2019-05-3~5 北鎌尾根

●日程:2019-05-3(金)~5(日)

●参加者:越野、海保、山口、中村(投稿)

●5/3
△天候:晴れ。暖かい。

△行程:
上高地 6:30 --- 12:15 大曲 --- 14:30 水俣乗越 --- 16:20 北鎌沢出合・幕営

△報告:
大曲から2パーティーに別れ、我々4名は北鎌尾根へ向かう。
トレース(先行者、2名位)を追い水俣乗越へ向かう。
上部はルンゼ状、急斜面。
コル(水俣乗越)からの下りはかなり急で、ロープを出した。
が、そこから槍ヶ岳方面へ50m位行った所が正規ルートで歩いて下りれる斜面
があった。

天上沢上部は尻セードができる位の斜度だが、下部は平坦な雪面。
時々、足がズボッともぐって歩き難い。
雪質は沢・上部が湿ったしっかりした雪だが、下部は柔らかく踏み抜き易い雪。
明日の朝は冷えて雪は固まるだろう。

北鎌沢出合で幕営する。
夜は暖かかった。

水は天上沢で取れなかった。
次の日、分かったが北鎌沢下部で水が流れている個所が有った。

●5/4
△天候:晴れ。無風。

△行程:
4:30 --- 北鎌沢右俣 ---  6:15 北鎌のコル --- 9:00 救助活動 10:30 --- 11:20 独標
--- 15:00 北鎌平 --- 16:30 槍ヶ岳 --- 17:00 槍ヶ岳山荘・幕営

△報告:
出発する頃、明るくなってきた。
北鎌沢右俣を上がって行く。
ステップのあるトレース有り。
雪質、硬い。
やや傾斜きつめなのでステップはありがたい。

北鎌のコル:
テント(3人)の新しい跡有り。
尾根下部(湯俣方面)へ続くトレース有り。湯俣から登って来た人か。
この辺は樹林帯でダケカンバの樹がある。

尾根は先行・3名パーティーのトレース有り。

P8:
雪面、ハイマツの中を登る。

P9
所々、夏道が出ている。

P10(独標):

P9から大きく見える。
独標を巻く(トラバース)ルートも有るらしいが、直登ルートを行く。
夏道は巻いているのが上から見えた。
下が切れている凍った急斜面、ザイル出した方がいいかも。
絵里ちゃんはここが一番怖かったと言っていた。
独標直下はややきつめの雪面。
独標からは槍ヶ岳がドーンと見えてくる。
かっこいい!

P11~14:
岩稜帯、雪稜を行く。
ルートはリッジ上や、リッジを避け雪面のトラバースを行ったりする。
雪質が柔らかい時は踏み抜き注意だ。


懸垂下降(P15手前):
10m位の下降。
古いロープが岩峰に回してある。
北鎌で唯一ロープを使った個所。

P15:
槍ヶ岳がようやく近づいてきた。
展望良し、風が冷たくなってきたがほぼ無風。

北鎌平:
広い。テント(4人)、4張り位張れそう。
ここを過ぎると最後の登りになる。


概ねルンゼ上を行く。
雪壁、岩稜帯。
2ヶ所、ロープを使いそうな個所有り。
割れた岩が多いので、ホールドは有るが、スタンスが拾い難い個所がある。

頂上直下の岩場はトップが手こずっていたので、天上沢側の巻き道で頂上に出た。

槍ヶ岳:
やっと着いた。
皆で握手。
展望良し。

槍ヶ岳の下りも危険個所有り。
荷物が重いと気が抜けない。
槍ヶ岳山荘で一休みし、幕営した。
クタクタに疲れた~。

●5/4
△天候:晴れ。昨晩は冷えた。

△行程:
槍ヶ岳山荘 6:10 --- 8:00 槍沢ロッジ --- 上高地

△報告:
今日も展望良し。
槍沢上部の雪質はカチカチ。
シュプール多し。

大曲辺りから自分は左足が靴ズレで痛み、歩行速度がガタ落ち。
皆さんにはご迷惑をおかけしました。

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