20130920-22 谷川岳 一ノ倉沢三ルンゼ

日付 2013/9/20-22  天候 快晴 参加 (CL)伊三雄 (SL)武藤 岡田 森田

写真https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/2013921?noredirect=1


報告:伊三雄

今年は、6月から前穂高岳四峰正面壁や谷川岳のクライミングなど、何回計画しても雨で中止になり、最後はみんなから雨男呼ばわりまでされる始末で・・・
で!やっと今回は、快晴の中、一ノ倉沢 三ルンゼを登ることができた。
今回で、3回目?4回目?になる三ルンゼ、でも記憶に残るのは、岩が固くて快適だったことぐらい。
最後に登ったのは、15年位前である。
9/20 20:15オートバイに荷物を積み込み出発。
22日に用事なある僕は、一人旅である。
武藤さんたちとは、谷川岳登山センターで待ち合わせ。
水上ICを出て最初のコンビニエンスストアーで買い出し、ここで武藤さんたちと、、、
いきなり、『オートバイで来たのー』であった。

登山センターには、24:00チョイ過ぎに到着。茅ヶ崎山岳会だけの貸切である。
買い込んできたお酒とおつまみで乾杯。
1時頃まで山の話でもりあがり、就寝。
3時起床、4時出発。

テールリッジを快適に登るも新人の森田さんが体調不良で途中ダウン、水分と食事を取りながらなんとか進む。
森田さんの様子を見てルートを中央カンテと変形チムニに変更しようと検討したが、森田さんの体調が回復してきたので当初の予定通り、三ルンゼを登攀することにする。

南陵テラスから本谷バンドにトラバース、二ルンゼを単独登攀しているクライマーと挨拶を交わし我々は、三ルンゼへと向かう。


1ピッチ目でルートを右岸の草付き沿いに登ったが、失敗。結構悪い。もっと中央部に近いところから登るべきと後悔した。2ピッチ目以降は、ルート図通り、硬い岩を快適登る。
F2の4級ルートは、左岸(右側を登ったが、上部でハングしており進むことができず、懸垂ピンを利用して途中までクライムダウン。
左側が正規のルートで、問題なく抜けることができる。

F3の滝は、チムニー右側を登る。硬い岩で気持ちよく登ることができる。
その後は、3級下のスラブをひたすら登り、草付きに出る。

草付きルートは、最初のうちは問題なかったが、稜線に近づくにつれ、傾斜がまし、藪が深くなりかなりいやらしい登りになり、しまったザイルを出して、登る羽目になった。


国境稜線に出たのが16:00、握手を交わしあとはひたすら天神尾根を下る。
昨夜貸切だった登山センターは、我々の他に2パーティー、6名が居り、我々は早々に食事の支度(キムチ鍋)をしてビールで乾杯、21:30頃、就寝した。

僕は、3:00に起床しオートバイで帰路についた。
武藤さんと岡田さんは、蓬峠近くまでハイキングをしたと、報告がありました

初秋の楽しい山行となりました。


感想(岡田)
 谷川に来るのは2回目。前回は烏帽子岩奥壁南稜で、終了点から先がとにかく大変で、泣かされました。夏合宿等を経て、少しは上達している事を祈りつつドキドキのスタートでした。

一ノ倉沢の出会いに着くと春とは景色が違い、一ノ倉沢が「沢」だった事を今更実感。頭では判っていても 不思議な気持ちで沢沿いを歩き始めました。
途中の懸垂下降は相変わらずダメダメのフラフラで、上達の片鱗すら見えませんでした。
テールリッチは前回よりは快適。休憩を取って3ルンゼの取り付きへ。

 今回は、武藤さんとペアーを組ませて頂きました。登攀を始めようとすると武藤さんの様子がいつもと違い、青い顔をしていましす。どうやら食中りらしい(>_<)。「ここは私が頑張らねば!!」と息を巻いてリードをしましたが、敢なく断念。短くピッチを切り交代。

