2017.1.28 芦川蛇沢 千波ノ滝

日付 2017/1/28(日) 天候 晴れ 参加 (CL)塚越、早川、穴井(投稿) 相原
今年初めてのアイスクライミングは山梨にある千波ノ滝に行ってきました。氷結具合が心配で
あったが、穴井が氷結してるyoutubeの動画を発見。(再生回数5回。どこで見つけてきたのやら)
写真は道路からのズームで撮った千波ノ滝

穴井から取りつきまで30分と聞いていたので、きっと観光化されて展望台とかあるのかとおもいながら沢をつめていくが、途中滝の悪い高巻きがあり、全然想像してるのと違い少し苦労した。沢が氷結してれば30分でいけるのか?

取りつきにて
相原、早川組 穴井、塚越組に分かれ、スタート。
1p目 相原、穴井リード 中間部より左にトラバースしながら直上する。ウロコ状の氷でやや悪い。
ここが核心だと感じた。
2p目 早川、塚越リード 
3p目 相原、穴井リード
取りつきから2時間30分ほどで登攀終了し登山道を利用し昼過ぎに駐車場へ戻る。
ルートを選べばグレードも変わると思うし、楽しい滝で充実した1日になりました。

2016.12.23~25 篠沢七丈瀑

日付 2016/12/23(金)~25(日)   参加  塚越(CL)、渡邊、穴井、宮崎(投稿)

12/25 黒戸尾根5合目 4:00発→6:00 篠沢七丈瀑取り付き→9:00 登攀終了


少し前の記録になってしまいましたが、年末に篠沢七丈瀑に行った記録です。
当初、黄連谷右俣の予定で黒戸尾根の5合目にテント泊し、24日早朝に6丈沢を下降しましたが、坊主の滝が全く凍っておらず、また、前日の雪での雪崩の不安もあり、敗退することに・・・。
そして、テントに戻る道すがら、篠沢七丈瀑を偵察したところ、登れそうだったので、せっかくなので、翌日登って帰ることになりました。

25日、やたら朝早く出発したからか、滝の下に着いたときはまだ薄暗く、1ピッチ目はみんなヘットランプをつけての出発。塚越さん&穴井君が先行し、2番手で渡邊さん&私。



実は前日の夜のテントで色々あり(以下「略…」。)
本日メインの2ピッチ目は、私がリードすることになってました。
昨シーズンは、南沢大滝で落氷の怪我をして以来、アイスはほとんどやっていなかったし、ましてバーチカルなラインのリードなんてとてもじゃないけど自信がなかった・・・。
なので、私は、一番簡単そうな凹角のラインを行こうと決めてましたが、1ピッチ目の終了点で順番待ちをしていたとき、渡邊さんが落氷を受けて撤退することになり、結局、私も塚越さんに引いていってもらったバックロープで登りました。




2ピッチ目の穴井君のリードしたラインは、やや中央寄りのラインで、後で塚越さんや穴井君は「そんなに難しくなかった」とか「せいぜい4級+」と言ってましたが、私には十分ぶっ立ってたし、しっかり体感5級++++でした。
フォローで登ったのに、手に力が入り過ぎたためか、すぐにパンプ。
何度アックステンションしても、回復できなくて、上部の垂直なセクションでは、もう氷にアックスを打ち込むのもヘロヘロ~で、なんとか上までたどり着きました。

私は、登るのに懸命で気づかなかったですが、小1時間くらいかかってしまったようです(-_-;)
長時間のビレイ、ありがとうございました。

アイスもこれから要☆修行です。
せっかくノミックも買ったので、残りのシーズンも頑張りたいと思います。






2017.1.25 前武尊 十二沢 バックカントリー

日付 2017/1/25(水) 天候 雪  参加  相原
今シーズン初のバックカントリーに上州武尊へ。西俣沢の計画を立てたが、あいにくの天気の為、
十二沢に変更した。十二沢はアプローチも比較的簡単で、ゲレンデに回帰しやすく優しいエリアだ。
 リフトは前日の雪の影響から遅れがでて正午近くになる。オグナ武尊スキー場リフトを3つ乗り継ぎゲレンデトップへ。
 ゲレンデトップから前武尊までは先行者のトレースがついており、使わせていただく。前武尊までは1時間かからず
到着

適当にいい斜面を見つけてドロップ。
途中 他パーティーの方と御一緒する。

ちなみにゲレンデに回帰する際は必ず板を外してハイクで戻るのがここのルールである。
滑走距離は短かったが、終始、ディープパウダーで楽しめることができた。
次はどこにいこう~

2017.1.21 ぶらり丹沢散歩


投稿:伊三雄
天気:晴天、風無し
行程:大倉駐車場8:30-三ノ塔尾根-三ノ塔-13:00塔ノ岳13:45-大倉尾根-15:00大倉尾根駐車場

今年も雪の丹沢に一人で行って来た。
前日の天気が藤沢で雨模様だったので丹沢は雪が積もったのではないかと期待していた。
残念ながら雪は降らなかったようだ。
でも前の週に降った雪がしっかり残っており、雪の丹沢を楽しむことができた。



大倉のつり橋を渡り、『牛首、三ノ塔』方面へ


三ノ塔尾根の登り始めは、檜と杉の森を登ってゆく。


牛首の所にある碑。


途中から雪が出てくるがアイスバーンになっていた登りにくい。

天気が良く相模湾が光っており美しい。

雪がだんだん深くなってきて登りが楽しい。

木ノ俣小屋付近はこんな感じで雪が多い。


塔ノ岳は雪が少なかった。 おなかがすいたのでお湯を沸かしてカップラーメンを食べた。
朝、雲をまとっていた富士山は、綺麗な雪景色になっていた。
二ツ塚あたりまで雪があるようだ!


