日付 2010/5/2(日)~5/4(火)
天候 晴れ
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前夜高速1000円を利用し、上信越道をで笹倉温泉のキャンプ場に入る。このルートの方が早いし運転も楽である。今年は4月の雪により懸念していたとおりキャンプ場の半分は雪に覆われていた。
林道は焼山温泉スキー場後を過ぎたあたりから除雪されておらず、ここから歩き出す。アケビ平から雪に埋まった昼闇谷に降り、いつもの山頂直下のカールを目指す。カールは予想より雪が消えていた。しかし行者ニンニクの緑色はない、ここであきらめても良いのだが、一応現場まで行って証拠写真を撮ろうといつもどおり、息を切らし登り詰める。
ところが現場に着くとなんと小さいながらも立派に生えているではないか!!早速アイゼンに履き替え夢中で採った。葉を広げていないので下からでは緑色が目立たなかったのだ。高橋が去年から目を付けていたエリアでたくさん採ってくれた。 キャンプ場へ帰ると別動隊(水島一 新倉 青木 青木千)の青木千が師匠を上回る釣果で、その夜は岩魚の骨酒といつもどおりの行者餃子、青木さんのアイデア山菜料理に舌鼓を打った。
5月3日(月)晴 水島彰 清水 蓑島 高橋 塚越
この日は烏帽子岳1450mから阿弥陀山1511mを縦走の予定。昨日の昼闇谷を越え吉尾平に入る。鉢沢やその他いくつかの沢を超えるがスノーブリッジの有無との兼合いも有り、ルートファインディングがやや難。それでも天気は最高なので目指す烏帽子岳への最短(最楽)ルートが取れた。
前烏帽子と烏帽子の稜線に出ると既に10時半をまわっていた。ここから直登は出来ないので右手の沢を横切り、北からの主稜線を目指す。アイゼンを付け頭上からのブロックに気を配りながら急な雪壁をトラバース。春山合宿らしくなってきた。最後には雪屁の弱点を突き、ようやく主稜線に飛び出すことができた。烏帽子頂上へは藪を避けながらの体力勝負。頂上付近で岩稜となりようやく頂上。12時半をまわってしまった。
昨日の山菜をつまみにビールで乾杯。キジ打ちついでに阿弥陀方面を偵察に行くと藪の急下降と巨大ブロックを避けながらの南峰への登り、地形図を見れば北峰からの下りには岩場マーク。時間切れの文字が頭にちらつきながらのキジ打ちとなった。
山頂へ戻り皆に説明、どうするか協議。明るいうちに吉尾平を通過出来なければ、ビバーグになることは明白。今夜は山菜天ぷらだ。無理はできない。もう1時間早く出発しなかった事を後悔しながらビールを飲み直す。そうこうしていると一人の登山者が登ってきた。厚木からきたというその「前期高齢者」とおぼしき方は40数年前には海谷山塊を登っていたというつわもの。その方曰くもう一人登って来るとのこと。もしやアケビ平の先で遅れはじめた酔っ払いではと思いつつも、下山開始。
そしたらなんとその酔っ払いが下から来るではないか!!1時間半遅れながら、烏帽子まで来た。一同そのしつこさに呆れつつも再び皆で頂上へ登り返し、再度ビールで乾杯。酔っ払いも酔いが覚めるとペースが上がるらしい。
下りは前日大雪崩を起こしてた「烏帽子大滝」直下経由で吉尾平まであっという間。明るいうちにキャンプ場へ戻ることが出来た。
5月4日(月)晴
山の幸のみやげに加え、能生の道の駅で海の幸を買い高速道にて帰宅。
阿弥陀岳まで縦走出来ていたならば、かなりの充実感を得られたはずだが、少し甘く考えていたので反省している。ただしトレースの無い、ましてや記録の無いルートへのチャレンジにはメンバー皆、喜びを見いだせたと思う。
参加 加藤 新倉 水島彰 水島一 青木 青木千 清水 蓑島 高橋 塚越記