F2でルートを探しながら登る伊三雄さんと武藤さん、そして二人に状況をアナウンスする森田さん。 私も何時かはこんな所をリード出来る様に・・・

F3はリードをさせて頂きました。チムニーを抜けるの本来のルートの様ですが、黒く濡れた壁の間はを登るのは怖いので、右側から。私のリードは「何処に戸惑ってたのよ~?」と笑われるスピードだった様です。

国境稜線までの詰は想像以上に急で、ザイルで引き上げて頂きました。こんなツルツルの所を伊三雄さんや武藤さんはどうやって登ったのかと思う程でした。

前回は泣いた稜線歩きや下りですが 今回は秋の気配を楽しむ余裕が少しだけど有りました♪ 
もちろん、体力 クライミング技術 判断力 素早い行動・・・・課題は山積みです。

今回も先輩方の圧倒的な実力に導かれ、無事に 楽しく山行を終える事が出来ました。
伊三雄さん 武藤さん 運転をしてくれた森田さん 皆さんありがとうございました。


追記
 登攀前には食中に苦しんで武藤さんですが、リードをした後にはケロっと元気になっていました。さすが 山男です(^-^)



感想(森田)

今回山岳会に入って初めてのイベントでした。
そして、アルパインクライミングのデビュー、とにかく前日から興奮してしまって、
登山センターでも一睡もできず、食欲も無く朝食を食べられずいました。

林道と出合いあたりで、パンを食べましたが、テールリッジを登り始めたら、パワーは出ず、息も切れ切れ、両足のふくらはぎは、つってきてしまい、
さらに、足に力入らないため、転けて、左足の脛を強打してしまったり、最悪の状態でした、

中程で、軽い休憩を頂き、食べ物を詰め込み、深呼吸し、絶対に引き返さないと自分に言い聞かせ、
とにかく、前へ進むことに、

予定時間より、遅く取り付きに着いてしまいました。

クライミングシューズに履き替え、クライムの開始、クライムし出すと、自然と体が動き、登れるように、

岩が硬いといえ、慣れない浮石のかわし方に手間取り、3級程度のところでも、プロテクションに頼るフリークライミング違いとスピードは、上がらず、いっぱいいっぱいのクライミングでした。

 伊三雄さん 武藤さんの強力な登攀力、岡田さんの声援に支えられ、
やっとのこと、稜線直下の草付に取りつくことが出来ました。

稜線直下の草付きでは、滑り落ちる怖さに負けてしまい、気持ちが折れそうに、

しかし、伊三雄さん、武藤さんの的確な処置、岡田さんの励まし、3人が私を稜線まで登らさせてくれました。

そして、稜線の尾根道に出れた時、
登り切れた達成感と、感謝の気持ち・・・
言葉には表現出来ない思いが、頭を駆け巡りっていました。

翌日は、強打した左足の痛みが取れなかったため、
登山センターで、休養し、帰路は温泉で汗を流し帰ってきました。

登り終わった時は、この1回だけで、大満足と思っていましたが、
この数日、平常な生活をしてくると、また、行きたい楽しみたいと思う気持ちが出てきました。

次回は、同行する人に迷惑をかけないようにトレーニングを積み、
もっと楽しめる様になりたいと思います。

伊三雄さん 武藤さん、岡田さん


ありがとうございます。

黒部 上ノ廊下(2013/09/22)

日付: 2013/09/21~24(土~火)
天候: 晴れ時々曇り
参加: 高橋(CL/投稿)、塚越(SL)、宮崎(食当)

