北アルプス五竜岳~鹿島槍ヶ岳(縦走)



2010年夏山登山報告(清水)
1 山域名 北アルプス五竜岳~鹿島槍ヶ岳(縦走)
2 期 間 H22.8.13~14
3 コースタイム
  13日 自宅(2:30)→簗場駅(9:00/10:26)→神城駅(10:45)→送迎バス・テレキャビン乗り場→地蔵(11:25)の頭
      遠見尾根→五(15)竜(:05)山荘→五竜岳(16:20)→キレット(18:50)小屋

  14日 キレット(5:25)小屋→鹿島(7:05)槍ヶ岳(南峰)→大谷原(11:45)(赤岩尾根)→徒歩
      大糸線(14:10) 信濃木崎駅→簗場駅→自宅


 感想
  遠見尾根から五竜岳にかけては夏冬、個人及び家族山行でも何度も訪れており、特談すべきところはない。今回はテント泊とせず、ビバークにての決行であったため、荷物は最小限とした結果順調に行動できた。五竜岳から鹿島槍に向かう最初の下りは天候不良時にはやや注意を要す急な下りだ。コルまで降りたらあとは所々2級程度の岩場のUP/DOWNが続くが、鎖も整備されており別段危険な箇所はない。時間も遅いせいか誰にも出会うことなく実に独占的な快適な登山であった。キレットの手前にビバークに快適そうな広場を見つけたが、高曇りであった剣岳の頂上に傘がかかり、次第に白く下部がもやけてきた。「これは雨が来る」と判断した私はキレット小屋に泊まることに決め、先を急いだ。小屋ではよもや長野県の遭対協の人間から厳しい説教を受けるとは思わなかったが、せっかくの山登りで喧嘩してもつまらないので、柳に風を決め込み程ほどに聞き流し、すいませんと言ってその場を離れた。判断は正しく9時前には降雨となった。朝には回復するだろうと期待し、ウィスキーを煽って床についた。
  翌日外を見てがっかり・・・・。ひどいガスに強風と叩きつけるような雨、寒さも加わって実に気の乗らない出発となった。キレットの通過は特に大したことはなく、急登をひたすら登る。傾斜が落ちてきたな・・・・と思ったら鹿島槍南峰に到着。想像していたよりも短時間に着き、ちょっと拍子抜けだったかな?相変わらずの雨で、沈んだ気持ちで下る。途中ポンチョにGパンの出で立ちで登って来る輩もいて「こんなやつらがいるから遭難事故が起きるんだよ!」と半ば怒りで見つめていた。冷池小屋も程ほどに去って赤岩尾根を下る。夏の赤岩尾根は初めてだが、結構ガレていて悪い。大谷原には11:45に到着と割合早い時間であったが、バスも無く戻る交通手段がない。仕方なく地図を広げ大糸線最短の信濃木崎駅まで歩くことにした。ま~長い歩きだった。やはら冷池小屋からは扇沢側に降りたほうが無難である。

  
あとがき
  このルートは長年歩きたかったルートであったのだが、全般的には容易でそれ程危険なルートではなく、もう伊三雄さん達と素晴らしい登山を何度も重ねた私には、新鮮味も感動もない登山となったってしまった。ただ、このルートも積雪期にやるとまた別格の雰囲気を味わえるような期待感は残った。
  バイクでザックを背負い現場へ行き登るという一見強行軍ではあったが、ツーリングをしながらといった楽しい要素が私にはあって、別段苦な行程ではなかった。その後の通風の痛みに1週間自宅療養っぽくなってしまったことが情けなかったことは言うまでもない。今後も体調に見合った登山を続けて生きたい。

