峰の松目沢(アイスクライミング)

2016/1/31 快晴 峰の松目沢(アイスクライミング) 

メンバー:阿波,吉野(投稿)

1/31
7:00 赤岳鉱泉 8:00 取り付き 13:00 稜線 14:20 赤岩の頭 16:00 赤岳鉱泉


4:00起床後前日のキムチ鍋で雑炊と各自持参の朝食をとり準備にかかる
7:00 阿波ちゃんと吉野は北沢を下り峰の松目沢(南西沢)へ出発。
4つ目の橋のたもとを右に二つ目の沢。
昨日トレースのあるのを確認済
同時に3人パーティが準備しており、先行してもらう




結構な積雪で滝が埋まってしまっているかもと心配するが ほどなく
F1.F2と思われるの登場。






高さは適度だがロープをだしスクリューの練習。
CL渡邊さんの研いであるスクリューと自分の先の丸いスクリューでは
ぜんぜん入り方が違い、この後ずっと渡邊仕様のスクリューと使わせていただいた。

フリーの男性1人、5人パーティに先を譲り 自分達はもたもたとロープを片づけ先へ進む



その後F5.F6はフリーで 二俣の右を行くと二つ目がF8のシャンデリア


なかなかなバーチカルで結構でかい!
どうしたものかちょっと考えてしまう

先行パーティが取り付いており
F8、9とつなげている
うーんならば右か左を巻こうと様子をみるが両方とも悪そう、、、
つらら状もたたくと簡単に落ちる
相談の結果右から行くことにする 支点がとれない
枯れ木と氷柱で唯一の支点をとり直登、さらにアックスで支点をとり
トラバース、



トラバース中は余裕なく立ち木の支点までいく
阿波ちゃんの「うしろうしろ!」で振り返ると



なんと南八ヶ岳全貌が目の前に
写真ではこのスケール感がうまくつたわらないけど
圧巻!!

赤岳鉱泉のじゃんけん大会には間に合わなかったけど
こんな景色見れて良かった とその時は思った



その後峰の松目の稜線に出て赤岩の頭をめざし赤岳鉱泉へ抜けた
トレースがあるから大丈夫 ではなかった  
シャクナゲの上 ずぼずぼと
ももまで埋まり枝に頭を遮られ30分以上オーバーして赤岩の頭へ到着
やっと踏みかたまった登山道を赤岳鉱泉へ降りた


阿波ちゃん、鈍足で足を引っ張ってごめんなさい。テン場で待って頂いたメンバーの皆さん、下山報告を気にかけてくださった在京の方々、ありがとうございました。





2016年1月23日 1DAY登山:雪を求めて丹沢山へ





行程:塩水橋8:00~本間ノ頭南東尾根~10:57本間ノ頭11:10~円山木ノ頭~14:40丹沢山15:00~天王寺尾根~17:10塩水橋
メンバー:武藤 斎藤 山口(E) 伊三雄
天気:曇り/時々晴れ/雪
アルバム:https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/201612

当初の予定では、城ヶ崎でのクライミングトレーニングを予定していたが、天気が不安定なため雪を求めて丹沢の登山に変更した。
先週の残雪であるため、さほど雪は無いのではないかと思い、天王寺尾根~丹沢山と蛭ケ岳まで予定していたが、登山開始前に武藤さんからこっち登った事があると紹介されたのが本間ノ頭南東尾根で地図を確認しないままこのルートを登ることにした。
家に帰ってきて地図を確認してみたら結構行程の長いルートだったことと標高1000mを超えたあたりから膝上のラッセルとしかも雪の表面がかたい最中雪で4人で交互にラッセルしたが、かなり時間がかかった。
丹沢山のみやま山荘により休憩した。
いつものように山荘長の石井さんと奥さんに暖かく迎えていただき、いつものようにコーヒーをご馳走になった。(いつもありがとうございます)
下山は、天王寺尾根を下った。このルートは踏み跡があり苦労することなく下山できた。
丹沢でラッセルが出来て、楽しい山行となった。

 
塩水橋を渡り、左の脇から登ってゆく。








尾根上から雪が深くなってくる。
11:00 本間の頭到着、結構時間がかかった。
雪は膝上でしかも最中雪!キツー!!
みやま山荘:石井さんと奥さんが暖かく出迎えてくれる!
天王寺尾根の下りは、雪。途中にこんな立派な木があった。
17:10 塩水橋に止めた車に到着!