写真: <https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/201392124_>

記録:
09/21(土) 扇沢駅~下の黒ビンガ
<http://chigasaki-mt.blogspot.jp/2013/10/20130921.html>

09/22(日)
朝、焚火の前は温かいが、空気は冷えていて、水は更に冷たそう(-_-;)
朝御飯のうどんをしっかり食べて、体を温め、気合を入れていざ出発。。。
初っ端の渡渉の冷たさに挫けそうになり、先が思いやられる(笑)!
「早く日が上がれぇ」と、念じても中々実らず、暫く寒さとの戦いとなる。
(この日は人生で一番寒かった日だろうなぁ…)

"下の黒ビンガ"から先にあるゴルジュが難所の一つ。

いくつかの難所を、ヘツって、泳いで、スクラム組んで、次々を突破していく。


ようやく日が当たり始めるが、冷えきった体はなかなか温まらず、少し温まっても、渡渉一発で元に戻ってしまうので、我慢して進むことに…
(今思えば、この寒さで多少冷静さを欠いていた気が…)

いよいよ第一の核心"口元のタル"出合い直後のゴルジュに到着。
パッと見て、ゴルジュの突破が困難そうで、左岸の高巻きを試みるが、相当悪かったので、右岸に移ってヘツって行けるところまで進む。
が、その先の突破は難しいと判断し、右岸を高巻くことに...
この選択も決して易しくなく、懸垂下降でも下が見えずに右往左往し、結局、このゴルジュ突破に合計3時間以上掛けてしまう。


(後々、持ってきたトポを見返してみると、左岸をヘツれるだけ進み、そこから右岸に乗り移って突破したとのこと。
確かに、その方法でなんとか突破できた気がして、事前確認を疎かにした点を、みんなで反省orz)

その後も、腰~腹ぐらいの渡渉はスクラム、それより深い場合はリードが空荷でフォロアーとザックをロープで引っ張り、を繰り返し、なんとか"廊下沢"まで出る。

その後、暫く広河原歩きが続き、この間だけ震えが止まるぐらい体が温まった。


広河原からの先には、またゴルジュになりそうな景観が...
「またあの寒さに...」と思い、足を止めたくなるが、ここまで来たら引き返すのも難儀なので、「この日の内に進めるだけ...」と言い聞かせ、進んで行くと、"上の黒ビンガ"らしきものが見えてきた。
"上の黒ビンガ"付近の渡渉は、スクラム渡渉だけで突破できた(気がする)。

そろそろ幕営地を意識し始めた頃に、正面に"金作谷"が見えてきた。
8月だと出合い付近まで雪渓が残っているらしいが、この時は上部には少し残っている程度。
"金作谷"以降は、またゴルジュの連続で、暫く幕営適地が無さそうなので、この日は"金作谷"出合いの少し上流 左岸にある台地をこの日の幕営地として選択。

この日の夕食は、前日に続き体を温めるには最高のシチューを...
この日も宮崎シェフに全てを任せてしまいましたm(_ _)m
体力というより、水流の中に突っ込むための精神力と冷えとの戦いによって消耗したため、また、明日に向けての回復のため、早々と就寝zzz

09/23(月)に続く...
<http://chigasaki-mt.blogspot.jp/2013/09/20130923.html>

黒部 上ノ廊下(2013/09/21)

日付: 2013/09/21~24(土~火)
天候: 晴れ時々曇り
参加: 高橋(CL/投稿)、塚越(SL)、宮崎(食当)

写真: <https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/201392124_>

記録:

2011年の盆に初めて上ノ廊下に訪れたが、とある事態から入渓してすぐに引き返すハメに・・・。
その後、2回ほど計画を立てるも、天候により中止orz

今回で4度目の計画となり、いい加減 上ノ廊下とのケリを付けたいと思っていた。

09/21(土)

前夜発で3:00前に扇沢に入り、始発6:30のトロリーバスに乗るため、5:00に起床。
(車は折立への回送サービスを依頼した三渓社の駐車スペースの路肩に駐車)


回送の手続きを済ませ、準備をしながら、三渓社のスタッフに最近の様子を聞くと「先週来た台風21号の時は大降り、その後、水量は減ったものの、例年よりは多め」とのこと・・・まさか今回も?