北アルプス北鎌尾根

 日程 8月2日~8月4日


メンバー  簑 島

2日 中房温泉4:30発~燕山荘8:00~大天井ヒュッテ11:40

   北鎌沢出合14:20

3日 北鎌沢出合4:40~北鎌沢のコル6:40~独標9:00~

   槍ヶ岳山頂13:00~殺生ヒュッテ14:30

4日 殺生ヒュッテ5:30~中房温泉15:50



北鎌尾根は何年も前から行きたいと思っていた。仕事で都合がつかなかったり悪天で中止になったりで、いつかいつかと思いつつ宿題を残したまま5.6年は過ぎたであろうか   

かれこれ8、9年くらい前に槍ヶ岳に登った時は登りも下りも山頂も超渋滞でなんと3時間も係ってしまった。もう槍はこりごりと感じたが別のルートがあるという事を数年後に知ったとき「よしっ!オレもチャレンジするぞ!」と誓ったものだった。 丁度7月の3連休に前穂に行ったので岩には馴れているし仕事もなんとか都合がつく 最近は晴天続きであるしチャンスは今夏しかない。行くなら人出の少ない平日にしようと考えた。 それに表銀座はまだ歩いた事が無いので中房温泉経由で貧乏沢を下降するルートを選択した。 中房温泉には登山者用の無料駐車場があるのでそこに車を停めさせて頂いてまだ暗いうちからヘッドランプをつけて出発した。登山道を登り始め10分くらいで辺りが明るくなってきた。今日も晴天、暑い一日になりそうだ。 途中、燕山荘では多くの人たちで賑わっていた。この近辺はピンクのこまくさ畑が多く点在していた。それに雨風に浸食された奇岩がたくさんあり水晶、鷲羽、三俣蓮華、槍ヶ岳などの北アルプスの風景を横目に気分良く歩けた。  大天井ヒュッテを過ぎて右側を注意して歩く事20分、貧乏沢入り口と小さな看板があった。「ここだ これこれ」と間違いが無い事を確認し藪に突入。  少し降りると別の本流と合流して勢いのある沢になった。左側の巻道を選びながら降りる。足場も悪く疲れてきているのでペースが上がらない。1時間前後で降りられるだろうと踏んでいたが天上沢まで長かった。2時間もかかってしまった。沢の途中、単独の人に出くわした。同じく明日、北鎌にアタックすると言う「お互い頑張りましょう」と別れ各々良いテン場を探しもとめた。暫く探して良い場所があったので早速幕営。夕立で水嵩が増えるかもしれないので少し高めの場所にした。 良い天気なので外で晩酌をしていると4人パーティーが現れ60代半ば?のリーダーらしきおじさんが「去年は此処にテントを張ったので今年もそこにしようと思っていたが先を越された」と話した。彼らは水俣乗越しから来たらしい。 その後中州にも4.5人パーティーが設営を始めた。その晩は松本市内でピンポイント豪雨があったらしいがこちらは一晩中、月が明るく光っていた。  明朝も3時30分に起き食事を済ませ、明るくなってきたと同時に出発しようと決めていた。 少し話をした4人パーティーはまだ暗い4時前に出発、正直ヘルメットも持ってきていないので一番先に行こうと考えていたが先を越された。   テントを撤収し北鎌沢の右又の遡行開始。なかなか快適な沢登りが楽しめる。1時間で先行パーティーを追い抜きどんどん高度を上げていく。2時間で北鎌のコルに着いた。この沢の遡行で本日の山は終了としたいがこれは序章である。本番はこれからだ。 北鎌のコルには「帰らざる君の・・・」亡くなられた方を偲ぶリレーフがあったが縁起が悪いので全文は読まなかった。    

独標までは木の根っこを掴みながら快適に登る。鋸のような北鎌の下部もよく見える。沢を詰めているパーティーが手を振っているのが見えた。北アルプス的な風景が続き「ずっとこのようなアップダウンなら楽勝だな」と少し安心していたが楽しい気分は独標までだった。そこからは岩、岩の連続が始まる。雷鳥がコーコーと大きな声で鳴いていた。雌を呼んでいるのか「注意しろ」と教えてくれているのか?    独標取り付きは平べったい岩の右側に新しい緑のナイロンのロープがあったので迷わずロープを頼りに巻道に行き、かぶり気味の岩を四つんばいで過ぎすぐに支点と残置シュリンゲがあった。とても登れそうもない。もう少し行くと巻道が切れていた(実際は切れておらず更に捲くべきだった)もうここらで登るしかないと覚悟を決めアタック。4,5mの壁は難なくクリアしたがやがて足下はザレザレで浮き石ばかりで動けなくなった。「ヤバイ」と下を見たら「落ちたら助からない」とフッと頭をよぎった。足も震えてきたがなんとか小刻みに手がかりを探しやっと抜け出した。 なんとか独標にたどり着いた。正直怖くなった。   そこからの景色はとんがったピラミッドピークがいくつも乱立して一番奥に更にとがった槍ヶ岳が鎮座している。まだ相当遠くだ。「この先こんなクライミングばかり続くのか?」恐怖感が頭をよぎる「無事に槍まで到達出来るのか?」  深呼吸を繰り返し気持ちを落ち着かせて伊三雄さんのアドバイスを思い出した。「注意するところは独標の登りと最後の登りだ」と   とりあえず第一関門は突破であとは楽勝?もう引き返せないし進むしか無い。ビビった気持ちを入れ替え山頂を目指す。  ルートは一目で此処と決めないで右側か左側か直登かよく探してから判断するようになった。   

