メンバー: Mさん(CL)、抱(投稿)
GW前半は不帰Ⅰ峰主稜へ行く予定でしたが、雪の状態があまり良くなさそうだったので、パートナーの提案で、龍王岳へ転戦しました。
龍王岳と言えば、良く登られているのは東尾根ですが、私達の今回の目的は「Ⅲ峰南壁ジェードルルート」。南壁は岩も固く、魅力的なルートが幾つかありますが、その中でもⅢ峰の中央にある、天に向かって真っ直ぐ伸びる美しいジェードルに惹かれ、このルートを選びました。
扇沢~室堂~室堂山荘~一の越山荘~龍王岳南壁(取付き確認)~龍王岳Ⅱ峰東壁~龍王岳東尾根~龍王岳山頂~一の越山荘~室堂山荘
晴天のGW初日とあって、アルペンルートは大混雑!始発の1時間前にチケット売り場に行きましたが、既に長蛇の列。なんとかギリギリ始発に乗れました。
今回のルートは情報に乏しかったので、お世話になる室堂山荘へ立ち寄り、荷物を軽くしてから、まずは偵察に。
登り易そうなⅠ、Ⅱ峰のルンゼから東尾根に乗ろうと詰めていくと、上部に亀裂が走っていたので、Ⅱ峰の東壁から登りました。
「たまには贅沢してもいいよね~」と今回は小屋泊。
お風呂に入って、美味しいご飯を頂き、暖かいお布団にくるまって眠れる幸せを感じながら、早めに眠りにつきました。
4/29 快晴
室堂山荘~一の越山荘~龍王岳南壁ジェードルルート~龍王岳東尾根~龍王岳山頂~一の越山荘~室堂山荘
取付きの足場があまり良くなかったので、取付きまでの雪壁を登る前にロープを結び、テーピングをして、コンテで上がりました。
1P目はMさんのリード。取付きの足場が雪なので、アイゼンを履いてのスタートです。
1P目が終わった後、テラスでアイゼンからクライミングシューズに履き替えます。
2P目はいよいよこのルートの核心。リードを譲って頂きました。
長いルートなので、カムを沢山持ってスタート。
出だしの草つきに、クライミングシューズで慎重に乗って上に上がると、ハーケンが打ってありました。ここからは狭めのチムニーに始まり、太めのクラックが上まで続きます。
Mさんが登っている途中、岩が崩れる大きな音がして、一瞬身体が固まりました。
ジェードル峰の頭に着いたら、再びクライミングシューズから、登山靴&アイゼンに履き替えて、4ピッチ目をリードしました。尖った岩の間を登り、その先にビレイ出来るポイントがあるか分からなかったので、一旦ピナクルでピッチを切りました。
4/30 快晴
最終日もどこか登って帰る予定でしたが、2日間で満足してしまったのと、帰りの渋滞を考え、朝一のアルペンルートに乗って、のんびり帰りました。
お天気に恵まれ、パートナーに恵まれ、北アルプスの山々をバックに、素晴らしい景色を見ながらの楽しいクライミングでした。
是非沢山の人に登って頂きたいと思える素晴らしいルートでした。
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