(報告:宮崎)
9:11登山口→9:50中央稜取りつき→14:00二子山西岳山頂→14:57下山
当日は快晴で、秩父の山々の紅葉もとっても綺麗でした。
行きの車内で話して、核心の3ピッチ目と2ピッチ目を重盛さんと私でリードすることになりました。
私に登れるのかかなり心配だったのですが頑張るしかないと思いました。
1ピッチ目
高橋さんがリードしました。重いシングルロープを背負っていても普通に登っていて流石だなぁと思いました。
私と重盛さんはフォローで登りました。
石がつるつるしてて足元が少し滑りましたが、ガバがいっぱいあったので安心して登れました。
2ピッチ目
私がリードしました。「本来は凹角がルートだが左のカンテを登った方が安全」とトポにあり、その通りに登ると真新しいボルトが打ってありました。2ピッチ目も短く、すぐに終了点近くに来ましたが、最後の壁がなかなか登れません。
時間をかけて足を上げて上の方を覗き込むと、その先は手を持つところが無い斜面になっていました。
そのまま登るのはとても恐く感じたので一度降り、どう登ろうか途方に暮れていました。
そしたら、あまりに時間がかかり過ぎたようで、しびれを切らせて高橋さんが登ってきてくれました。
そして、右上の岩の割れ目にカムをセットしてランニングビレイを取り、恐いときはこうすればいいと教えてくれました。
重盛さんも登ってきて、右側のクラックの方を登った方が簡単だと見つけてくれました。
確かに、持ちやすいガバもあり足元も階段状になっていて、楽に登れました。
3ピッチ目
中央稜の核心は重盛さんと私でリードしました。重盛さんが先に進んでカムをセットしたりヌンチャクをかけたりして、その後を私が付いて行く感じです。
核心のクラックは割れ目が大きく私の足がすっぽり入ってしまうくらい開いているところもありました。
クラック登りは、前回の小川山で苦戦したのもあって苦手意識もあり、落ちないようにと思いっきり足を突っ込み進んでいたら、後ろで高橋さんに笑われました。足を突っ込み過ぎだったようです。
クラックの終わり辺りが少し恐かったですが、よく探すと持ちやすい手がありました。
その後のテラスに出て、そこで高橋さんをビレイしました。
上からビレイをするときは、木にロープを巻きつけるとやり易いし安全だよと重盛さんに教えてもらいました。
そのまま、日当たりのいいテラスで昼食を取りました。
私が2ピッチ目でモタモタしていたので思っていたより時間がかかってしまい、帰りに寄ろうと話していた日本で一番かぶった10a(悪魔のエチュード)は時間的に無理かなという事になってしまいました。
すみませんでした。。。
4ピッチ目と5ピッチ目
時間短縮で高橋さんがリードしました。難しいところもなく、楽しく登れました。
クライミングというか崖を登っているような感じでした。
最終ピッチ
重盛さんと私でリードしました。ここも、難しくはなかったです。
その後、クライミングシューズを脱いで西岳頂上へ急ぎました。
写真を撮り、頂上で休んでいた若い子達とおしゃべりをして、上級者コースで下山しました。
登るまでは不安でいっぱいだった今回のクライミングですが、無事に頂上に着く事ができてよかったです。
高橋さん、重盛さん、色々教えてくれたり、助けてくれたり、ありがとうございました。
途中、ヌンチャクを掴んだりハーケンの上に足を乗せたりと、何か所かA0をしてしまった事と、
2ピッチ目で自分が登れるルートを見つけらなかったのが反省点です。
普段は、誰かの登り方を見てから登ったり、下から登り方を教えてもらいながら登ることが多いので、
もっと自分で考えて登るようにしないといけないなぁと思いました。
クライミングは、ここぞという時の一歩がなかなか踏み出せず、まだまだ恐くて足がすくんでしまう事ばかりですが、
これからも経験を積んで上達していきたいです。
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