赤岳主稜

メンバー L清水 簑島
日程 2月5日(土)美濃戸駐車場~行者小屋(泊)
   6日(日)行者小屋~文三郎尾根~赤岳主稜
   ~赤岳頂上~文三郎尾根~行者小屋~美濃戸
感想  去年の暮れに二人で主稜線の取り付きまで来たがなんと車にオーバー手袋とフェイスマスクを置いてきてしまった。   ガスが掛かって見晴らしはほとんど無くうっすら岩壁が見える。  息を切らして文三郎尾根を登るが結局タイムアップと強風でリタイヤ。
清水さんが新しい登山靴を買ったので「それなら主稜を登りましょう」と誘ってみたら2月6日に行こうと決まった。
今年の冬合宿の天狗尾根では初日は晴天だが次の日は雪こそ降ってはいないものの恐ろしい程の暴風で又、赤岳の頂上の土が踏めなかった。今度こそ無事に登り久しぶりに赤岳の頂上に立つぞと心に誓いテントを後にする。      6日は晴天で白い雪が眩しい 二日間、真っ青な良い天気に恵まれるなんてありがたい
取り付きでは既に先行パーティが登り初めている。我々も続いて最初のチョックストーンを登る。足場もホールドも探せばみつかり見た目よりは易しいが高度感があり振り返ると緊張する。2ピッチ目は凍った草付きが歩きづらい 
他のパーティに追いついての順番待ちが続くが風も強くなくあまり寒くない。
Ⅲ級のルートをリードする。高度感があり恐怖を感じる  高所恐怖症ではないはずなのに足が震えてきた。 高いところが好きだと思っていたのに実は高所恐怖症なんだろうか?  少々ビビりながら落ち着いて足場を探しアイゼンの爪を掛けて何とか乗り切った。あとは易しいルートで稜線に出て久しぶりに赤岳の頂上に立つ 
反省は多々あるが新しい靴に合わせたつもりでもアイゼンが合っていなかった。
下りでは足にマメがいくつも出来てしまった。  新しい靴でいきなりデビューするのはまずかったかもしれない それでも青空の下、素晴らしいクライミングが出来ました。清水さんありがとうございました。 良いルートで是非又登りたいルートの一つになりました。       簑島