とはいえ、現地まで来ていて、3~4日は天気が良さそうなので、迷わず決行することに!
扇沢駅前まで行くと、既にかなりの人が並んでいて、トロリーバスの中も通勤電車状態!
どうやら、黒部ダム開通50週年だったらしく、トロリーバスにも可愛らしい施しが・・・


時間通り黒部ダムに到着し、荷物を整えて、7:00出発。


こっから、10:00の平の渡し船に乗るため、少しハイピッチで歩く。
誰も遅れることなく、なんとか15分前に平の渡しに到着し、平乃小屋(たいらのこや)で一呼吸。
出航時間直前に船に行っても船頭が居ないので、塚越さんの「乗っちゃえ!」の声で、乗って待つことに・・・少し遅れてきた船頭に怒鳴られる(笑)。


無事、平の渡しも越えたが、入渓点までは更に2時間・・・。
とはいえ、もう時間制限がないので、体力温存のためペースを下げて奥黒部ヒュッテまで。

12:00前に奥黒部ヒュッテに到着し、主人に計画書を提出、情報を聴くと、「台風後、思ったよりも水は引かず、増水居気味で、水も冷たい」と、ネガティブな御言葉だけいただき、みんなのテンションが↘。
ちなみに、この時点で他のパーティの届出はなかった。

なんとか気を取り直して、沢の準備を整えてると、自分が厚手のタイツを忘れていることに気付く!!
水が冷たいとの情報もあり、かなり不安になるが、「要は気合いだろ!」ってことで、無かったことに・・・は、出来なかったことを後ほど痛感・・・orz


13:00には準備が整い、いざ入渓!

いきなりの渡渉、水量は2年前とあまり変わらない印象、水温は薄手のタイツってこともあり、かなり冷たい。。。
ここで、finetrackの沢向けのウェアを新調した宮崎さんは「あまり冷たくない」とのこと。
(上下で良い値段だったみたいだが、その分性能は良いんだなぁ・・・)


少し進むと、釣り師のオジ様に遭遇。

足元を見ると、20匹以上、しかも大ぶりの岩魚が転がっていて、よだれが・・・

上ノ廊下のことを隅まで知ってそうなベテランさんで、聞くと、「例年よりも少し多いけど、こんなん大したことないし、日に日に水位は下がってるから大丈夫だよ!」と、有難い御言葉!

更に、「こんなとこで会っちゃ、仕方ねぇなぁ!」と、岩魚3匹の御裾分けまで☆☆☆

有難い言葉と御裾分けに、みんなのテンションが↗。
オジ様に別れを告げ、意気揚々とこの日の目的地である"下の黒ビンガ"手前を目指す。

その後は陽射しが強く、水に浸かっている時以外は、かなり温かかった。
(翌日から、寒さとの格闘となるとは露知らず・・・)

途中、渡渉が厳しい箇所で悪いところを高巻き気味に行ってしまい、かなり時間を喰ってしまい反省m(_ _)m
(水量の多さに負けず、できる限り高巻きは避けた方が・・・という沢の基本に立ち返らねば!)

休みも少な目だったので、時間に余裕を持って、"下の黒ビンガ"下の台地に着き、キャンプと寝床の準備を。

この日の夕食は、宮崎さんの鍋料理…重たくても、生肉を背負ってきて良かったと思える旨さでした☆☆☆
しかも、今回は釣れたて新鮮で、絶品の岩魚も☆☆☆
この日は睡眠時間も少なかったのに加え、快適な寝床だったので、暗くなると共に就寝zzz

09/22に続く…

<http://chigasaki-mt.blogspot.jp/2013/09/20130922.html>

エルブルース峰(5642m)ヨーロッパ大陸最高峰(コーカサス・カフカズ山脈)