小さなピークをいくつも越え右側には絶えず巻道が存在していたので時には捲き時には直登しやっとコツが分かってきた。  やっとの思いで槍の麓までたどり着いた最後のピークだ。残った水筒の水を飲み干しアタック開始!まずは左から楽に登り例のチムニーが現れる。右側から楽に登れそうだったが誰もが挑戦しているチムニーを乗り越えると決め取り付く。始めは右上に掴まり岩を抱いて左に移り足を左側の岩に張り乗り切ってクリア。次は直登も出来たが右側に杭があり何だろう?と行って見たら楽に頂上にあがれるルートを見つけた。そのまま楽に祠の脇に出た。  頂上には7,8名居た「アレ?どこから来たの」と聞かれたので「北鎌尾根だ」と答えたが誰も北鎌の存在を知らない一般ハイカー達だった。  もしかしてスタンディングオベーションで迎えられるか若干期待したが叶わなかった。でも無事にたどり着いたのでそんな事どうでも良い事だ。  頂上直下より独標の登りの方が格段怖かった。もっと探してルートを選ぶべきだったと反省している。  でもパートナーが居てザイルがあるならばもっと難易なルートを選択してクライミングしても良いと思う。いかんせん一人だと一番楽なルートを選択せざるをえない。  でもやっと長年の宿題を終え感慨無量だ。   早めにテン場にに着き「今日は飲むぞ~」持ってきた焼酎は昨晩飲み干したので小屋にて買い求めるしかない。ビールを5,6本買ったか?高い買い物になったが一人で祝杯を挙げた。    

おかげでまだ明るいうちに寝入ってしまった。次の日は明るくなったら起きて食事を済ませ遅めに出発。それでも今日中に帰るのでなるべく早く戻りたい。中房温泉は17時で終了なので間に合うかどうか。  帰りには大天井岳にも登り北アルプス、北鎌尾根を横目に銀座を歩く。なんとか16時には温泉に入る事が出来た。 雪渓は一切無く持っていった軽アイゼン、ミニバイルなどは必要なかった。これで最後になるか又いつか来る事があるか分からない。もしチャンスがあるならば雪が着いている時期に来てみたい。 

             


前穂高岳北壁~Aフェース 登攀




日程   7月17日~19日
メンバー CL水島 SL塚越 簑島 
17日 上高地~新村橋~奧又白池
18日 奧又白池~B沢~Aフェース取付~前穂頂上~A沢下降~奧又白池
19日 奧又白池~上高地
記録:蓑島

7月の3連休に前穂のAフェースに行くという計画だったので楽しみにしていた。 まだ梅雨明け宣言がなされていないので天候が微妙なところだ
が予報は17日のみ雨で18,19日は晴天の予報だ 各地で順々に梅雨明け宣言が発令される。 上高地から新村橋を渡って暫く行くと案の定、雷が鳴き始めてきた。 雨足が段々と強くなってきて中畠新道は川の様だ 一段一段の段差がキツい道なので 奧又白池手前でバテてきた。 池に到着した頃には雨は収まった。 貸し切りかなと思っていたのに周辺には既にテントが5張りくらいあったか  明日もあるし疲れているのでその日は早めに就寝した。
18日3時30分起床 5時には出発する。本谷雪渓をトラバースしてバイルと軽アイゼンでB沢を詰める。 雪壁や岩場を乗り越えなんとか取り付き点までたどりついた このアプローチだけでも満足出来る登山だ。 でも勝負はこれからだ 始めに砂や小石だらけのいやらしい草付きを登る。 ハーケンを探しながら行くが 錆びて岩と近い色なので見つけづらい 続いて松高カミンを快適に登り終えると小石まじりのテラス越えになる。 ここで難しいルートを選択したが「やはり無理」と一旦下がり別ルートを探す なんとかクリア 次のピッチももろい石や小石、砂など混じって登りにくい 慎重に登り切るとやっと登りやすい快適なフェースが現れた。 岩にも馴れてきてやっとクライミングらしくなってきたところで最後にチムニーで終了し頂上へ 丁度12時前後だったか? 北尾根組が1組、一般登山者が4,5名 それほど混雑はしていなかった。  少し長めの休憩を終え いよいよA沢の雪渓下りだ 思っていた以上に急な斜面で 軽アイゼンでは少々心配だ。 なにせ滑ったら最後 止まりそうもない   ザイルを出して懸垂することになってちょっと安心した。
支点が無いため 壁際にハーケンを2本打ち込んで降りる事になりシュリンゲ、カラビナなども残地することになった。 全部で何ピッチしただろう最初から最後まで懸垂は続く   最後の懸垂場所で今にも崩れ落ちそうな2トンダンプ一台分の大岩があった  全体が雪の地面に着いているのではなく5,6本の足だけで支えている状態だった 接点の雪がだんだん溶けて来ているのだろう  先に降りた塚越さんは通過するときに「今にも落ちそうだから大声出すなよ」と言っていた 続いて私もその岩の真横を懸垂で降りた。 なるほどやばそうだ でも重力は真下にかかっているので2.3日は平気ではないかと甘く見ていた。 そして最後のピッチを下りきり やっと雪渓の終了点について  アイゼンを外そうと思った矢先、伊三雄さんが「逃げろーっ」と叫んだ。
ハッと上を見上げると雪渓の上部40m位先で爆音とともに白煙が上がった。一瞬「雪崩だ」と思い無我夢中で右側サイドにダッシュし身を伏せた。  すると今まで皆が休憩していた場所に40cm前後の石がゴロゴロと雪崩の様に崩れ落ちてきた。 さっき通過した 今にも落ちそうな2トンダンプみたいな岩が重さでバラバラになり崩れ落ちたのだった。   奇跡的に誰も怪我一つなかった 塚越さんのリュックが身代わりになってくれたおかげだ  
それにしてもA沢の下降はしんどかった。 無事にテントに戻った時は感激であった。  その晩は祝杯を挙げたいへん盛り上がった。  
次の日はまだアルコールが抜けていない状態で7時頃起床しテントを撤収した
帰りには嘉門次小屋の岩魚の塩焼きを食べた 少々値段は張るが塩加減といい焼き加減といい絶妙であった。
自宅に帰った次の日は全身筋肉痛になっていた。でも今回の山行は内容が濃くかなり記憶に残る事になるだろうし  色々良い経験が出来たと思います。