体力的にきつい登山でしたが丹沢でラッセル登山が出来たのは収穫でした。
参加された皆さん、お疲れ様でした。

尾勝谷 塩沢左俣 アイスクライミング

日付 2016/1/9,10(土、日) 天候晴れ 参加 (CL)渡邉、塚越、宮崎、(投稿) 相原
茅ヶ崎山岳会、2016年初アイス尾勝谷塩沢へ
暖冬の影響で氷結が心配だがとりあえず出発。まずは駐車場よりテン場まで約3時間30分のアプローチ。
歩きはじめてしばらくすると大きな堰堤、これは左の階段をあがって降りる。階段が凍りついてる場合は左岸から巻くルートもあるらしい。
堰堤をこえしばらくするとゴーロ歩きになる。
3時間弱にて二俣に到着。テン場は二俣よりやや下に整地された箇所があるが、水場はなし。右俣に入り少し上がったところに水場があり、私たちは二俣出合いに幕営。整地はイマイチ。
テントを幕営しまだ時間もあったので午後は塩沢右俣へ
右俣の途中にペツルのアックス(ノミック)が氷の中に落ちていたと、みかちゃんと渡邉君が発見した。帰りに早いもの勝ちだとみんなで話していたら真っ先に見つけたのは私だから、私のものですと、強欲姉さん(笑)
F3まで行き遊ぶ。1名様が、上部よりアックスのリーシュのスリングが切れるほどのフォール、グランドは免れ、
ヒヤっとした場面もあったがまずまず楽しめた。テン場に戻る途中、結局ノミックはどこの場所に落ちていたか忘れてしまい、ちょっとしょんぼりの強欲姉さん。
夜は姉さんの作る豚しゃぶ1800円は絶品で楽しい宴会。
翌日は6時に塩沢左俣へ出発。アプローチは左俣を詰めないで(岩や倒木が多いため)出合いから右岸の支尾根を詰め、F1が見えたら下降すると、時間も短縮できる。F1はフリーで抜ける。
F2 50m上部の右に潅木に残ビナあり。相原、アイス2回目にして、初リード。塚越リーダーより、youいっちゃいなよと軽いノリ(笑)ビビリながらも楽しく登れることができた。この後、3人組のパーティーがとりつき、1人目が、1本目のスクリューを決める前にグランドフォール、足を強く痛めたようで、すぐに撤退していた。やはりリスクを念頭において取り付かなければならないと、実感した。
F3 中間部までフリーでいきロープをだす。
F5 左俣は右だが左よりフリーでぬけ右へトラバースしていく。
最後にF7 25mを登り、帰りのゴーロをヘッデンで帰るのもしんどいのでここで下降。2回目のアイスで自分の課題も見え、楽しい山行になりました。今年もよろしくお願いします。
 

南アルプス 仙丈ケ岳・甲斐駒ケ岳

日付 2016/01/9(土)~11(月) 天候 晴れ  参加 武藤(CL)、吉野、河野(投稿:武藤)
  9日の早朝、南アルプス戸台に向かう。伊那IC周辺、周りの山並みには雪が見当たらない。
  今回のメンバーは、クライミングセンス抜群の茅ヶ崎の女性で11に最も近いと噂されている、
  ライバル吉野さん、冬山はビギナーだが、エネルギッシュな河野さん。本当は、O嬢も同行する  
  予定でしたが、首が廻らなくなり(借金ではありません)急遽参加を見合わせる事になってし
  まいました。
  

  忘れ物が無いよう、荷物を整理して戸台の駐車場から、長い河原歩きが始まる。
  それにしても、雪無く、寒く無く、秋山の様である。鋸岳への登行入口を過ぎて
  しばらくすると、八丁坂の登りが始まる。
                
  戸台駐車場から約4時間オーバーで、今夜の宿、こもれび山荘に到着する。
  まだ、昼過ぎの明るい時間帯ではあるが、早速、今日の労を互いに労う事にする。
  河野さんは、12本もの缶ビール・酎ハイを持参しているとの事。※本人、あまりお酒は
  強い方では無いとのことでしたが。。。2日間で全部飲み切れのかな??
  17:00~待ちに待った、夕食が始まりました。
  小屋の支配人から、予約が遅かったから、エビフライでは無く、我々だけはサーモンの
  フライに変更になる旨の事を言われました。
  ホワイトシチューも美味しかった~
 厳冬期の2000mの峠の小屋で、贅沢な食事となる。(味付けも満足な噂通りの食事が自慢の
 小屋料理でした)
 ※快適な小屋泊が病みつきになってしまうかも??
 翌日は、5時起床の6時出発で仙丈ケ岳を目指す。
 急登を2時間程登り、小仙丈ケ岳に到着、やっと冬山らしい景色となるが、積雪量が極端に
 少ない。
 