                           参加メンバー 新井 春雄 他名(登頂者6名


■8月6日(火)(晴れ)
 
 
成田空港よりアエロ・フロートロシアに搭乗し時間遅れで飛び立つ。長いフライトでモスクワ空港に着く。空港では現地エージェントの日本語堪能のロシア人女性が待ち受けていた。大型バスでホテルに。市内は渋滞していたが無事にホテルに着く。4つ星級のホテルで部屋も清潔で良い。鎌倉市からの参加者と同部屋となる。

<タイム>
成田空港発(13:00) モスクワ空港着(22:00日本時間)(現地時間18:20) 
ホテル(19:20)

モスクワのホテル
テレスコルのホテル
  

レンタル店

                            
 
■8月7日(水)(晴れ)
 
ホテルよりバス移動でモスクワ空港につき国内線に乗る。時間遅れでミン・ボディ空港に着く。現地クライミングガイドとエージェントの女性が空港前に待ち受けていた。車台で、一路登山基地へ向かう。道路はよくないがかなりのスピードで走る。周辺は穀倉地帯でトウモロコシとヒマワリ畑が果てしなく続く。途中、軍隊の検問所の通過。ミネラル炭酸水の吹き出る源泉の見物をして、登山基地となるテレスコルのホテル・チベルダ・チュゲットに着く。休憩後、クライミングガイドによる個別の装備点検をする。名が靴にも問題あり、他、ゴーグルも必須とのことでレンタルをすることになった。

<タイム>
ホテル発(7:30) モスクワ空港発(9:55) ミン・ボディ空港着(12:00)車移動 テレスコフ (チベルダ・チュゲットホテル着)(17:45) 
 
 
■8月8日(木)(晴れ)
 
チベルダ・チュゲットのホテルより高度順応に車2台で出発する。ロープウエイ利用で一気に3,000m以上に登る。終点からリフトに乗り継ぐのだがリフトは停止中で動く気配もなく徒歩で登る。クライミングガイドのビーバー氏は、3,800m直下を平地並みに登る。33歳の隊員と私だけが何とか後に続く。因みにガイド・ビーバー氏は185センチぐらい細身のクライマーで精悍な顔立ち、ハイペースベース歩行が似あう。隊員の中で早すぎるとの声も出たが、当人は大して気にしていない。標高3800mのバレステ小屋に着く。小屋周辺は昔と同じで廃物が多い。雪上車脇を通り抜け、氷河帯に入る。表面は5月の富士山ぐらいだがその下は氷である。緩やかな斜面だがガイドの歩行はあいかわらず早めで後部が離れる。クライミングガイドは見ないふりして皆さんを見ていますからと、ツアーガイドの仙石氏は話す。ガイドはもっと登ると言った。
    
バレルス小屋

               
ガイドのビーバー氏

 が、隊員の意見で4200m付近で下山をする。リフトとロープウエイを利用してテレスコフに下りる。昼食ロケーションの良いレストランでビールを飲みながら食事をする。その後メンバー全員でレンタル店に行く。赤松の巨木帯の歩道を1kmぐらい歩いたところにある。私もゴーグルをレンタルする。3名ほどが靴をレンタルすることになったが小さいサイズが無く、明日に調達できるとのことでレンタル店を出る。
 
<タイム>
テレスコフ・ロープウエイ発(9:10) 終点(9:50)徒歩テバレルス小屋着(11:05)
レンタル店(17:10)テレスコル(20:30頃着)


■8月9日()(晴れ) 
       