大倉尾根はほとんど雪がない。
登山靴なので足が重い。

雪の丹沢を期待したが、ちょっと残念だった。
今度はしっかり雪が降った時を狙ってまた登りたいと思う。

2017/01/07-09 甲斐駒ケ岳~烏帽子岳~大岩山~日向山 縦走


日付:2017/01/07(土)-09(月) 天候:晴→雪→晴 参加:武藤(CL)、高橋、富澤、山口(美)(投稿)

アルバム : https://photos.google.com/share/AF1QipODDzec-pQasE0uCV8oS_AGMdpGJPDtPVd76vz0ENLAcp1S236laxn1MT19pUhJtw?key=ZjZRV0ROS3lReURGT1Y4RVl1OXY4dWJySGVyRWZn

黒戸尾根からの甲斐駒ケ岳、烏帽子岳、大岩山、日向山をぐるっと一周してきました。
雪壁あり、氷壁あり、ナイフリッジあり、ラッセルあり、盛沢山山行でした。

















1/7 08:00頃、駒ケ岳神社の駐車場にて。これから、7合目の小屋まで登ります!


















黒戸尾根の登り始め。
刃渡り手前までは道幅の広い樹林帯の道でしたが、積雪はほぼなし。雪山に来たのに、雪が全くないね、と話しながら進みました。
黒戸尾根に来るのは今回が初めてでした。日本屈指の尾根にザックの重さを実感。






















ここが噂の刃渡り!どんな怖いところかと思っていましたが、木があるせいか、高度感はあまり感じませんでした。ところどころ、氷結している箇所が所々、あったものの、鎖があるので安心して通過することが出来ました。























刃渡り通過後、ヤマレコ等で「甲斐駒アスレチックゾーン」と評されていた梯子&鎖のゾーンに突入しました。梯子や足場はしっかりしているものの、荷物が。。バランスを崩さないように慎重に登りました。























7合目の小屋に到着!この時、15時くらいだったので、ほぼコースタイム通り。
小屋の手前でヘロヘロになりかけました。小屋周辺の積雪は30cmくらい??


テント設営組と水汲み組(小屋でお水が貰えました。感謝です!)に分かれた後、宴会を行いました。私は今回、軽量化に努めたために、乾燥甘酒しか持ってきておらず、貰い酒でみなさまにお世話になりました。。スミマセン。。



この日は武藤さん特製の野菜たっぷり鍋。具はつみれ、肉団子、油揚げなどなど。
〆のきしめんがつるっとしていて、お腹いっぱいでも何とか入りました!
山できしめん良いですね^^



1/8 明るくなる少し前の05:30頃に出発。7合目からも登りが急です。ここ最近、天気が安定していたのでトレースはばっちり踏み固められていました。



8合目のご来光場を過ぎたくらいで、ガイドさん連れと思われるパーティーがロープを出していました。(ガイドさんパーティーは8合目~アイザイレンで登っていた模様。)

こちらも8.5合目くらい(?)でハーネスを装着しました。(でも結局、この日は使わず。。)

核心と言われていた二本剣の岩手前は雪が少なく、足場も固められていました。
(って言っても、私は通過するのが怖かったです(汗))



甲斐駒ケ岳の9合目付近!



という訳で、08:00頃頂上に着きました!寒いです。
岩場に隠れながら行動食を食べ、先を急ぐので足早に出発しました。



甲斐駒頂上~烏帽子岳まで向かいます。
夏道コースタイムだと2時間くらい。

ここはあっさり通過できるだろう、と思いきや
道は雪が少ないせいか、雪と岩のミックスになっていました。

雪壁をバックステップで下りますが、怖がりな私はスムーズに下りれません。



6合石室に行くまでの鎖。足場が見えにくいです。
この頃、疲れてきたので、あまり腕に力が入りませんでした汗

甲斐駒頂上~烏帽子岳の中間地点、6合石室まで2時間くらいかかりました。

岩場を過ぎてからは樹林帯に入ります。樹林帯には明確なトレースが!
年末年始に入ったパーティーでしょうか?