遭難救助講習(表丹沢水無川流域モミソ岩)

日付 2010/06/06(日)

天候 晴れ

参加 水島(彰)、谷口、清水、簑島、早川、高橋



 彰治講師の下、オートブロックやブルージック、インクノット、半マストなどをみんなで何度も繰り返し練習!
 最初は、「あれ?あれ?」となりながらも、徐々にできるようになってくる。
 最後の方は、重たい(?)要救護者を抱えての懸垂下降、岩場で確保中に登攀者が動けなくなった時の自己脱出など、実際の事故を想定しての訓練。
 
 頭も体も使う、非常に充実した講習になりました。

 事故は、どんな状況で起きるか分からないため 臨機応変に対応できるような幅広い技術の習得!また、イザという時に冷静でいられる自信が不可欠。
 また、ザイルの結び方ひとつ取っても、日頃から使ってないと、大事な時に時間が掛かったり、間違ってしまうので、しょっちゅう復習が必要。
 という訳で、今後も山と末永くお付き合いできるよう、ちょくちょく訓練を実施していきたいと思います。
  彰治先生!大変お世話になりました!


写真 <http://picasaweb.google.com/chigasaki.mt/20100606>

爺ヶ岳東尾根

日付2010/5/28~29  簑島 単独

28日 4時40分鹿島山荘~6時P1331~11時30分P1978~14時P2411泊
29日 5時出発~6時爺ヶ岳山頂~7時冷乗越~10時30分大谷原 

少々時期外れだが今年最後の春山に行きたいと考えていた。  予定していた仕事が延期になったのでチャンスとばかり計画した。 悪天続きでも予報では28,29日だけはよくなるらしい
27日の18時には自宅を出発。22時頃には大谷原駐車場に到着し すぐに睡眠に入る。 翌朝4時40分には鹿島山荘から歩き始める。 いきなりの急登 始めは踏み後らしき道が付いていたがやがて熊笹の藪こぎとなる。 笹が露で濡れているのでズブ濡れ状態になってしまった。 6時に稜線に出たが見渡すかぎり熊笹の藪だ。 ガスも掛かり天気もイマイチ 時折小雨がぱらついた 雪は思っていたより少なく藪はどんどん濃くなる一方でまともに歩けない 熊笹なら少々体に引っ掛かっていても無理に進めるが木の枝が引っ掛かると一向に前に進まない まさにジャングルを彷徨っている感じだ 標高1950m位から北側斜面に雪が付いてきた  やっとこれで普通に歩ける 大体6時から11時くらいまでズーッと藪だ これほど深く長く厳しい藪こぎは始めてである 雪が出て藪が納まった時は感動した。標高も二千mになると雲の上に来ていて快晴になって気分が良い 展望も素晴らしい 鹿島槍や爺ヶ岳もすぐ近くに見える。  核心部はP2198からだ 痩せ尾根は再び藪こぎになった。北側の斜面は雪が付いているがあまりに傾斜がキツいので藪でも稜線を行く事とした。 ハイマツやダケカンバの藪こぎも大変だった。 なにせ隙間が小さいので手や足で広げるには大変力が必要だった。 お昼を過ぎるとパワーも落ちてなかなか前に進まなくなる。休憩の数も増えて来た。   やっとの思いで目的地のテン場に付いた テントサイトは広くて雲一つ無い晴天で、貸し切り状態だ 鹿島集落の田園風景も見えてきた 最高に気分が良い  やはり来て良かった。 翌朝は3時30分に起き 5時には出発 本日も雲上である 爺ヶ岳山頂ももちろん貸し切りだ 近くは針ノ木、剣などがよく見え 槍ヶ岳も遠く見える 再び感動    あとは下るだけ さあ帰ろう  赤岩尾根では2度ほど急な斜面のトラバースがあり 雪が緩くて危険を感じたが藪は無いので安心して下れる。西沢出合からは山菜のコゴミやふきのとうなどがたくさんあったが既に時期は遅かった。もう一週間早ければ沢山収穫できたと思う。 それでも1cmの小さいコゴミを一つかみ位とふきのとう20個前後をおみやげに持ち帰る事が出来た。  