朝、ホテルより車で出発する。BCとなるバレルス小屋へ移動である。途中、レンタルを済ませてロープウエイ駅で降りる。ロープウエイは順調に上がったがリフトは途中で停止した。重いザックを抱えて宙吊りが1時間続く。14年前にきたときもこれに似たようなことがあった。この国ではよくあることらしい。リフト終点から5分ぐらい歩いて、山頂往復のベースとなるバレルス小屋に着く。バレルス食堂で昼食する。この食堂は貨物のコンテナを改造したようなもの。料理長は歌手のセガワエイコを一回り大きくしたような美人。娘らしき若い子はロシア美人。料理もうまい。食後、順応にスタートする。クライミングガイドのビーバー氏が張り切ってバスツーコフ(4,700m)まで登ると息まいている。隊員の中から連日の登り下りでアタック日のスタミナが心配だという隊員が出てきた。意見をガイドに言い11番プリュート小屋(4,157m)までとする。大きな岩塔には遭難者のプレートが多くあった。暫く休憩してバレルス小屋に下山する。

<タイム>
 テレスコル(9:00)レンタル店(9:20)ロープウエイ駅(10:00)バレルス小屋(13:10)
11番プリュート(17:15)バレルス小屋(18:00)
バレルス小屋内 ベッド6床


先頭ツアーガイド(仙石氏)

 

 
 
■8月10日(晴れ) 
朝食後ゆっくりとしたリズムで順応にバレルス小屋をスタートする。名が体調悪不良で不参加となる。今日は4,700mのバスツーホフ岩までだが、隊員からそこまでは無理との声が出てきた。回の小休止で4,300メートル地点まで登り、体力温存ということで下山する。下山は早いが全員がというほどでもない。日中はスノーモービルがスノーボーダー・スキー客を乗せて頻繁に登り降りをしている。スピードは60キロぐらい出している。昼過ぎにバレルス小屋に着く。

<タイム>
バレルス小屋(8:25)4300m地点(11:40)バレルス小屋(13:00)

 
■8月11日(日)(晴れ)(アタック日)
 
早朝、ヘッドランプの明かりでアイゼンを装着する。風もなく寒さはない。小屋より50メートル離れた所に雪上車が待機している。アイゼンでは滑りそうな鋼鉄製のキャタビラ上を歩き乗車する。全員乗車後ただちに発進する。氷河上は力強いエンジン音を響かせ、ばりばりと標高4,700mまで上る。先行している雪上車のライトが3、4点見える。この区間ごく少数の登山者が歩いて登っている。我々はかなりらくして時間短縮しているが、雪上車は一般的な登り方なのである。見上げると満点の星空、頻繁に流れ星が凄いスピードで落下する。標高4,700mのバツツーホフ岩の下で雪上車を下り、直ちに出発する。

 
アタックにスタート

       
サドルへ

 
クライミングガイド3人、個人ガイド1人、ツアーガイド1人、隊員7人で合計12人の隊列となる。途中隊列が乱れはじめて他の隊とも混じる。標高が上がるにつれ辛くなり他人を見ている余裕など無くなってくる。ガイドから遅いとの声がした。私たちの前は遅い他パーティだったのは暗いこともあって知らずに続いて登っていたのだ。東峰下のトラバースは、トレースは50センチぐらいで良く固まっていて歩き易い。この辺から手の指先の感覚が鈍くなってきたので予備の手袋に交換する。とりあえずサドルに着いた小休止する。ここでやっと登頂できそうだと思いはじめてきた。ガイドのビーバー氏が西を指さしたルエットが映し出されていた。5416mのサドルから急の雪壁はコンデイションは良く登りやすい。
サドル
        

エルブルース峰のシルエット
 
途中よりフイックスロープが雪面にパンパンと張られていた。すかさずビーバーガイドが現れ、カラビナをセットしくれたが非常に歩きにくい。フイックスロープ終わるころ突然視界が開けたプラトーに出た。山頂が見えた。近いのではと思うが距離感が掴めない。ここで初めて登頂をできると思うと心にぐっとくるものがあった。ツアーガイドの仙石氏に続く北村隊員(33)が10m先を行く、10歩登っては立ち止まる。離されないように続いて登頂する。ツアーガイド方々と登頂を抱擁してお祝いをする。
 
