2018.3.3 錫杖岳前衛壁3ルンゼ

日付 2018/3/3(日) 天候 晴れ 参加 瀬沼(CL、投稿)、阿久津、相原、山口(絵)、宮崎  アルバム :https://photos.google.com/album/AF1QipNg_r-p7QmvV_TTKQxwLzu0G4rNoFUrOWuPSMrO


 今回は、兼ねてから行きたかった冬季の錫杖へ! 当初、土日の二日間で錫杖を満喫する予定でしたが、あまりにも天気が良く、日曜は最高気温が10℃以上の予報、雪崩の心配もあるので急遽、土曜日1dayに変更。最高の天気の中、登る事が出来ました。


 前日に西穂に行っていた相原さん、絵里ちゃんと槍見温泉で合流。荷物を日帰り装備に変更し、支度に掛かる。某天気予報のサイトでは、今週木曜日に40cm前後の降雪との予報、実際、西穂もかなりのラッセルだったとの事。鬼のラッセル覚悟で5時に出発。


 駐車場辺りは新雪が積もってなかった(あれ~、あんまり降ってないのかな)、油断は禁物。
でも登山道に入っても殆ど新雪は無く、雪は締まっていて歩きやすい、あっという間にクリヤの岩舎に着いた。


 3ルンゼ取付きまでもう少し。


 3ルンゼ取付き、ここでアイゼン、登攀具を装着。
(瀬沼、宮崎、山口)ペア (相原、阿久津)ペアの2パーティーに別れ登攀開始。
今回は、50mダブルロープ、スクリュー7~8本、トライカム少々、カム#0.5~#1。
念のためアブミも!


 1ピッチ目 氷は無く雪壁をひたすら登る。50m伸ばした所で、そのままコンテで更に上がる。
本来の2ピッチ目の終了点でピッチを切る。


 2ピッチ目 宮崎リード。
ハングになってる所を絶妙なバランスで越えて行く。

 2ピッチ目 フォローの絵里ちゃん。姿が見えなくなるぐらいのスノーシャワーをかなり浴びていた。


 2ピッチ目の終了点。



 3ピッチ目 リードの阿久津さん。上部のチョックストーン、どぉ超えるか?
左側のベルグラは支点が取れずかなり悪い、するとチョックストーン右下から抜けていく。


チョックストーン出口。 相原さん楽しんでますね!


このトンネル、気を付けないと上部から落ちてくる雪をまともに食らう!


 4ピッチ目 相変わらず氷は殆ど無く雪壁が続く。


 5ピッチ目 相原リード。 ルートの核心ピッチ。ドライでも行けなくは無いが、落ちて怪我をするよりも安全第一でアブミを出す。(相原さんはドライで行こうとしたが、自分が止めてアブミを貸した)。


相原さんの登攀の様子を見守る。


 核心を越えると雪田が広がり、ここを登ればコルに出る。雪が腐ってきた。


コルに出ると素晴らしいパノラマが!



 3ルンゼ終了点で、みんなで記念撮影のはずが3人しか写ってない、カメラマンは誰だ!
それにしても最高の天気の中、登攀出来ました。今回コンディション的には、かなり優しかったと思います、時間的にもグラスホッパーに継続も出来たのですが、気温の上昇に伴い雪もグサグサになってきたので、楽しみは来年に! 同ルート懸垂(懸垂時は、滝の様に壁から水が落ちてくる)。
いつ雪の塊が落ちてくるか分からないので、長居は無用。


 時間があったので、1ルンゼを偵察、素晴らしいラインで上部に続いている。来年は1ルンゼで決まりだな!偵察を終え、1ルンゼから離れて数分後に1ルンゼ上部から大規模な雪崩が!
下に居なくて良かった。もっと周囲の状況を把握して的確な判断をしないと・・・ 反省。

 冬季の錫杖、最高ですね。今回は冬季というより春山。皆さん来年も、是非行きましょう。
有難う御座いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