天候:3/14雪/曇り 3/15終日快晴
天気が悪く終了
今回の赤岳西壁主稜は、自分にとって色々な意味で良い経験になると考え、田中さんへ声をかけてチャレンジすることになった。
美濃戸口から赤岳鉱泉への道のりは前日の降雪、当日の降雪もあり凍っている路面が出ていないので快適そのものである。赤岳鉱泉無事に到着し、時間もあるのでアイスキャンディーで遊ぶつもりでいたが、昼からビールを頂いたら眠くなり、睡眠時間に変わってしまう。今回は、ステーキにありつけるか⁉︎と期待していたが、前回と同じ「しゃぶしゃぶ」少しテンションが落ちたが、美味しく頂くことが出来、満足な晩御飯になった。その後、新人の田中さんに登攀システムのレクチャーなどをして、翌日の登攀を楽しみに就寝する。
2日目は、早く取り付くため5:30出発。今日は快晴だ、「大同心、小同心クラック、横岳、中山尾根」のビューを見ながら、前日に降雪した雪の感触楽しみながら、胸の鼓動を抑えながらテンポ良く歩く。気温も前日に比べると高いため歩いていると汗ばんでくる。
ルート状況は下記のとおりである。
1P:文三郎尾根からトラバース
2P:チムニー(Ⅳー)から凹角を登り、リッジを右上
3P:階段状の岩、ミックスのリッジ雪面を登る
4P:Ⅲ+岩のステップ。一段上がり右上し稜上に出てビレー
5P:傾斜の緩い凹状からリッジを登る
と、登攀図とおりピッチを行けば快適に待たずに行けたのだが、結果は9P(通常5P)で登攀する結果となる。伸ばしては混んでいるので直ぐに切る、伸ばしては直ぐに切るの連続である。しかし、阿弥陀岳が同じ高さから眼下へ景色が変わっていく様は幸せな時間である。
全体的に自分も含め経験値が少ないメンバーが集まっている感じだが、それだけチャレンジ精神旺盛な方がいる事は良いことではと思う。
今回のパートナーの新人田中さんもノンテンションで無事に登攀を終えることができた。途中、ガイドの花谷さんに猛スピードで抜かれた、彼は雪の下に隠れているハーケンの場所を把握しており、ルートを熟知しているようであった。登攀スタイルもダイナミックかつ安定しており、参考になった。
ベテラン抜きで、登攀を無事に終え赤岳山頂に立った時は考え深いものがあった。
この日は最高の山日和、無風に近い中、絶景を堪能することができた。山頂で祝杯のコーラを飲んで下山を開始する。下山は、雪が緩みだして滑るが快適に下山することができた。
行者小屋から美濃戸口までも90分程で下山することが出来た。次は八ヶ岳のどのバリエーションをチャレンジするかワクワクしながら帰路に着いた。
0 件のコメント:
コメントを投稿