山頂

        
山頂

 他の隊と入り混じり混雑していた。山頂には20人以上はいたようだ。記念写真を撮ったあと下山を開始する。途中より左の下降ルートに入る。安全上、上り下り。を別々にしてある。ここもフイックスロープがある。カラビナをセットする。難しい場所ではないが安心する。ロープ無しでスリップすれば数百メートルは落ちる。標高5,000メートル以上ではバランスは崩しやすい。危険個所をクリアしてサドルについたころは太陽もかなり高くなり、日差しも強く感じられるほどになっていた。後続隊を待つ間、日焼け止めを塗りなおすなどをして休憩する。約30分後、下降を開始する。長いトラバースを終えると大雪原の長い下降が始まる。途中より辛くなり300mぐらいの距離を尻セードでスノーモービル下り待機点まで下りた。一度は乗ってみたいスノーモービル。料金は乗客2名で1人1,000ルーブル(日本円3,000円)で乗ることにした。ザックを後部に括り付け凄いスピードであっという間にバレルス小屋に着いた。料金を倍に吹っかけてきたが、最初の料金で済ます。後部に乗った女性(松本さん)かなりびびっていた。ガイドと隊員1人以外は全員スノーモービルで下りた。その後、売店のベンチでビールを飲んで一時を楽しんだ。
<タイム>
バレルス小屋(3:25)バスツーコフ岩の下(4:00頃)サドル(8:30)
山頂(10:20) サドル(11:15)スノーモービル地点(2:00)バレルス小屋(4:05)

東峰下トラバース


スノーモービルで下る
 
 
■8月12日(月)(晴れ)
 
今日は下山日、エルブルースの山容を眺めつつ隊員の集合写真を撮る。最後に食後お世話になったバレルス食堂のセガワエイコさんにありがとうの握手してお別れをする。リフトからフランス製の新しいキャビンで下りる。最新式で乗り降りは無人で自動開閉扉である。登りで乗った隣のロシア(旧ソ連)製と大違いである。バクサン谷の村を眺めつつ終点に着く。迎えの車でテレスコフのホテルに着く。荷物整理した後近くのレストランで昼食する。ビールとウオッカで乾杯する。日中は広場で売り場を見物する。夜はまたウオッカを痛飲し失敗もあった。

<タイム>
バレルス小屋(10:20)ロープウエイ終点(11:15)昼食(13:30)
 
■8月13日(火)(晴れ時々小雨)
 
ハイキングに車でリフトの駅まで行きリフト乗る。赤松や白樺の木が多い。足下には高山植物のお花畑が広がる。森林限界をすぎるとへばりつくような植物か生えているだけである。終点から眺めは素晴らしいが数歩ほど歩いたのみで再びリフトで下りる。終点近くで雨に降られたが濡れるほどではなかつた。下りたあと小雨の降る中釣り堀に行き昼食をする。昼食後は雨も上がりテレスコルのホテルまで徒歩でゆっくり帰る。夕食後に登頂証明書を頂く。
<タイム>
リフト駅(9:30)釣り堀り(1:40)


バレルス小屋サイドにて
 
■8月14日(水)(晴れ)
 
登山活動が終わり、エージェントの女性とお別れしてテレスコルのホテルを後にする。一路ミン・ボディ空港へ。再び広い穀倉地帯を突っ走る。悪い路面でカーブもそれほどないが対向車に危険を感じる。対向車がライトを点灯して猛スピードで通り抜けて行く。大きなトラックを追い越すのには絶妙なタイミングを強いられる。途中の軍隊のチェックポイントに出会う。道路に装甲車を真横に止めてある。自動小銃を持った陸軍が数人24時間体制でチェクしている。前回きたときは車内をチエックしたが今回は何も無く徐行しただけで通り抜ける。ミン・ボディ空港から約2時間20分のフライトでモスクワ空港に到着する。空港前ではエージェントの女性が待ち受けていた。宿泊ホテルで一休みしてベンツの48人乗り大型バスで市内観光をする。クレムリン、大聖堂、競技場など見るものが多い。広い道路なのだが車があふれている。大きな建物は古典的で立派な建物が多い。
<タイム>
テレスコル(7:00)ミン・ボディ空港発(12:35)モスクワ空港(14:55)
ホテル(16:00頃)市内観光後ホテル(20:00)

