日本百名山である巻機山へと続く、上越が誇る美渓・米子沢。
遡行グレード:1級上、ピッチグレード:Ⅲ級と易しいため、初級者でも楽しむことが出来る人気の沢。
開放感溢れる明るい沢は、秋の色づいた紅葉時が素晴らしく、入渓から源頭まで終始景色を堪能することが出来る。
肌寒くなることも増えてきた10月後半、水の中から秋の絶景を楽しんできました。
3:00に湘南地方を出発し、巻機山麓キャンプ場へ入る山道近くにあるセブンイレブンで買い出しを済ませ6:30に桜坂駐車場に到着。(駐車料500円。おじさんがボッシュートにくる。)さすが百名山、駐車場割と混んでいる。
後からもう1台も合流し7:10、米子沢へと出発。
すぐにお出迎えしてくれる看板。
美渓や癒し系の沢として有名で、かつグレードも易しいため初心者・初級者の入渓が多い故事故も多いらしい。
今回も紅葉狩りを楽しむ癒し系山行として計画されたが気を引き締めていきましょう。
20分くらいの河原歩き。この河原歩きで汗だく。米子沢は膝下までしか水と触れ合わないらしいのでもっと薄着でも良かった。
堰堤を2つ越えたところで沢装備へチェンジして遡行開始。
これから遡行する米子沢に想いを馳せる
早速ナメ?
ナメを登る。
初ナメの感想は、ただただ怖すぎ。ビビりまくってナメのど真ん中で活動停止。
万事休す、みたいな。
これでグレード1級ですってー?
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フラッシュバック |
あー…。
この最初のナメの登りで多発の意味を理解し、癒し系山行から急遽、海猿とかエヴェレストみたいな、必ず生きて帰る!的シリアス山行にただ一人変わってしまい全く癒されなかった。
ドローンとザイルって結べるのかな?開発の検討をお願いします。
天気も晴れ!とまではいかないけどまぁなんとかもってる感じ。
3段40mの大滝は左から高巻く。 踏み跡明瞭。
楽しそうな高巻き中のザッキーさんと伊三雄さん。
ナメ好き竹沢さん、何回も米子沢へ来てるらしい |
スケールのでかい沢を詰めていく。
8:40 10m滝
左からの道を見つけようと奮起するもトポ通り右の岩裏から。
さらに左岸を見ると巻道があるので私はこちらから…。
高巻きしすぎるとかなり悪くなるので×印手前で左の沢沿いへと降りていき、皆と合流。
標高を上げるにつれ華やかさを増してくる米子沢。
この紅葉っぷりったら、陸の涸沢、水の米子沢って表現してもいいんじゃない?
どこを撮っても素敵。
会のアルバムでも日帰り山行にしては驚異の写真200枚超えとかで、カメラ部隊の気合い入りすぎ。おかげで写真選びに四苦八苦です。
確かヒョングリ滝の釜?ちょっとした小鳥の水浴び場にしか見えないかもしれないけどこのままウォータースライダーで落っこちる仕様なんで恐ろしくていられない。以前事故もあったらしい。
安全地帯へ避け、ちょっと休憩。9:00。栂ノ沢分岐が目前。
右岸から沢が合流してきて米子沢随一のダイナミックな景色のお出まし。
スケールのデカさでクラクラする。
いやー、この写真年賀状のデザインにさせていただきます!
直登出来る滝が多い。快適な登攀が続く。
9:50 ゴルジュ入口5m滝
皆大好きゴルジュへの玄関。先行PTが取り付き中。
人気の沢とのことだがこの日出会ったPTはこの4人組と2人組の計2PTのみ。そんなもんか。
先行PT通過後は私のみロープありで皆はスピーディにロープなし。
ロープこれでもかと結ばれていた身で言うのもなんですがロープなしでも大丈夫でした。直登出来る滝が多く、また巻道もしっかりしているので後にも先にもロープを出したのはここのみ。(足やザックは何度も押さえてもらったが。)
結論から言うと、攻めた登り方しなければ米子沢はロープ必要なしの沢です。
とんでもないワガママを言うとナメでロープが欲しい。死なば諸共。
立体構造の地形が続く。
ゴルジュ出口は左岸から。足場はしっかりしているけどキレッキレ。
下の岩場は落ちてきた人間に止めをさすような形状してた。落ちられないやつ。
ちなみにここはつっぱりで右岸方向へ抜けることも出来る。
10:20 2段15m
ゴルジュを抜けるとまた開放的な米子沢に。ここは右岸から。
さぁいよいよクライマックス。
10:40 大ナメ帯
クライマックスとはcry maxのことだったのだ。
一方、余裕綽々で楽しそうな面々。癒し系山行楽しんでますか?
