八ヶ岳連峰 阿弥陀岳南陵

日付 2011/12/24~25
天候 晴れのち曇り(今季最大の寒波)
参加 塚越さん、高橋
投稿 高橋

写真 <https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/_2011122425>


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 24日:舟山十字路(10:00)~旭小屋(10:45)~立場山(12:30頃)~青ナギ(12:50)~P1とP2間のテン場(13:50)
 25日:テン場(7:25)~(8:35)阿弥陀岳(9:00)~御小屋山(10:20頃)~舟山十字路(11:30)


X'masは無視し、今年最高の寒気が来ている中、我々は年明けの冬山合宿前の体慣らしとして、八ヶ岳連峰 阿弥陀岳 南陵を登ることに。


23日は仕事、冬用タイヤへの履き替え、有楽町で忘年会(25:30帰宅)とバタバタしたが、なんとか翌日は寝坊もせず、予定通り目的地へ向かう。
天気は雲ひとつない快晴で、遠くから南アルプス、八ヶ岳が見えたが、雪はてっぺんに少しついてるだけ…せっかく冬用タイヤを履いた車は乾いたアスファルトの上しか走れず、駐車場所まで到達!
とにかく雪が少ないらしい。(自分は例年の様子を知らないけど)


自分は久々の冬(?)山で、テルモスを忘れ(塚越さんも…)、パッキングは滅茶苦茶、でも酒はしっかり(塚越さんも…)、という状態で登り始める。
寒気の影響なのか空気は冷たいけど、陽射しが暖かく、本当に気持が良くて軽快に歩けた。


久々の重い荷物、硬くて歩きにくい冬用登山靴、なかなか良い位置に定まってくれない靴下、等々あったけど、まずまずのペースで立場山付近まで登ってきた。
ここで、一抹の不安が…標高は2000mを超えていて、予定しているテン場の標高とさほど変わらないのに、数センチ程度の積雪しかない!今夜の水作りが超大変なのでは?
それでも、山は裏切らないと信じて積雪量をチェックしながら重くなった歩を進めていくと、前方からパーティが降りてきたので、すかさずテン場の情報収集をしたら、「先に良いテン場が…」、「積雪もそこそこ…」という言葉が返ってきたので、一安心。


しばらく進むと、第3ルンゼ アイス帰りの2パーティとすれ違ったが、その姿がカッコ良く見えたので、アイスも頑張るぞ!という気になる(単純)。
いつの間にか超えた無名峰(名のとおり?)辺りまでくると、まぁまぁの積雪があり、P1を超えたところで阿弥陀岳の姿がかっこ良く見える絶好のテン場を発見!
まだ天気は崩れてなく、阿弥陀岳や周辺の風景を楽しんでから、テントに入って一杯!
昨日の寝不足により(?)ビール2本飲んだだけで鼾をかいてzzz...、 起きたら塚越さんがいい匂いのする具沢山の鍋を作ってくれていました!その後に食べたサバも本当に美味かったです!ありがとうございました!
寒気のせいか、夜中のトイレは辛かったが、ヘッドライトに照らされる粉雪がキラキラしてて綺麗だった。
今後の会のことで22時くらいまで盛り上がったところで、塚越さんが今回の山行で最も楽しみにしてた新品の寝袋が登場!
確かに暖かそう!
「暖か過ぎて、朝裸になってたらごめんね。」という言葉を最後に就寝…


25日、予定の5時より20分ほど遅れて寝袋から出る。
天候は曇りでかなり寒い(-20℃ぐらい)が、風は弱いというコンディションの中、7時30分頃にラーメンで温まった体で出発!
と思いきや、P2付近から急に風が吹いてきて、まつ毛、眉毛、鼻水が凍り、手足の指先が悴む…
停まってられないから、どんどん足を進め、ロープを出さずに核心部のP3のルンゼもさくっと(?)通過し、阿弥陀のてっぺんを踏む!
風は強いままだけど、すぐには降りず、凍りかけたビールで乾杯!
雲のせいで展望はなかったが、いかにも冬山って感じが出てて、最高に嬉しかったです。


御小屋尾根の下りは、ルート本の説明のとおり、長かったので久々の体にはちょいとキツかった!


冬山合宿に向けて、十分な寒さも味わえたし、山も夜も色々と楽めた最高の山行でした。