全体として雪がもう少しあれば良い尾根だと思う。見晴らしが良くて歩きやすいし 機会があれば1月初旬か4月末頃に来てみたい。 

2010春山合宿報告 新潟 昼闇山と烏帽子岳


日付 2010/5/2(日)~5/4(火)

天候   晴れ

参加   加藤 新倉 水島彰 水島一 青木 青木千 清水 蓑島 高橋  塚越記 



コメント 
     
 5月2日(日)晴 
  
 前夜高速1000円を利用し、上信越道をで笹倉温泉のキャンプ場に入る。このルートの方が早いし運転も楽である。今年は4月の雪により懸念していたとおりキャンプ場の半分は雪に覆われていた。
 林道は焼山温泉スキー場後を過ぎたあたりから除雪されておらず、ここから歩き出す。アケビ平から雪に埋まった昼闇谷に降り、いつもの山頂直下のカールを目指す。カールは予想より雪が消えていた。しかし行者ニンニクの緑色はない、ここであきらめても良いのだが、一応現場まで行って証拠写真を撮ろうといつもどおり、息を切らし登り詰める。
 ところが現場に着くとなんと小さいながらも立派に生えているではないか!!早速アイゼンに履き替え夢中で採った。葉を広げていないので下からでは緑色が目立たなかったのだ。高橋が去年から目を付けていたエリアでたくさん採ってくれた。 キャンプ場へ帰ると別動隊(水島一 新倉 青木 青木千)の青木千が師匠を上回る釣果で、その夜は岩魚の骨酒といつもどおりの行者餃子、青木さんのアイデア山菜料理に舌鼓を打った。


5月3日(月)晴  水島彰 清水 蓑島 高橋 塚越

 この日は烏帽子岳1450mから阿弥陀山1511mを縦走の予定。昨日の昼闇谷を越え吉尾平に入る。鉢沢やその他いくつかの沢を超えるがスノーブリッジの有無との兼合いも有り、ルートファインディングがやや難。それでも天気は最高なので目指す烏帽子岳への最短(最楽)ルートが取れた。
 前烏帽子と烏帽子の稜線に出ると既に10時半をまわっていた。ここから直登は出来ないので右手の沢を横切り、北からの主稜線を目指す。アイゼンを付け頭上からのブロックに気を配りながら急な雪壁をトラバース。春山合宿らしくなってきた。最後には雪屁の弱点を突き、ようやく主稜線に飛び出すことができた。烏帽子頂上へは藪を避けながらの体力勝負。頂上付近で岩稜となりようやく頂上。12時半をまわってしまった。
 昨日の山菜をつまみにビールで乾杯。キジ打ちついでに阿弥陀方面を偵察に行くと藪の急下降と巨大ブロックを避けながらの南峰への登り、地形図を見れば北峰からの下りには岩場マーク。時間切れの文字が頭にちらつきながらのキジ打ちとなった。
 山頂へ戻り皆に説明、どうするか協議。明るいうちに吉尾平を通過出来なければ、ビバーグになることは明白。今夜は山菜天ぷらだ。無理はできない。もう1時間早く出発しなかった事を後悔しながらビールを飲み直す。そうこうしていると一人の登山者が登ってきた。厚木からきたというその「前期高齢者」とおぼしき方は40数年前には海谷山塊を登っていたというつわもの。その方曰くもう一人登って来るとのこと。もしやアケビ平の先で遅れはじめた酔っ払いではと思いつつも、下山開始。
 そしたらなんとその酔っ払いが下から来るではないか!!1時間半遅れながら、烏帽子まで来た。一同そのしつこさに呆れつつも再び皆で頂上へ登り返し、再度ビールで乾杯。酔っ払いも酔いが覚めるとペースが上がるらしい。
 下りは前日大雪崩を起こしてた「烏帽子大滝」直下経由で吉尾平まであっという間。明るいうちにキャンプ場へ戻ることが出来た。


5月4日(月)晴

 山の幸のみやげに加え、能生の道の駅で海の幸を買い高速道にて帰宅。
 阿弥陀岳まで縦走出来ていたならば、かなりの充実感を得られたはずだが、少し甘く考えていたので反省している。ただしトレースの無い、ましてや記録の無いルートへのチャレンジにはメンバー皆、喜びを見いだせたと思う。 

以上
 

茅ヶ崎山岳会 4月月例山行報告


1 期 日:4月25日(日)