その後もなかなか、烏帽子岳に着かず、ヤマップを見ながら現在位置を確認します。
高橋さんから「日が暮れちまうぞ!」コールが入ります。



12:00頃、烏帽子岳の頂上。
烏帽子岳の頂上付近も雪が少なく、周辺は岩+木の根+雪でした。

頂上に着いたくらいから、徐々に雪が降り始めました。

標識には大岩山まで3時間の文字が。。今日中になるべく、大岩山に近づきたい。



烏帽子を後にし、ひたすら大岩山を目指します。
ここからは、地図上では実線でも点線でもないルートに突入。でも、ネットの前情報によると、結構整備された道とのことでした。

再び、樹林帯に突入し、細い尾根沿いを進みます。
赤札は点在していますが、途中で見つからなかったり、はしごが雪に埋まっていたりして、迷うこともしばしば。



またしてもヤマップで現在位置を確認するも、なかなか進まず。。
いつのまにか15時を過ぎていました。

そろそろ、日も暮れるし、ビバークしよう、でも、もう少し進みたい、、という揺れる心の間で、良さそうなビバークポイントを1個スルーしました。

もうちょっと歩いたら見つかるかな、といっていましたが、なかなか見つからず、どうしよう!どうしよう!!と話していたところ、大岩山への登りの手前にテント場と見間違えるビバークスポットが!!

神様ありがとう~という声もあがり、16:00前くらいにテントを設営しました。
ビバークスポットは人が整地したものらしく、作って頂いた方に感謝申し上げます。



この日のメニューは餃子鍋でした!
冷凍の餃子が冷凍の状態のまま、持ち運べたことにビックリしつつ、鍋を食べます。

1/8には南アルプス市に大雪警報が出ており、山間部では30cmの積雪と予想されていました。
でも、そんなに積もらないんじゃないか?と話しながら就寝。

眠りに付くも、何だか、いつもより呼吸が荒いような、、武藤さんが起き出し、テントに付いた雪を払い始めました。「雪がテントを覆って、空気が供給されてない。」とのこと。

急いで空気穴に被さっている雪を払います。若干、空気が入って来た気が。。

その後も、何度かテントの内側から雪を払いのけるものの、最終的にはテントに凍りつき、取れなくなってしまいました。



1/9 翌朝、テント、ちょっと埋もれかけていますw

やっぱり、20-30cmくらい積もりました。
昨日まであった、トレースらしきものも完全に埋まっている状態です。



積もった雪をラッセルしながら、大岩山へ向かいます。

大岩山への登りは岩+氷のミックスでした。
鎖やチューブ状のロープ(?)の手掛かりはあるものの、チューブは滑るし、あまりアテに出来ない模様。ここで、ロープを出して頂きました。



夏道の記録に「大岩山の登りは鎖等で整備されているけど、積雪時は大変だろう。」という一言がありましたが、まさにその通りでした。



ここは腕の力でひたすら踏ん張る感じで頑張りました。



氷壁を越えた後、しばらく歩いて、、、



大岩山の頂上に出ました。ここまで、所要時間3時間程かかりました。



大岩山を過ぎたくらいから、晴れ間が!

大岩山~鞍掛山の分岐までは地図上の破線ルート。ここも、赤札がきちんと整備されています。
樹林帯の道幅も広く、比較的歩きやすかったです。



ラッセルの練習(?)もしました。

鞍掛山の分岐まで辿り着き、小休止。
ここからは実線ルートだ!歩きやすいぞ!!と思いきや、そうはいきませんでした。

鞍掛山の分岐~の下りの道が、雪の下に木の根や岩が隠された所で歩きにくく、私は度々転んでしまいました。腰が引けてる歩き方だったので、それも良くなかったのですが、、汗

12本アイゼンじゃなくて、チェーンアイゼンの方が、アイゼンに木の根や石がひっかからず、良かったかもしれません。

鞍掛山の分岐からの下りも終わり、日向山への登りへと突入。

しかし、日向山へ続く最後の道は、尖った尾根づたいを歩きます。
ここは本当に一般登山道??と思ってしまうような道でした。夏道も悪いのかな。。?



日向山手前でロープを出し、ナイフリッジを通過しました。
樹林帯のナイフリッジなので、高度感はあまりありません。



ようやく、ナイフリッジ帯を抜け、日向山が目前に迫ります。
頂上まで、ラッセル!(先頭は高橋さん。ありがとうございました。)



あとちょっと!富澤さんのピース!



16:00前に何とか頂上に着きました!長かった。。

日当山から林道へ向かう下りは(今度こそ)ハイキングコースの歩きやすい道でした。

ただ、何とか日が暮れる前に林道へ下りよう!ということで大急ぎで下山。
ここまでで、結構ヘロヘロだったけど、さらにヘロヘロになりました笑

17:00林道到着。長い山行でした!みんなで握手を交わします。

しかし、こっからの林道も長かった。。

1時間程歩くも、駒ヶ岳神社の駐車場に近づかず、林道途中でタクシーを呼びました。
(私はヘロヘロを通り越して、倒れそうだったので、タクシーが来たときには物凄く安心しました泣)

タクシーに駐車場まで送ってもらい、武藤さんの車に乗り換え、尾白の湯へGO。
温泉の温かさが身にしみました。

生憎のお天気もありましたが、気温は山頂付近でも-5℃くらいで、終始そこまで寒くない山行でした。
個人的には初氷壁、初ラッセル、初テント埋もれの山行で、危うく酸欠になるなど、色々と勉強になりました。

フォローしてくださった、みなさま、ありがとうございました!