 小仙丈ケ岳から、ヒト登りで仙丈ケ岳の山頂に到着する。さすがに、頬を刺す位の寒風が
 吹いており、写真撮影をして、早々に山頂を降り、風のあたらない場所で一服。
 途中、写真の様な冬山ぽい処があるが、基本的には積雪量が少なく、歩きにくい。
 岩、灌木に足を引っかけてしまうほどである。
 
 翌日は、小屋締めとなるため昼には預けた荷物を取りに小屋に戻て来ないといけない。
 4時起床で5時出発、行けるところまで行き、小屋の迷惑の掛らない時間に戻って来ることに
 する。
 小屋の裏より樹林帯の中の急登を登る。ヘッドライトに雪の白い姿をところどころに見るが
 これが、1月中旬の南アなのか?という感じである。
 アイゼンを使うことなく、2700mの甲斐駒ケ岳の前衛峰の駒津峰に到着する。 

 昼までに小屋に戻るとなると、ここでが、タイムアップとなる 為、後ろ髪を引かれる思いで
 下降に移る。
 2時間弱で小屋に到着し、腹ごしらえをし、小屋のスタッフにお礼を言って、駐車場までの
 長い長い帰路につく。 
 
文句タラタラで河原を4時間歩き、やっとの事で駐車場に到着しました。
 今回は冬山らしくない山行でしたが、色々な意味で貴重な経験が出来、充実した3日間でした。
 吉野さん、河野さんありがとうございました。また、お付き合い、宜しくお願いします。
  
 

2016/1/3-4 天狗岳

日付:2016/1/3-4(日-月) 天候:晴れ 参加:岡田、山口美(投稿)

お正月明けに天狗岳に行って来ました!
黒百合ヒュッテ利用の東天狗、西天狗ぐるっと周回コースでした。

1/3(日)





















渋の湯から黒百合ヒュッテを目指します。
ヒュッテでは年末年始の特別料理とイベントがあるということで、わくわく♪

渋の湯、思ったより雪がないです。登山道はお正月に入った人達の踏み跡ばっちりで、踏み固められすぎて凍ってました。

ところどころ凍ってますが、えりちゃんが以前、ブログにも書いた通り歩き易い道でした!

2時間ちょっとでヒュッテ到着。
小屋泊まりの人は全部で20−30人くらいでした。

テントは5つくらい。中にはテントを忘れたから、寝袋&木の囲いで一晩を過ごす強者もいました。その人曰く、テントがなくても結構暖かかったとか。。。

ヒュッテのごはん、すごく美味しかったです。
夜、朝、お正月ver.です。美味しくて山小屋とは思えません!



 

夕食後にはケーナという、アンデスの楽器のコンサートも催されました。
オシャレですね〜。

1/4(月)

朝、7:00頃に黒百合ヒュッテを出発。
重盛さんとヒュッテで合流する予定でしたが、なんとタイヤがパンクしたという知らせが!たいへん心配でしたが、取り急ぎ山頂を目指すことに。。。

中山峠周りで、東天狗岳、西天狗岳を目指します。
やっぱり、雪ないです。夏道が見え隠れしています。

雪も少ないので歩きやすく、天気も快晴で景色が素晴らしいです!
まだ、頂上に着いていないのに、「また来たいな〜!」と言ってしまいます。

東天狗岳
山頂付近は風が強かったです。よろけそうになります。















向こうは西天狗岳、雪ないですね。















奥の方は蓼科山です。雪がてっぺん付近にしかありません。
びっくり!

西天狗岳から、唐沢鉱泉に下ります。
西天狗岳〜唐沢鉱泉までは日当りが悪く、所々道が凍っていました。

唐沢鉱泉で休憩していると、重盛さんから連絡が...。
パンクしたタイヤを交換されて、何と迎えに来て頂けることに!!