まだまだ続くナメ。
ナ メ ま く る ぞ 〜〜〜!てナメマニアの変態共は喜んでた。
最後の滝も超えたら源頭へ。装備を解除し、いざ巻機山。詰めもなくすぐに避難小屋前に出ることが出来る。
青空も時折現れ風も適度に感じ、ほのぼのとしていてとても気持ちが良い。
桜坂駐車場を出発して早5時間。私の癒し系山行は遂にここから始まる。
全員荷物持って巻機山2つのピークを踏む。次来る機会があったら絶対に荷物は避難小屋に置いていくんだから。
今来た道を戻り、下山することにする。トポでは約3時間の道のり。覚悟せよ。
と思いきや、登山道がカラッカラに乾いていたので滑ることもなく走り抜けられるので快適そのものだった。以前来た時は降雨後だったのでヌメヌメで最悪だったらしい。
そしてやはり景色がいい。登山道の右手にずっと見えてるこの地帯は真っ赤に燃え上がっており何度も心奪われてしまった。
宮崎さんは景色云々よりも、ここの岩場が登れるのかどうかをずっと気にしていた。クライマー女子。
巻機山登山道5合目?付近から見る米子沢。今日ここをずっと登ってきたんだね。
避難小屋から1時間30分で下山完了。乾いていれば最高の登山道。
下の方は紅葉はまだだったので本当に10月後半まで楽しめる沢だな。
***
帰りは日帰り温泉・金城の里で汗を流し、武藤さんが食べログで目をつけていた、南魚沼にある田畑屋でへぎそばを食べて解散。
お疲れ様でした。また来年何かしら紅葉狩り山行に行きましょう。
ラフランス丸かじり宮崎さん( ´ ▽ ` ) |
右奥が栂ノ沢 |
右岸から沢が合流してきて米子沢随一のダイナミックな景色のお出まし。
スケールのデカさでクラクラする。
いやー、この写真年賀状のデザインにさせていただきます!
直登出来る滝が多い。快適な登攀が続く。
9:50 ゴルジュ入口5m滝
皆大好きゴルジュへの玄関。先行PTが取り付き中。
人気の沢とのことだがこの日出会ったPTはこの4人組と2人組の計2PTのみ。そんなもんか。
先行PT通過後は私のみロープありで皆はスピーディにロープなし。
ロープこれでもかと結ばれていた身で言うのもなんですがロープなしでも大丈夫でした。直登出来る滝が多く、また巻道もしっかりしているので後にも先にもロープを出したのはここのみ。(足やザックは何度も押さえてもらったが。)
結論から言うと、攻めた登り方しなければ米子沢はロープ必要なしの沢です。
とんでもないワガママを言うとナメでロープが欲しい。死なば諸共。
2条20mや2段8mなど様々な滝がゴルジュ内にある |
立体構造の地形が続く。
ゴルジュ出口は左岸から。足場はしっかりしているけどキレッキレ。
下の岩場は落ちてきた人間に止めをさすような形状してた。落ちられないやつ。
ちなみにここはつっぱりで右岸方向へ抜けることも出来る。
10:20 2段15m
渓流の似合う男(ヘルメット借り物) |
さぁいよいよクライマックス。
10:40 大ナメ帯
クライマックスとはcry maxのことだったのだ。
「怖い!!!」
おっかなくて指先に力が入ってしまうからツルッツル。なんとかすぐにピタッと止まるけれども。延々ツルピタの繰り返し。気が休まらない。
足裏全体で登ればフリクションが効くからって。
分かっちゃあいるけども、半べそ。ハーフクライマックス。
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一方、余裕綽々で楽しそうな面々。癒し系山行楽しんでますか?
まだまだ続くナメ。
ナ メ ま く る ぞ 〜〜〜!てナメマニアの変態共は喜んでた。
ずいぶん上がってきた |
沢が枯れてくる少し寂しい時間 |
最後の滝も超えたら源頭へ。装備を解除し、いざ巻機山。詰めもなくすぐに避難小屋前に出ることが出来る。
右に見えるは巻機山へ続く登山道 |
池塘<ちとう>ってやつらしい |
青空も時折現れ風も適度に感じ、ほのぼのとしていてとても気持ちが良い。
桜坂駐車場を出発して早5時間。私の癒し系山行は遂にここから始まる。
全員荷物持って巻機山2つのピークを踏む。次来る機会があったら絶対に荷物は避難小屋に置いていくんだから。
今来た道を戻り、下山することにする。トポでは約3時間の道のり。覚悟せよ。
と思いきや、登山道がカラッカラに乾いていたので滑ることもなく走り抜けられるので快適そのものだった。以前来た時は降雨後だったのでヌメヌメで最悪だったらしい。
そしてやはり景色がいい。登山道の右手にずっと見えてるこの地帯は真っ赤に燃え上がっており何度も心奪われてしまった。
宮崎さんは景色云々よりも、ここの岩場が登れるのかどうかをずっと気にしていた。クライマー女子。
巻機山登山道5合目?付近から見る米子沢。今日ここをずっと登ってきたんだね。
下の方は紅葉はまだだったので本当に10月後半まで楽しめる沢だな。
***
田畑屋セット 超オススメ。写真は天ぷらセット。 米も美味けりゃ、へぎそばの喉越しが強烈(褒めてる)で最高だった。 |
帰りは日帰り温泉・金城の里で汗を流し、武藤さんが食べログで目をつけていた、南魚沼にある田畑屋でへぎそばを食べて解散。
お疲れ様でした。また来年何かしら紅葉狩り山行に行きましょう。
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