2020.01.11 中山尾根



参加: 海保(CL)、長野(投稿) 

行程:美濃戸6:40 〜赤岳鉱泉8:20〜中山乗越8:40〜下部岩壁取付き10:00〜上部岩壁取付き11:50〜稜線(日ノ岳)14:00〜行者小屋15:20〜美濃戸16:50


新年会の席で海保さんに土曜どこか行かへんの、というありがたいお誘いをいただき、中山尾根へ行くことになった。

秋に他のメンバーと冬季に向けての下見に来た際は、そこまでの難しさは無かったものの、冬に登ることを思うときついだろうなと想像していた。



とは言え、正月に行った南国タイでのわいわいとしたクライミングツアーの後では、早朝、ピンと空気の張り詰めた雪山のアプローチは新鮮で、久しぶりで、テンションが上がる。

睡眠時間一時間の海保さんは眠そうだ。







下部岩壁の取付き1P目:海保さん

右に下がって凹角を登るとトポには書いてあるが、直登する。

ちょっと悪いなあとぼやきながら登る海保さんのいう通り、秋にここをクライミングシューズで登った時とは全然違う。




下部岩壁2P目:長野

あまり考えず頭上の凹角をいくが、あれ、悪い。

アイゼンもバイルもあまりかからない。

カム入れた方がええで、という下からのアドバイスで、カムを決め、思わずそれを掴もうとすると、フリーで行こうや〜とすかさず檄が入る。

厳しいです。

なんとか超えられたが、こんなんだったっけと改めて無雪期との違いを実感。






所々、ロープで繋がりつつ、雪稜を登り高度を上げていく。




上部岩壁1P :長野

途中で切ってええからいきや、ということで行かせていただき、ハングした手前の中段テラスで遠慮なくピッチを切る。

リーシュがロープに干渉したり、支点が雪に隠れていたりして、思わぬ大変さがあり時間がかかる。




上部岩壁2P目:傾斜の強い凹角を海保さんが安定して超えていく。





再び雪稜を上がったところで、ハングした岩場に突き当たる。




左からもまけそうだが、ここも海保さん、直登を選ぶ。


雪が付きすぎて、途中の支点は見つからず、雪を落としながら岩の隙間にカムを入れて、ハングを超えていく。





最後のピッチはやらせていただき、凹角を詰めて、日ノ岳の稜線に上がれた。





とても良い天気で、年初めの幸先の良い登山ができました。


海保さん、同行していただき、ありがとうございました!




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