2016/04/16 水無川本谷〜塔の岳

日付 2016/04/16(土) 天候 くもり  参加 水島伊三雄(CL)、永田(投稿)
アルバム: https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/2016416

もともとは幕山にてクライミングする予定を立てていたのだが,その前日の朝伊三雄さんがメーリングリストに流した「水無川本谷・沢登り」を目にした瞬間,すっかり心を奪われてしまった。沢登りは小生未知の分野であり沢靴すらもっていないのだが,クライミングのことなどすっかり忘れてモンベルショップへ車を走らせていた。そして店員の言うがままに商品をカゴに放り込んでいた。



翌朝8時,大倉尾根登山口の県営駐車場で伊三雄さんと待ち合わせた。この日の予定は,駐車場から戸台まで林道を徒歩で移動し,戸台から入沢。水無川本谷をF9まで登り,表尾根に出て塔の岳へ。あとは大倉尾根を下山するというルートである。林道を1時間ほど歩き,午前9時半戸台に到着。ただちに沢装備にチェンジして入沢した。



4月とはいえ沢の水はまだまだ冷たく,沢靴の中に侵入してくる水が足に突き刺さったが,完全に水没してしまうと靴の中の水の動きがなくなり,温かく感じられるようにできている。つくづくよく考えられているものである。





それにしても沢登りがこんなにも楽しいとは知らなかった。おおよそすべての行程において水を避けて進むことも可能だが,なぜか少しでも水の流れがあるルートを選んでしまうし,滝も可能なかぎり直登してしまう。こんな楽しい遊びを今まで知らなかったとは……。







午前12時頃本谷最後の滝であるF9に到達。この滝の岩肌はもろく命の危険があるとのことから,沸き起こる登攀欲求を抑えながら左岸をトラバースした。そこからしばらくは道無き山肌を登り,表尾根を経て塔の岳についたのは12:20であった。



尊仏山荘で買ったビールで乾杯したが,常温ながら最高の味わいだったことは言うまでもなかろう。

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