日付:2019/3/16-17
天候:晴れ-雪 参加 :渡邉(CL)、塚越、宮崎、久米、安波(投稿)
アルバム :
https://photos.app.goo.gl/9XAocAwAebxVfWhP9
今シーズンのアイス納めに上高地へ行ってきた。2年前、同時期に訪れたときはとても天気がよく、春のうららかな日差しの中のクライミングが出来、今回もそんなハイキング気分での参加だった。が、大ラッセル大会の山行になった。
沢渡駐車場待ち合わせにしたが、坂巻温泉に有料で駐車できることが判明し移動する。釜トンまでは約30分多く歩くがリーズナブル。
準備を整え2パーティーに別れ出発。上高地2回目の渡邉・安波はサイドワインダーへ。塚越さん・宮崎さん・久米さんは主要エリアへ。
主要エリアへは概ねトレースが付いていたが、後半は他パーティーと交代でラッセルだったとのこと。サイドワインダーへはトレースなし。目指すルンゼを探しうろうろ、、、GPSと地形図を照らし合わせルンゼが判明。上の写真の大きな株立が目印。ルンゼは一見見えず、うそでしょ?、というような岩壁と雪壁が見える。
急なルンゼを駆け上がる、わけには行かず進まない。ワカンを装着しリトライ。はじめは膝ラッセルだったが、すぐに深くなり腿~股ラッセル。ルンゼ上部は雪がしまっていない上に深部は氷で怖い思いをした。アイゼン+ワカンがベターか。
ルンゼを約130m登り、沢が急に左に流れを変える所の右の尾根へ上がる。尾根を越えたらお隣の沢へ下降。かなり急だったのでここは懸垂で。
降り立った沢を詰めていくと右手に10mくらい?の滝が見える。かなり埋まっているように見えた。
左俣に進路をとりラッセルを続ける。もはや腰どころではなく、胸より上で顔上まで。眼の前の雪を崩し泳ぐように進む、というか進まない。
滝が見えてからがまた長かったがなんとか到着。ラッセルすること3時間半。。。取り付くのにもまたラッセル。
ヨレヨレの中1本づつ登った。氷結はしていたが、雪が乗っているところも多々あり手足が決まりにくい。抜け口はざくざくボロボロでスクリューは打てない感じだった。滝の大きさは約32m、60mロープのロワーダウンに少し足りない。
1本づつがなかなか終わらない、、、ベースへの戻りが遅くなり、そんなこんなで皆さんにご心配をかけてしまった。すいません。。。
下降時は最初に登ったルンゼは懸垂で。60m×2ピッチ+α
2日目は某沢へ行こうか、なんて話をしていたが、前日のラッセルを考慮し断念。みんなで主要エリアへ向かった。上の写真は右が一角獣、左奥がジョーズ。どちらも登れる状態だった。
Zは・・・クローズです。というか今シーズンはOPENしないかな。
ミルキーウェイもOK。草が出ていますが。
鷹の爪や達磨アイスも登れる状態らしい。
雪の降りしきる中ハバネロへ。蒼くてとてもきれいな氷です。
久米さんリード、するも上部が悪いらしく宮崎さんへ交代。やはり難しいらしく、左から渡邉さんリード。みんなお疲れな感じでした。風はなく無風状態、でも寒い。こんなに寒いのに氷は水氷、ハードシェルは濡れるしなんでだろ。
今回はラッセル訓練ついでにアイスと言う感じでした。まともにラッセルしたのは初めて。こんなに雪と戯れたのも初めてで、実は楽しかった!それもベースのある日帰り装備だけだからだとは思いますが。いい経験になりました。今回もありがとうございました。
無事アイス納めがおわり、次は春山雪稜シーズンです。
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