2020.2.15-16 米子不動 夜叉・アナコンダ アイスクライミング

日付 2020/2/15-16(土日) 天候 晴→雨 参加 海保、瀬沼、穴井(投稿)

アナコンダ(135m) ルートグレード4級上 ピッチグレードⅤ+ (左の氷瀑)

 今年は暖冬で氷は期待薄でしたが、ギリギリ登れるコンディションを捉えて米子に行ってきました。折しも暖気が入った先週末は落氷とシャワーで肝を冷やすアイスクライミングとなりましたが、おかげでそれなりに充実できました。
初日は事前情報を頼りに不動戻し狙いで大沢エリアへ。3人とも寝不足で足元がふらつく。2年前より圧倒的に雪が少なく沢のトラバースで雪が繋がってないところもあり、少し悪かった。
不動戻し Ⅵ-。2年振りに訪れたがやはりスケール感が素晴らしい。遠目には登れそうに見えたが上部が薄そうで登るのは見送ることに。
 夜叉 85m Ⅵ。
不動戻しの左にある夜叉を覗いてみると、こちらの方が楽しめそうとのことでとりあえず2ピッチ登ってみることにした。米子初めてという海保さんに1ピッチ目をリードしてもらう。目を輝かせながら順調に登っていきました。
1ピッチ目を早めに切った為、本来の2ピッチ目50mを2~3ピッチ目に切って瀬沼さんリード。下部は垂壁を15mほど右上しながら更にロープを延ばす。50mロープで来てしまったことを後悔する。やはり60mは欲しいところ。
 上部はデコボコの剥がれそうな巨大ウロコを縫って最後の氷柱脇まで登る。氷が緩んでいて本当に剥がれたりして見た目より悪かった。
4ピッチ目。最後の氷柱脇でビレイし、上を見上げると、もはやシャワー室状態。薄く中の空洞が透けていて、しばし逡巡したがせっかくここまで来たのだからと登ることに。順番から図らずもリードする羽目になった。
氷柱の表に出て被った凹角上のシャワー室から左の垂壁に出て10mほど直上。垂壁部が見た目より長く、スクリューは空洞まで貫通してしまい、ゆるゆるでなかなか痺れる登りでした。
3ピッチ目登ったせいでパンツまでびしょ濡れになってしまったが、3人揃ってフリー完登でき、初日から充実できました。
阿修羅 85m Ⅴ-~Ⅵ
帰りに覗いたがこちらも例年に比べ厳しい状態。墜落厳禁といった感じですが丁寧に登れば大丈夫そうでした。
びしょ濡れになってしまった為、夜は須坂の街まで一度下りて温泉へ。こちらの定食屋さんの店長一押し、ロースカツ上(250g)定食にトライ。写真では伝わらないがあまりのボリュームに海保さんは無念の途中敗退。美味しかったので次は量少な目でトライですね。

 2日目はアナコンダへ。前日より気温が上がり、まるでGWかというような生暖かい嫌な風が吹き抜ける。取り付きについて見上げると1ピッチ目がかなり薄くて躊躇してしまった。
横から覗くとベルクラが壁から浮いてしまっていて、リードはちょっと。。というロープをしまいそうな雰囲気になってしまったが、魅惑的なベルクラにどうしても後ろ髪を引かれてしまう。雨も降り出してきたので登るなら今のうちですよとビレイを付き合ってもらって離陸。 所々、岩を叩いてしまい緊張しましたが十分に登れる感じでした。
 1ピッチ伸ばしたところで、雨が本降り模様となり、石混じりの落氷も落ちてきはじめたので、残念だが今回はここで敗退とした。
厳しいコンディションではありましたが今シーズンの米子もそれなりに楽しめました。また来年登りたいですね。


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