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例年とは違い積雪量が多くアイスクライミングが出来るか期待と不安が交差する中、今シーズン初のアイスクライミングへ八ヶ岳広河原右俣クリスマスルンゼ&阿弥陀岳南陵登攀コースを組んで行って来ました。
八ヶ岳の積雪量は思った以上に多いです。船山十字路に車を停めた時点で多くの車が停めてありシーズン初めのアイスを楽しむ人が多い印象を受けて右俣へ向かいます。
しかし、皆さん、左俣へ向かう方ばかりで右俣へ行く人は自分達パーティだけでした。分岐から分かれて川沿いを登りますが積雪量が多く岩が隠れてしまい、川の氷も中途半端に氷結しているため踏み抜きが多発(ー ー;) やはり体重を落とさないと・・・・と思いながら進みます。
所々、小さな滝が出て来ますが中途半端に凍っており滝を越えるには厳しく巻きますが、巻道も雪の状態が悪く慎重に行きます。右俣分岐から90分程進むとクリスマスルンゼが出てきました(^○^)
アイスクライミングが出来ると喜んでいたところ、積雪量が予想以上にあるため南陵尾根へ出る時間を考慮するとアイスクライミングをする時間が無い結論に至り残念ですがアイスクライミングを中止して南陵尾根へ向けて右俣沢筋を詰めて行きます。(クリスマスルンゼの氷はいい感じでした)
沢筋を詰めて行きますが積雪量が多く先頭でリードしてくれている高橋さんがラッセルで10cm進むのに3〜5分かかるぐらい厳しい状態でした、特にゴルジュの積り方は半端なく、時間がどんどん減っていきます>_<
尾根へ出れるか焦る中、標高2500mを超えたあたりから雪質が変わり登りやすくなって来ました。登りやすくなった、おいしい辺りからラッセルを交代して尾根へ無事に出れました(>人<;)
尾根へ出ると既に時刻は15:00を過ぎていました。テン場探しをすると少し斜めっているけど風が全然吹いていない快適な場所を発見‼︎本日の宿場にします。本日の晩酌は皆で持って来た、つまみを美味しく頂きながらいつもの茅ヶ崎山岳会の豪華飯とは違う晩酌を楽しみました。
翌日は風が強く登攀は厳しい天気予報の中、出発します。
本日は終日リードを目標にラッセルしていきます。P1を過ぎた辺りから風が出てきます、風速が強く手元の温度計はー17℃ですが体感温度はー20℃以下で厳しいです(>人<;)
リードしてルートファインディングして行きますが途中で取り付き場所が分からなく迷いますが、高橋先輩がしっかりサポートしてくれたおかげで無事に通過しますが、この時点で終日リードの目標が達成出来ず、次回の課題になりました_| ̄|○
P3〜P5まで核心を越えて行きますが、先輩方のお話だと雪のつき方が悪くルートの状態は良くないとのこと、山頂直下のトラバースは本当に恐く今日一番‼︎トラバースを越えラッセルを楽しんでいると山頂へ到着です\(^o^)/
厳冬期の登攀で山頂に立てたことはかなりの充実感でした。
山頂に着いて御小屋尾根から下山を開始すると天気も曇りから晴れへ‼︎
晴れた瞬間、絶景が目に飛んで来ました‼︎下座は快適に降りることができ絶景も堪能できた山行になりました。冬山スタートに最高の山行が出来ました。
今シーズンも頑張るぞ( ̄Д ̄)ノ
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