2 山 域:箱根 強羅基点 矢倉沢峠~明神ヶ岳~明星ヶ岳

3 参加者:清水国洋(リーダー),水島伊三雄,塚越孝,青木弘子,早川真子

4 手記

当日は朝9時前に強羅を出発。前日の雷雨が嘘のように快晴の絶好の山登り日和。若干寒気のせいで朝方は冷えたものの、空気は澄んでおりすがすがしい天気だ。タクシーの運ちゃんの大サービスで金時登山口を越えて金時神社で降ろされた。少し戻って金時登山口から矢倉沢峠へ向かう。登り始めてすぐにドロドロの足場となった。前日の雷雨の影響でぬかるんでいるのだろうか。ま、稜線に出さえすれば乾いた快適な道になるだろうとの楽観的な見通しで稜線に向かう。稜線にはそれ程苦労なく到着。ところが、これから快適なハイク・・・との見通しが大きく外れ、相変わらずのぬかるんだドロドロの道が延々と続く・・・・皆も途中で滑ったりとヘキヘキしながら進んでいく。少し気持ちが萎えながらも、柔らかな日差しと、心地よいクールな乾いた空気に気分も癒され明神ヶ岳へ向かう。明神ヶ岳に着く頃には足場も良くなり展望も開け最高の気分になった。途中、山桜が綺麗に咲いており、これは今春比較的寒い日が多かったお陰だろうか・・・少し得をした気分だ。

明神ヶ岳山頂にはちょうど正午頃に到着。皆で乾杯!・・・・ムムム茅ヶ崎山岳会13年ぶりの復活の私だがかつて茅ヶ崎山岳会はこんな雰囲気だっただろうか?岩だ雪だ氷だと血走っていたイメージしかなかったが・・・。時は流れたんだなと感慨にふけりながら美味しいビールに舌づつみ。いいですなぁ~。

明神ヶ岳から明星ヶ岳へは足場も良く、展望も開けて快適に歩けた。とにかく一日絶好の登山日和で久々に“楽しい”と感じられるハイキングでした。帰りは温泉で疲れを取り、お酒で喉を潤しながらの帰宅となった。私がこのルートを選んだ理由として、展望の良さと足場のよさそして温泉であったが、

 登りで若干の足場の悪さはあったものの全般的には楽しく登れて満足な月例山行となった。

  参加した皆さんお疲れ様でした。

2010年03月13~14日 八ヶ岳連峰日ノ岳 中山尾根

概要: 冬季登攀 新人教育
場所: 八ヶ岳連峰 中山尾根
日付: 2010/3/13~14
参加: 伊三雄(L) 高橋
投稿: 高橋
写真: <http://picasaweb.google.com/chigasaki.mt/2010031314#>


2010/3/13(土)
天候: 曇り時々吹雪
ルート:(時間): 湘南台(7:30)~(10:30)美濃戸(11:15)→美濃戸口(12:00)→(14:45)行者小屋

コメント:
朝、出発時間が急遽1時間遅れることになり、寝不足解消のため2度寝したら寝坊という始まり・・・。
予定より出発が遅くなってしまったが、この日は予報天気も悪かったため元々目的地は行者小屋と決めていたので、時間的には余裕があったので、仕事や山岳会の話で盛り上がりながら、ゆっくり目的地に向かう。
美濃戸に着き、準備万端で出発!と思いきや、10分ぐらい歩いたところで、自分が忘れものに気付き、戻るハメに・・・。
気を取り直してと思ったら、今度は伊三雄さんのペースがなかなか上がらない。どうやらシャリバテだったらしく、昼飯を食べたら回復!その後は、なかなか良いペースで一気に行者小屋に着く。
着いた頃から、少し吹雪いてきたので、急いでテントを張ることに。テキパキと整地し、テントを張り、フライを被せようとしたら、あれ?何か変?上手く合わせられない(汗)!どうやら、違うテントのフライだったらしく、かなりフライが大きめ。それでも伊三雄さんのアイデアで何とか形にしたら、ちゃんと吹雪きの夜の寒さも凌げました。さすがです。
テントに入れば後はいつもの如く。伊三雄さんの考えを聞いていると、感心させられることが一杯で非常にタメになった。ありがとうございます。
最後は今後の山岳会の発展トークがメチャメチャ盛り上がり、色々なアイデアが出てきた。しかし、お陰でかなり酒も進んだので、忘れてしまうかも・・・という心配を他所に21:00に消灯。


2010/3/14(日)
天候: 快晴(予想どおりだけど、驚くぐらい最高)
ルート:(時間): 行者小屋(5:45)→(7:00)取り付き(7:20)→(11:00)日ノ岳→(12:15)行者小屋(13:00)→美濃戸口(15:00)~(15:30)美濃戸(16:00)~(19:45)湘南台