感謝感激ですm(><)m



お天気にも恵まれ、暖冬の影響で予想以上に暖かく、良いお正月でした。
ありがとうございました♪

2015年12月30日-2016年1月2日 槍ヶ岳・横尾尾根

日付 2015/12/30(水)~2016/1/2(土) 天候 快晴 時々曇り 参加 塚越(CL)、宮崎、穴井(投稿)、久野(投稿)、高橋、早川ガンマ(投稿)、山口(絵)(投稿)

行程:
12/30 茅ヶ崎(3:30)→新穂高温泉駐車場(7:50)→釜トンネル(8:50)→上高地(11:00)→明神館(11:40)→徳澤園(12:40)→横尾山荘(14:10)
12/31 横尾山荘(5:30)→三のガリー(6:50)→横尾尾根P3-P4コル(8:00)→P4(9:00)→P5(9:30)→P6(10:20)→P7(11:50)→横尾の歯(12:00)→P8(14:00)
1/1 P8(7:30)→天狗のコル(8:20)→南岳-中岳主稜線(10:00)→中岳頂上(11:15)→大喰岳頂上(12:15)→槍ヶ岳山荘(12:50)→槍ヶ岳頂上(13:30)→槍ヶ岳山荘(14:30)
1/2 槍ヶ岳山荘(6:30)→大喰岳頂上(7:30)→大喰岳西尾根下降→槍平小屋(9:00)→滝谷避難小屋(10:00)→新穂高温泉駐車場(12:30)


2015年の最後を締めくくり、2016年の最初を飾る
茅ヶ崎山岳会の越年登山は3泊4日の槍ヶ岳・横尾尾根


12/30(水)
1日目(山口)

総勢7名、車2台に分かれ新穂高温泉に8時頃到着し車をデポ。
その場で準備を整え、予め予約をしていたジャンボタクシーにて釜トンネルまで向かう。新穂高温泉とここ、釜トン前にて登山届けを提出。
可愛いハスラーがバスにオカマを掘られてるのを横目に準備を進める。
交通事故により仕事が増えた釜トン警備隊によると入山者の多くは蝶ヶ岳目的らしく、槍へ行くパーティはいないとのこと。はたしてトレースは。


釜トン(8:50)
2日前まで黄蓮谷で3日間アイスクライミングハッスルしていたメンバーが3人もいるので、身体のダメージは大丈夫?なんて会話をしながらヘッデンをつけ釜トンを進む。


上高地(11:00)
上高地ってとりあえず言っておけば間違いないみたいな雰囲気が登山業界にはあるけれど、今回初めて上高地に訪れてみてその理由がよく分かった。
穂高連峰をはじめとして、焼岳や屏風岩が間近で見ることができる最高のロケーション。
こんな大絶景まで、夏場はバスであっという間に来れちゃうんだから人気なわけだよね。


バスで簡単に来ることの出来ないこの時期はかなり静かで閑散としている。
それでも流石上高地、冬景色を写真に収めようと写真愛好家の姿がチラホラと見える。


写真愛好家かな?と思って声をかけた人が新聞記者の人だった。
撮影してもらった代わりに「越年登山をする登山客」の被写体になることに。
皆慣れてないからがっつりカメラ目線だったり、宮崎さんと早川くんが腕組んで歩き出したりぎこちないったらありゃしない。

記者「あの、自然体で。」


焼岳(2455m)


「今年の暖冬は異常だ」って山行報告で毎週のように聞くから、もはやコンニチハくらいの言葉になってるわけだけど、本当に異常みたいで、雪に苦しめられることなく平坦な道を横尾まで(他の皆は)のんびり進んで行く。
雪が多い年だと横尾までの道のりでワカン必要な時もあるみたいだから。

横尾までの(皆にとっては)ゆったりしたコースを、山のベテラン勢がガイドの如く周囲の山に行った話やあれは何て名前の山だだのこれでもかと、うんちくを披露してくれるので本当に楽しい道のりだった。


横尾山荘(14:10)
マジで元気モリモリの高橋・穴井は翌日の行程、三のガリー取り付きまで偵察、その他のメンバーはせっせとテント設営。今回は総勢7名なのでエスパースの4〜5人用と2〜3人用テントで参戦。
トイレ近くに豊富な水場があり水作りは問題なし。
すでにテントを張っている若者たちに話を聞くとやはりほとんどが蝶ヶ岳に行くみたい。

「三のガリーまで3往復してトレースしっかりつけてきた」なんて言いながら戻ってきた頼もしい偵察部隊を迎え入れ宴会スタート。
テント泊でのご飯だなんて、お肉の争奪戦になっちゃうでしょと心配していたけどそんなことは起きなかった。
茅ヶ崎山岳会、愛で溢れている、というか肉で溢れている。

