えるF5を抜けると登攀は終了となる。ここまで先行・後続パーティーとも見当たらず、貸切のアイスを楽しむ。
F4は好きなルートをフリーで。
F5はリードさせてもらう。なるべく傾斜の強いルートを選ぼうとするが、ついつい弱点に吸い寄せられてしまう。。
某D登山用品店で研いでもらったとの宮崎さんバイルは『サクッ!サクッ!!』と心地よい音を立てながら、リズムよく振り下ろされていく。道具の手入れは大切だと痛感。
抜けのF6枯れ滝で小休止とした。
右手の大同心基部をトラバースし、大同心稜から下降する。トレースがしっかりしているので、難なく下降できるが、トレース無かったり、ガスったりで視界不良時は迷い尾根あり、注意が必要らしい。
下降点からは翌日に登った小同心クラックを確認できた。
12/19 翌朝は前日に下降した大同心稜を登り返し小同心の取り付きへ。雪がちらつき風もあり寒かった。
小同心クラック取り付きへ。寒さに震えながら準備を始めると後続パーティが続々と上がってきた。
急いで登る準備を整え、1ピッチ目は重盛さんリード。正面チムニー状の中間点でピッチを切り、2ピッチで中間のテラスへ出る。
2ピッチ目は宮崎さんリード。傾斜が強く直上気味だがクラックというよりチムニー状であり、ホールドも豊富で、思い切り登れた。
3ピッチ目をリードさせてもらう。20mほどで3ピッチ目中間のレッジへ出る。トポ通り、ここからの15mは右上のフェースと直上クラックに分岐しており、直上することに。ザックを背負った状態では出だしが被り気味で狭かったが、身を乗り出して乗り越すとあとは快適でした。
3ピッチ目抜けから、登ってきたルートを振り返る
上に抜けた頃にはガスもとれ、晴れ渡っていました。
小同心の頭でロープを解き、気持ちの良いリッジを歩く。 横岳頂上直下の岩壁基部から左にトラバースも出来 たが、直登ルート(2ピッチ)がどうも気になる。せっかくなら直上して登りたい。自分がリードするのでと2人にお願いし付き合ってもらった。
最終ピッチは1箇所悪いところがあり、強風 が吹き付けるが、贅沢 な景色に寒さも忘れて楽しめました。
12:30 横岳からの展望もバッチリ。頂上で小休止を取り、地蔵尾根から下降の予定であったが、縦走組と合流できるかもしれないとのことで、硫黄岳を経由して反時計回りで降りることに。
硫黄岳山荘の手前で前方から4人パーティを確認。狙い通り合流できました。
縦走組は赤岳展望荘での小屋泊とのことでした。コタツにホットカーペット付きとは、、夏に1度しか小屋に泊まったことがない僕にとっては、羨ましい限り。
12/20 南沢大滝は混んでいるかもしれないとのことで、3人とも気になっていた峰の松目沢へ。
前日はF1の状態がよくないとのことであったが、晩の冷え込みを期待して行けるところまでいってみることに。鉱泉のテント・荷物を撤収し、沢の出会いに荷物をデポした。
F1はナメが続く。
F2は上部が傾斜強かったが、日が昇ると急に暖かくなり、薄氷に表面は流水も。とにかくフリーで抜け先を急ぐ。
氷が柔くアイゼンはバッチリ効く状態でした。
F3で先行パーティーに追いつきしばし休憩。上部の抜けは水しぶきあり今にも剥がれ落ちそうでしたが、楽しめました。右岸から巻きも可能。
いくつかの小滝を越えると右岸に岩小舎のあるF7へ。登っているそばから氷が剥がれ落ち始めていたが、傾斜はゆるく、まだ何とか登れた。
薄氷の上にそっと足を乗せて登る。
F7を抜けるとまた幾つかの小滝・ナメが続く。赤岳・阿弥陀をバック に静かなルートを満喫 しました。
2時間半ほどで最終F8に着く。まだまだ氷結しておらず、登れませんでしたが、登れる時期にまた来たいと思わせてくれるには十分な見応え満点の滝でした。
F8からは同ルート下降し、美濃戸口まで下山することとした。下降時には殆ど溶けてしまい登れない状態になっていましたが、次来るときには峰の松目から硫黄岳まで抜けるのも面白いかも。
3日間とも快晴で満喫できた山行となった。お2人とも有難うございました。
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