前穂北尾根登攀
メンバー簑島夫婦2名
24日(木)上高地~涸沢 25日(金)4:30 涸沢~5:10 5.6のコル~
9:30 前穂~13:30 奥穂~16:00 涸沢 26日(土)涸沢~上高地
昨今の登山ブームで行列を成すという北尾根にパートナーが「是非行ってみたい」と言うので空いている平日を狙って行くことにした。初日の上高地から涸沢までは雨に打たれたが次の日は晴れという天気予報を信じて雨でもテントの設営を開始して明日に備え早めにご就寝 朝3時に起き朝食を食べ支度する。25日はガスが多いし風も強いがまずまずの天気だ 明るくなったので出発する。雪渓を歩いていると後ろから3名パーティーが見える あちらも北尾根組か 学生さんに見えたので雪渓中盤で先に行って貰おうと思っていたが一向に追いついてこない「あれ?うちら中年とペースが変わらないのか?同じく中年世代か?」5峰、4峰はほとんどノーザイルで歩いた。誰もいない3峰の登攀を開始する。人数が多いパーティーなら恐怖感とか無くなるがさすがに二人だと緊張する。1ピッチ目は岩に慣れてきたので難なくクリアー2ピッチ目は奥様がリードする。「なかなかやるじゃないか」とりあえずツルベで何ピッチかこなした。最後は懸垂下降してあっという間に前穂頂上 時間は9時30分思っていた以上にはやくついた。貸切状態で10年ぶりに北尾根を楽しめた。360度の大パノラマ若干ガスっていたものの気分爽快!
パートナーもよく頑張った。パートナーが前穂までに全力?を出したので奥穂まで行くのに足が動かず一気にペースダウン奥穂まで4時間もかかってしまった。とりあえず明るいうちに涸沢まで何とかなるだろうと喧嘩や叱咤激励しながらだましだましやっとテン場まで無事にたどり着いた。北尾根よりも前穂からが長かった。お互いヘロヘロに疲れたが良い登攀が出来、久しぶりに穂高を堪能できた。登っていくごとに緊張感と血が騒ぐような(クライマーズハイ?)
「やっぱり自分は山男なんだな」と思ったが次の日の筋肉痛で現実に帰った気がする。
簑島
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