すき焼き♡

初日の夕食担当、お肉大臣・宮崎氏の計らいにより大量のお肉が横尾まで運ばれたのだ。
肉多すぎて、すき焼きっていうかもはや牛丼。
出発前に、すき焼き用の卵を絶対に忘れるな、というリーダーからの再三のメールがあったにもかかわらず2人忘れる。
でもそこは愛に溢れている山岳会なので卵を分け合い、無事美味しいすき焼きにありつけた。

リーダー命令で2〜3人用テントには睡眠があまりとれてない早川・久野・山口が割り振られる。せめ〜。
身体が大きい久野さんは、身動きとれてなくて完全にガリバー旅行記みたいになってた。

2〜3人用テントにはしないでくれ・・・って空気がこれで完全に出来上がり、残りの期間を塚越リーダーに媚びを売ることになった。


12/31(木)
2日目(早川)

横尾山荘(5:30)
小雪舞う中、出発。
前日の先行隊の情報通りトレースあり。本日横尾尾根に入るのは我々パーティーのみ。

徐々に明るくなるにつれ見えてくる、そびえ立つ屏風岩が実にカッコイイ。その分ここを厳冬期に登る人の気がしれない。横尾から三のガリー取り付きまで50分。取り付きにて装備を整える。

三のガリー(6:50)
トレースはバッチリでワカンの出番はなかった。いくつかのデブリの上は歩きにくかったものの、先行者のトレースのおかげ様で標高差400mを1時間ちょいで抜けコルに到着。
前日林道歩きで足慣らしはしたものの疲れる。特に疲れていたエリちゃんのハァハァは・・・
あの高橋さんが恐れるほどだったそうで休憩をはさみながら上がってきた。



横尾尾根P3-P4コル(8:00)
コルに着くとP1・2方面からのトレースもあった。P2の取り付きのトレースは分からなかったからP1からのパーティーか??





P4(9:00)


風は少ないものの雪が舞う。

ちょっとばかり悪そうなところもあるがロープは出さず黙々と木々の中を歩き標高を上げて行く。

 
P5(9:30)
本来はP5-6で幕営する予定だったが、先行者のトレースのおかげで早く着きすぎたためP8にも適営地があるとの情報があり先へ進む。今日は葡萄や麦から作られる「行動用の凍らない水分」をとる者は居なかった気がする。居た気もする。

P6(10:20)→P7(11:50)
徐々に風が強まる。特に危険なところは無いように思った。


横尾の歯(12:00)
高橋さんにフィックスを張ってもらいタイブロックで抜ける。50mロープいっぱい1ピッチ。
左へ回り込み1段下がる所にはリングボルトにお助け紐を使い突破。「なんでもっと長くないのか」とお助け紐に文句をつけちゃうところがカワイイMさん。
特に難しいところは無かったが、ロープ&お助け紐がなかったらかなり不安だったに違いない。

下降は残置ロープで3~4m程度の懸垂下降。
エリちゃんは「冬の懸垂下降??」が初めてとのこと(^^)



P8(14:00)
この先のコルへ進んでも幕営適地は無さそうだ。南岳の小屋までは時間が厳しい。
結果ここで幕営。


つまみを我先にと出し合うのが主食がおつまみの茅ヶ崎山岳会ならでは。もちろん夜はインスタントの年越しそばを喰らう。


~19:15
リーダー命令発令 「紅白歌合戦が始まるまで寝るな!」

寝たい・・・


こんなに紅白の始まりを待ちわびたのは生まれて初めて。

トップバッター郷ひろみの「2億4千万の瞳」を聞き終え、やっと寝れると思ったらすでに誰よりも早く寝てるリーダー。黒部横断時の膝枕が懐かしい。


1/1(金)
3日目 (久野)

起床(4時)

 本日の朝食は元旦らしくお雑煮。当然日付が変わるころには全員爆睡していたようだ。


ご来光。最高の条件であったはずだが、稜線の烈風とあまりの寒さに皆パッキングに必死でカメラを出す余裕はあまりなかった。



P8出発(7:30)
前日、この日の行程は長い(可能であれば槍登頂後、槍平まで)ので6時半出発で!と打ち合わせるもカリマーザック隊3名のパッキングの遅さもあり、7時半出発となる。。さらに山口さんがこの日の為に新調したヘルメットがパッキングのどさくさに紛れておむすびのように斜面を転げ落ちていった。残念。 最高の景色!