コメント:
4:00起床、他のパーティも動き始めている。ラーメンを食べたり、準備している内に、もう明るくなり始め、テントの外に出ると、感動するぐらいの最高の天気が迎えてくれた!
ほぼ予定通り5:45に出発する。と思いきや、10分ぐらい歩いたところで、伊三雄さんが忘れ物に気付き、戻るハメに・・・。昨日の自分を見ているようだった。
気を取り直して再出発!今日はシャリバテもなく、すぐに取り付きまで辿り着いた。
前後に1パーティずつの状態で登攀スタート。
1ピッチ目、初心者向けのルートとはいえ、自分にはかなり難しそうに見える。それもそのはず、アイゼンでの岩登りはこの日が初!トレーニングもしていなかったのである(汗)。それでも何とか登った。
2ピッチ目は、ゴタゴタしているときに膝を捻ってしまう。正直、結構痛かったが、登りたかったので、続行!
3ピッチ目に、最大の難所(自分にとって)が訪れる。登れない・・・。手が寒さで悴んで、しかもパンクしている。膝の痛みを庇いながらで、足も上手く使えない。後ろのパーティも待たせている状態で、窮地に立たされた気持ちだった。
しかし、敗退!の2文字が頭によぎった瞬間に、火事場のクソ力が!なんとか、この窮地を切り抜ける。
その後は、難所もなく、1つの窮地を切り抜けたことによる自信とで、割とスムーズに進む。
最後は、トサカ状のナイフリッジ!挑戦したかったが、膝が心配だったので捲いてもらい、日ノ岳に抜けて目標達成。
下山も膝の痛みでペースは上がらなかったが、通りすがりのオジサンが、美濃戸口から美濃戸まで車に乗せてくれるなどの子運にも恵まれ、無事、下山できた。
自分にとっては色々と宿題を残す形になったが、初の冬季登攀で得るものも多かった。また、技術的だけでなく内面的にも沢山のことを伊三雄さんから学ぶことができ、非常に貴重な時間を過ごすことができた。ありがとうございます。
もうすぐ、入会して1年。伊三雄さんを筆頭に、会の方々には本当に色々とお世話になりました。2年目以降も頑張るので、これからもよろしくお願いします。

八ヶ岳アイスクライミング ジョウゴ沢、南沢・大滝、小滝


日付 2010/2/13~14
天候 晴れ
参加 塚越 簑島 高橋
投稿 簑島



13日(土) 美濃戸~美濃戸口~南沢小滝~大滝~行者小屋
14日(日) 行者小屋~赤岳鉱泉~ジョウゴ沢~硫黄岳~行者小屋


コメント 

 始めてのアイスクライミングなので楽しみでもあり緊張もあったが後日談としては全身運動でかなり疲れるがとても面白く是非又チャレンジしてみたい。     前泊が都合で間に合わなくなったので翌朝6時出発となった。 赤岳鉱泉にはお昼頃着のつもりだったが時間的に中途半端なのでテント場に付く前に行者小屋経由で南沢大滝、小滝でウォーミングアップをする事になった。始めに南沢の小滝に到着、他のパーティが既に登り終えた後らしい 凍った滝を見るのは始めてでは無いが登るなんて今まで考えた事がなかった。小滝と言へども滝が綺麗に氷の固まりになっている 本当に登れるのかかなり不安になってきた。準備を整えリーダーが説明をしながら簡単そうに登っていく 「腕が張るから、バイルのリーシュをぶら下がれる長さに調整した方が良い」と言われたが自宅にて調整してきたつもりだったが実際やってみるとぜんぜん合っていない なるほど腕が張るので確かにぶら下がって腕に掛かる力をバイルに預けた方が休める。 さすがに右腕は利き腕なので思った所にバイルを打ち込めるが左腕は思った所に刺さらない。おまけにワンタッチアイゼンも馴れていないので外れたりもして大変危険だった。 

次の大滝は長いし見た目より難しかったがムキになって何度もバイルを打ち込みアイゼンの前爪を蹴りこみ、ついに腕や袋ハギがパンパンになってしまい体力不足のせいか身体的疲労に襲われて南沢から行者小屋へ向かう登りでついにバテてしまった。赤岳鉱泉に行くには時間的に無理なのでその日は行者小屋のテン場にて宿泊となる。 スミマセン遅れてテン場に着くと既にテントの設営は終わっていて 全く面目次第もありませんでした。
翌朝は晴天なり雲一つ無い程空が綺麗だ いざジョウゴ沢に向かう F1はまだ完全に凍り付いていない感じだった。傾斜も緩いのでザイル無しで簡単に登り終えF2が見えてきたが氷が少なく登れずに左側から高捲きした。

