荻野、武藤他1名(投稿)
2014年末の冬季の山行の始めとして、比較的初心者を募り、雪山山行を計画した。
13日未明に湘南地方を出発して一路、八ヶ岳山麓を目指す。
美濃戸口にてアイスクライミング組と会い、出発準備をする。
今回の山行は、赤岳鉱泉での小屋泊りなので、気分も荷物も軽い。しかし、天候が好ましくなく
どの程度荒天になるのか、少々気になる。
順調に赤岳鉱泉に到着し、予約していた個室に不要な装備をデポして早々に硫黄岳を目指す。
くるぶし程度の負担にならない程度のラッセルが続きドンドン高度を稼ぐ。森林限界を抜けたところ
から、風が強くなると同時にガスが濃くなる。
赤岩の頭を過ぎ、岩稜を右側に巻くところで、視界が10m程度となり下山時の退路のことを配慮して無理をせずに引き返す事にする。
E.Yちゃんの髪の毛がバリバリに凍っております。
今夜の宿泊場所の赤岳鉱泉に着き、早速本日の慰労を行う。(至極快適!、快適!)
夕食は、豚しゃぶとさんまの塩焼き(分厚いステーキを夢見ていたのですが)、美味しくて、皆さま
ご飯のお替りをしておりました。
翌日の予報を気にしつつ、八時頃に就寝。
早朝、窓からの降雪具合が気になるところであったが、まずは行者小屋まで行き本日の工程を
決めるべく出発準備を進める。
中山乗越までは、新雪の中快調に進む。
新雪がある程度積もっているため、阿弥陀岳北陵は雪崩の恐れがあるので、皆で赤岳登頂を
めざす。傾斜の強い地蔵尾根を登り、赤岳~横岳稜線にでる。
強風、ガスが濃いため引き返すパーティがあるなか、皆頑張って赤岳に登頂した。
文三郎新道の上部の部分も気が抜けないため、慎重に下降する。
心持、降雪及び風が強くなったような気がする。
スリップすることなく、樹林帯の中の安全圏に入りホットする。
行者小屋に1時前に着き、デポした装備をパッキングして下山。
美濃戸にて装備並びに女性陣を橋元号に乗せて戴き、体一つで美濃戸口に向かう。
3時前に美濃戸口に到着、2日間の労をねぎらい、帰途についた。
今回の山行はビギナーを対象とした雪山登山であったが、天候は好ましくなく雪山の素晴らしさを
体験することは出来なかったが、雪山の厳しさを体得することが今後の山行の糧となったことで
あろう。個人的には、お金さえかければ冬季の山行がこんなにも快適であることが山歴30数年に
して実感した山行であった。
南八ヶ岳は小屋泊りがBEST!!ですね~
0 件のコメント:
コメントを投稿