とはいえ、ここは厳冬期の北アルプス。天気に恵まれたとはいえ稜線はそれなりの風が吹く(15m/s以上は吹いていた気がする)目だし帽にゴーグルじゃないと少々厳しいぐらい吹き込んでいた。これが厳冬の北アルプスかと改めて実感。



天狗のコル(8:20)
天狗のコル周辺より穂高-槍の主稜線を望む。うーん、最高の天気。



山口さんも頑張!もうすぐ主稜線だ!


主稜線到着(10:00)
相変わらず爆早でいち早く稜線に到着したゆーせいくん。笠ヶ岳をバックに。


一路、槍を目指す一行。

 


中岳頂上(11:15)
中岳頂上付近やP8以降は31日昼過ぎからの降雪で、トレースが消えた箇所もあり、一部腰ラッセルもあった。
 

大喰岳頂上(12:15)
 大喰岳頂上からの槍、さぁもう一歩だ!
 

槍ヶ岳山荘(12:50)
 


槍ヶ岳頂上(13:30)
最高の条件に恵まれ全員で無事に登頂を果たすことができました!!元旦にピンポイントでこんなにはれるなんて何か起きるのではないかしらと疑ってしまうくらい良い天気でした。初めての上高地が厳冬の北アルプスの人もいたのにすごいっ!!ここが茅ヶ崎の良いところだと改めて実感。




山頂からの絶景・・・わぁお!


その絶景を望む俳優陣。


槍ヶ岳山荘(14:30)
本日は槍ヶ岳山荘冬季避難小屋内にて幕営。私自身初めて避難小屋を利用したが、いやー快適快適。烈風を気にせずテントをはれるし何より寒くない!利用料1000円なんてはした金だ!
この日も皆、つまみを出すわ出すわ、毎日食べすぎで朝は毎日胃がもたれていました。
しばらくすると北鎌尾根をやった2パーティーがはいってきました。今年は天気に恵まれたのでどこの山行も軒並み成功している模様。




1/2(土)
4日目(穴井)

最終日、避難小屋泊だったこともあり、快適な目覚め。
早々とパッキングを終え、6:30に出発。外に出ると前日とは違い、主稜線上は風が強いようであった。

正月山行もいよいよ最終日。名残り惜しく、出発前に槍ヶ岳をバックに。


 下山路は中崎尾根をとる案も出たが、計画書通り、大喰岳西尾根下降とした。
槍ヶ岳山荘~大喰岳までの主稜線上は前日とは打って変わってやはり強風、20~15m/sほど。山行中で一番風に叩かれた場面であった。普段の北アルプスはこれくらい吹いているのだろう。

ゴーグルをしていないと氷片が当たり、前を向きにくい。
久野さん、宮崎さん、穴井は一足先に大喰岳に到着。最高の朝日を眺めつつ窪地の風が弱いところで後続を待つ。

10分ほどで後続も到着。山行中最後の登り、お疲れ様。

広めの山頂で少休止をとり、風のない西尾根に逃げ込む。

西尾根の下降トレースは所々あり、前日にも利用されているようではあったが、尾根下半部は風の影響からか消えていた。フカフカの雪面を雪崩に注意を払いつつ下る。前日の北鎌2人パーティはスピードを生かして飛騨沢を勢いよく下っていったのを確認できた。

4日間、重い荷物を背負った体も下りラッセルに癒される。

中崎尾根のトレースと合流すると、そこから先は高速道路。名残り惜しく後ろを振り返りながら一気に高度を下げていく。槍平小屋まで降りた頃には、中崎尾根から降りてくる人達が多くいたようであった。

主稜線上はすっかり雲に包まれてしまっていた。
ガスに包まれる大キレット。

滝谷避難小屋(10:00)
下山中「避難小屋の怖い話をしてあげますよ~」と張り切ったものの、誰も怖がらず。高橋さんに閉じ込められて一番怖い思いをする宮崎さん。

小屋の中は寝床が2段あり広く快適そうであった。

白出沢出合いからは1時間ほどの林道歩きをへて、12:30に新穂高温泉に到着。
車に乗り込み、途中「平湯の森」で汗を流してから茅ヶ崎への帰路に着いた。


4日間とも悪天につかまることもなく、素晴らしい展望のなか満喫できた山行になりました。
今年の冬は例年にない暖冬で、雪も少なく天候も安定していたこともあり、非常恵まれた条件の中で正月山行を遂行できたと思います。

参加された皆さん、お疲れ様でした。