■8月15日(木)(晴れ)

モスクワ市内観光、昨日と同じくベンツバスでホテルを出る。赤レンガの長い塀のクレムリン、イスラム風の丸い屋根の大聖堂内部はすばらしい。川沿いには観光船がゆっくり進む。重厚な外観のショツピングモールに中に入ると迷子になるほどとてつもなく広くい。買い物を少しですましてホテルへ戻る。夕方に帰国でホテルからバスでモスクワ空港へ向かう。市内は少し渋滞があったが問題なく空港に着く。お世話になったガイドさんとお別れして、予定の時間通り空港から飛び立つ。午前中無事に成田空港に着く。
<タイム>
ホテル(9:00)市内観光モスクワ空港発(20:00)成田空港着(10:30)成田エクスプレス(11:05発)自宅(14:30頃着)

         
 
教会

 
モスクワ川とクレムリンをバックにガイドさんと
 
 
<概要>
 
カフカズ山脈はロシア共和国南部、黒海とカスピ海にはさまれた地域で、英語では、コーカサス山脈と呼ばれ、ヨーロッパではアジアとの境をなす大山脈と考えられている。東西1,500kmロシア、グルジア、アゼルバイジャンの国境をなしている。山脈中央は標高5,000メートルを越すピークが集中している。エルブルース峰は主脈からバクサン谷を挟んだ北側に独立峰として聳え、西峰(5,6427m)東峰(5,621m)の2つのピークから成っている。

      
カフカズ山脈:エルブルース峰の概念図
 

20130831-0901 お月見山行(神ノ川ヒュッテ:大岩沢)

天候:晴れ
参加者
(大岩沢沢登りとお月見)
塚越 高橋 早川 秋元 齋藤 宮崎 (会友:梅野) (市役所:後藤) 伊三雄 橋本
(渓流釣りとお月見)
渡邊 中村
(宴会準備とお月見)
彰治 清水 渡部 森田 武藤 丸島 (市役所:大森)





山行報告:橋元

「8時10分晴天の中、出発。すぐに沢に着いたが堰堤を乗り越えるのに苦労した。水が少ないのか風景が昨年と違って見えた。きれいな水の中を登っていくと雲がでてきてかなり涼しくなってきた。メンバーも沢に慣れている人が多く、1つの滝を除いて直登出来た。尾根に出るとガスがかかり木の葉から水滴となって落ちてきた。大室山に着くと、神ノ川ヒュッテへの近道を偶然に見つけ、下山した。1時間以上早く、4時に到着した。下界に降りてくるとやはり暑い。この後、お月見に突入。(*^_^*)」

(大室山山頂で記念撮影)


(お月見参加者)


沢登りに参加して(秋元)
 昨年の市民沢登りに初めて参加させて頂き、今回で3回目の沢登りとなりました。
 特に難しいところもなく、暑くもなく寒くもなく沢登りを楽しむことができました。ただ、水が切れてからのコースは勾配もきつく、浮石や小石が多くヒヤヒヤものでした。また、野バラやアザミが多くかなり痛い思いをさせられましたが、全員無事に登頂することができました。下山もスムーズにいき、予定よりも大分早く戻ることができました。
 麓では、すでに先輩方がお月見の準備をしていて下さいました。宴会もにぎやかで楽しく過ごすことができました。
 お月見の準備をして頂きました先輩の皆様や、便乗させて頂きました橋本さんに感謝したいと思います。

ありがとうございました。