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5月2日(日)晴
前夜高速1000円を利用し、上信越道をで笹倉温泉のキャンプ場に入る。このルートの方が早いし運転も楽である。今年は4月の雪により懸念していたとおりキャンプ場の半分は雪に覆われていた。
林道は焼山温泉スキー場後を過ぎたあたりから除雪されておらず、ここから歩き出す。アケビ平から雪に埋まった昼闇谷に降り、いつもの山頂直下のカールを目指す。カールは予想より雪が消えていた。しかし行者ニンニクの緑色はない、ここであきらめても良いのだが、一応現場まで行って証拠写真を撮ろうといつもどおり、息を切らし登り詰める。
ところが現場に着くとなんと小さいながらも立派に生えているではないか!!早速アイゼンに履き替え夢中で採った。葉を広げていないので下からでは緑色が目立たなかったのだ。高橋が去年から目を付けていたエリアでたくさん採ってくれた。 キャンプ場へ帰ると別動隊(水島一 新倉 青木 青木千)の青木千が師匠を上回る釣果で、その夜は岩魚の骨酒といつもどおりの行者餃子、青木さんのアイデア山菜料理に舌鼓を打った。
5月3日(月)晴 水島彰 清水 蓑島 高橋 塚越
この日は烏帽子岳1450mから阿弥陀山1511mを縦走の予定。昨日の昼闇谷を越え吉尾平に入る。鉢沢やその他いくつかの沢を超えるがスノーブリッジの有無との兼合いも有り、ルートファインディングがやや難。それでも天気は最高なので目指す烏帽子岳への最短(最楽)ルートが取れた。
前烏帽子と烏帽子の稜線に出ると既に10時半をまわっていた。ここから直登は出来ないので右手の沢を横切り、北からの主稜線を目指す。アイゼンを付け頭上からのブロックに気を配りながら急な雪壁をトラバース。春山合宿らしくなってきた。最後には雪屁の弱点を突き、ようやく主稜線に飛び出すことができた。烏帽子頂上へは藪を避けながらの体力勝負。頂上付近で岩稜となりようやく頂上。12時半をまわってしまった。
昨日の山菜をつまみにビールで乾杯。キジ打ちついでに阿弥陀方面を偵察に行くと藪の急下降と巨大ブロックを避けながらの南峰への登り、地形図を見れば北峰からの下りには岩場マーク。時間切れの文字が頭にちらつきながらのキジ打ちとなった。
山頂へ戻り皆に説明、どうするか協議。明るいうちに吉尾平を通過出来なければ、ビバーグになることは明白。今夜は山菜天ぷらだ。無理はできない。もう1時間早く出発しなかった事を後悔しながらビールを飲み直す。そうこうしていると一人の登山者が登ってきた。厚木からきたというその「前期高齢者」とおぼしき方は40数年前には海谷山塊を登っていたというつわもの。その方曰くもう一人登って来るとのこと。もしやアケビ平の先で遅れはじめた酔っ払いではと思いつつも、下山開始。
そしたらなんとその酔っ払いが下から来るではないか!!1時間半遅れながら、烏帽子まで来た。一同そのしつこさに呆れつつも再び皆で頂上へ登り返し、再度ビールで乾杯。酔っ払いも酔いが覚めるとペースが上がるらしい。
下りは前日大雪崩を起こしてた「烏帽子大滝」直下経由で吉尾平まであっという間。明るいうちにキャンプ場へ戻ることが出来た。
5月4日(月)晴
山の幸のみやげに加え、能生の道の駅で海の幸を買い高速道にて帰宅。
阿弥陀岳まで縦走出来ていたならば、かなりの充実感を得られたはずだが、少し甘く考えていたので反省している。ただしトレースの無い、ましてや記録の無いルートへのチャレンジにはメンバー皆、喜びを見いだせたと思う。
以上
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