続いてはナイアガラの滝にてのクライミング、昨日のウォーミングアップで筋肉痛になり既に太股がつってしまっていてナイアガラの滝では何度もフォールしてしまい挙げ句力尽きて登れず途中で降ろして貰った。残念、無念
ナイアガラの滝にてクライミングを終え硫黄岳に向けて再度出発 やや傾斜のある最後の滝を登り終え「稜線までタイムリミット1時間だ」とリーダーの檄が飛ぶ 高度が上がるに連れ息も上がり急斜面を2本のバイルを使いなんとかタイムリミット丁度で硫黄岳まで登り切った。頂上は若干風があったが思ったより冷たくは無かった。始めて谷から登って改めて八ヶ岳はスケールの大きい山だと感じた。谷も稜線も頂もすばらしい  感動の後下山開始、赤岳鉱泉から行者に向かう若干の登りでバテてしまいテン場につくころにはほとんどテントは片付いて、はたまた面目しだいもありませんでした。帰路は急ぎ足で美濃戸に着き渋滞なしで予定より早く自宅にたどり着きました。

次の日は全身筋肉痛で体の動きがギクシャクしていたが精神的には満足感が残りました。

メンバーの方々、ご指導ありがとうございました。 ご迷惑おかけしました。次回はもう少し体力をつけて挑みたいと思います。


写真 <アルバムのURL>
http://picasaweb.google.co.jp/chigasaki.mt/2010021314#

山梨県 御坂 四十八滝沢アイスクライミング


日付 2009/1/31(日曜日)
天候 晴れ
参加 塚越 高橋 清水 伊三雄

コース 登山口~四十八滝沢~稜線~登山口
     登山口9:30-稜線15:00-登山口17:00
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今年は気温も低く、氷が期待でき計画したが、この日は非常に暖かく、凍結しているか不安だった。
9:30に準備を済ませ、登山口を出発する。
気温が高く、着込んでいるせいもあり、汗を流して登山道を登る。
凍結状態が気になっていたが、思っている以上に良い状態であった。
四十八滝沢でクライミング準備を整え、出発、2年ぶりのアイスクライミングだったが、思った以上に順調に登れる。残念ながら大滝は、上部が薄氷で登ることができず高巻いた。
その他の滝は、凍結状態もよく全て快適に登ることができた。
今回は、アイスクライミング初挑戦の高橋がいるためロープをこまめに出すつもりでいたが、バランスよく快適に登ってくれたので、必要最小限のロープだしで登りきった。
アイスクライミングは、快適で楽しかったが、下りの登山道は、険しく迷いやすいため、注意が必要だ。




写真 <アルバムのURL> http://picasaweb.google.co.jp/chigasaki.mt/20100131#

2009年度冬山合宿 槍ヶ岳(中崎尾根)


日付 2010/1/7~10
参加 CL:伊三雄 SL:塚越 食糧:簑島 会計:高橋 通信:清水

行程
1月7日(木) 茅ヶ崎⇒相模湖IC(中央高速)⇒松本IC⇒R158~安房峠~新穂高温泉(駐車場)
1月8日(金) 新穂高温泉~穂高平避難小屋~白出沢出合~時間切れ地点(泊)
1月9日(土) 時間切れ地点~滝谷出合~槍平~トレース(奥丸山手前)~槍平
1月10日(日) 槍平~奥丸山手前~槍平~滝谷出合~白出沢出合~穂高平避難小屋~新穂高温泉~下山

コメント
1月8日 晴れ/曇り
新穂高の入口から膝上のラッセルとなり、ワカンをつけての行動となる。
正月明けの休日でもあり、われわれのほかに2人組の1パーティーのみで7名でのラッセルとなった。
白出沢出合から登山道に入る、ここまで一緒にラッセルしてきたパーティーは、ここから奥穂高岳に向かって進路を変えた。
登山道に入ると登り下りが多くなり、ラッセルもきつくなる。
結局、滝谷出合にもとどかなかった。

1月9日 晴れ時々曇り/雪
ヘッドランプをつけ行動開始、きついラッセルが続く、結局、槍平に到着したのは、11時すぎだった。
この時点で日程的に槍ヶ岳は、あきらめるしかなく、せめて奥丸山までは登ろうと決めた。
時間があったので、塚越、高橋、伊三雄の3名で奥丸山手前までのトレースをつける。
簑島、清水は幕営準備と食事の準備で残った。

1月10日 雪/曇り
前日の雪が30Cm近く積もり、前日のトレースがかろうじて残っている。
前日のトレースと荷が軽い事もあり、順調に高度を稼ぐ、前日つけたトレースが終了し、腰上のラッセルが始まる。斜度がきつくなり、一歩ごとに小規模の雪崩が発生する。
あと少しで稜線に出られるとこまで来ているのだが、これ以上は危険と判断し、下山することに決めた。
時間もあるため、この日のうちに新穂高まで下山することにした。
下山は、前日までのトレースのおかげで地図にあるコースタイムより速いペースで下山することが出来た。





写真 <アルバムのURL> http://picasaweb.google.co.jp/chigasaki.mt/2010010810#