玄倉川水系 モチコシ沢

日付 2017/7/23(日) 天候 曇りのち雨 参加 (CL)相原、早川
日曜休日は瑞牆山の予定であり、家を5時に出発しようとしたが、雨が降っていると連絡があり
中止に。落ち込む中、暇人に電話連絡し前から行きたかった西丹沢にあるモチコシ沢へ。
(写真はモチコシ大滝60m)
玄倉林道は終日通行止めになってしまったため、玄倉商店横の無料駐車場に車を止め、
旧青崩トンネルまで歩きここから、河原へ入渓する。
しばらくしてモチコシ出合からすぐに大滝60m。2段になっており1p目は相原リードしテラスまで、
2p目は早川リードで落ち口まで。残置はいくつかあったが、ハーケン、コンマ3のキャメを途中
使用。終了点はなく、岩もツルツルで緊張を強いられた登攀となった。
2p目
大滝上からは小滝がいくつか続きフリーで抜ける。
途中にナメもあり丹沢らしい風景で美しい。
赤茶スラブ滝5mは右岸を巻く。直登はリングボルトが二つあり人工で。
ここを越えると沖の悪場となる。
沖の悪場からロープをだし、15m滝は相原リード。中央から右よりに登る。残置いくつかあり。
18m滝は右からトラバースし流芯へ早川リード。残置あり。
沖の悪場を越え裸山丸までつめ上げて遡行終了とする。
下山は裸山沢左岸尾根の予定であったが読図に失敗し、向山沢からの下降となってしまい最後は70m滝横からの懸垂3pとなり苦労した。
70m滝
ヤマユリ
ウチョウラン(絶滅危惧IA)
途中上記の花が見られ癒しがあるが、同行者からは興味なし。
まったくつまらない男である。
玄倉川へ復帰し駐車場へと戻る。帰りは、山北駅のさくらの湯400円に入り帰路へとついた。
大滝登攀や沖の悪場の登攀もあり楽しめた良い沢だった。







2017.7.17-18 小川山 妹岩・屋根岩三峰

日付 2017/7/17-18(月火)  参加: (月のみ) 宮崎、早川、山口、他1名、(月火) 冨沢、穴井(投稿)

7月の連休後半は小川山でクライミング。初日は妹岩で遊び、居残り組は翌日に屋根岩三峰の南稜レモンルートを登りました。
カサブランカ 5.10a NP
朝一のアップで去年の宿題を回収にかかる。去年はフットジャムの要領がわからず惨敗したルート。最近クラックをかじりだした成果か快適にRPできた。TPを張ると山口さんはなんとノーテンで登れていました。

ジャックと豆の木 5.10c NP
宮崎さんは前回のGW以来のトライ。滞在時間は着実に縮まって次回こそはRP?
宮崎さんのムーブをじっくり眺めさせてもらったおかげでFL。
下地はいいのだが、2本目のカムはしっかり決めておかないとグランドか。

彩花 5.10d
木登りで取り付く隠れたルート。教えてもらうまで気にも留めなかったが、中々の好ルート。バランシーなトラバース核心が面白くなんとかOS。

 yamashi 5.10b
姉岩にある宮崎さんの知人お勧めのルート。自分と宮崎さんは姉岩には行かなかったが、早川さん、山口さん、冨沢さんは揃ってRP!

 レギュラー 5.10c
こちらも去年のGWに宿題にしていたルートだったが、なんとかRPできた。長くてムーブが毎回アドリブになるので楽しい。上部のスラブも気が抜けない。最後は皆でトライしてこの日は終了。



 翌日は居残り組の冨沢、穴井で南稜レモンルート5P 5.8を登った。上部はverルートのワイドで充実間違いなしとのこと。アプローチ30分で取り付きへ。つるべで登ることにして1P目冨沢さんリードでクライムオン。

 核心のワイドクラックはしっかりワイド登りを要求され楽しめた。序盤のハンドからワイドに開いてくるところに一箇所ボルトがあったので安心。ワイドクラックが初めての冨沢さんも試行錯誤で突破できました。


午前中に登れたら午後はセレクションを登ろうと思ったが、取り付きに戻ると昼を回っていたのでこの日は終わりにすることにした。帰りに二峰下部を通ったらスラブの宿題(PTA 5.11b)があったのを思い出し、1便だけ冨沢さんに付き合ってもらうことに。昨年のGWに宮崎さんが気合のRPで抜けた姿を頭に叩き込んでトライ。ぬめる指先を必死に押さえつけて核心のスメアをこなすとなんとかRPできた。
この日は時折、通り雨が降ったが岩が完全に濡れることは無く、平日の小川山は土日とはうって変わってガラガラ。貸切の小川山を満喫できました。
付き合ってくれた皆さん有難うございました。


2017.7.15 奥秩父 丹波川本流



泳ぎの沢日和という言葉がぴったりの天気の中、
涼を求めて丹波川本流へと行ってきました。


日付 2017/7/15(土) 天候 晴れ 参加 ガンマー(CL)、山口(投稿)
行程:三条新橋駐車場11:12-11:38手取淵-11:50胴木滝-12:53丸山入道淵-13:46銚子滝-13:56青梅街道-14:41駐車場


当初は竜喰谷の予定だった。
3連休初日の渋滞にハマってしまい一之瀬林道付近に到着したのが、すでに11時近く。更に、一之瀬林道への道は廃道になっているので(橋崩壊)、犬切峠経由で石楠花橋へ向かわなくてはならず、時すでに遅し。
軽い沈黙の末、ここからすぐに入渓出来る丹波川本流へ転進することになった。

丹波川のトポ今回持ってきてないけど私は先週来たばかりなので脳内に入っている。

脳内に何も入ってなさそうな顔だが、カメラの撮影タイミングを故意にズラされたからであって、今日は私に任せてほしい。
ってわけで転進遡行スタート。

1週間ぶりの丹波川。
丹波川は、いつ・誰と来ても120%最高だと確信。
先週来た時より水量は若干多めか。

少しのゴーロ歩きを終えると現れる最初の白泡たつ滝は左から巻く。


犬戻り、坊主淵

最初の泳ぎのポイント。
入渓して15分くらい。早速足がつかない♡

これらは左岸からへつって泳ぎ。
岩壁にはヤゴ?よく分からないけど桜エビみたいな質感の虫が大量にへばりついている。
入渓してくる沢ヤたちに潰される運命。


手取淵

丹波川本流の核心と言われる手取淵。すっっごい賑やか。
幅2mの狭いゴルジュに白泡波立つ激流が流れていて、ホモ・サピエンスが泳ぎで突破することは不可能。
なので頑張って左岸をへつるわけだが、今朝の圏央道の渋滞よろしくな状態がここでも発生していたので残念ながら巻くことにした。

左岸上のしっかりした巻道。
私は先週楽しくへつれたので早川さんにもへつってほしかったが、残念。
先行PTたちの楽しそうなへつり音声を聞きながら巻き。

ちなみに手取淵は左岸に残置スリングとハーケンが2箇所くらいに打ってある。
万が一へつりに失敗しても白泡うねる激流の中で洗濯されながらスタート地点に戻るだけなので安心してほしい。

手取淵からはしばしの歩き。
せっかくなのでスクラム組んだり渡渉の練習をしてみたけど、、、ちょっと練習が必要だぞこれ。


胴木滝

デカい釜を持つ胴木滝。左岸にはトラロープあり。
泳いで滝へ取り付き、左から。
前回は水流際を攻めすぎて身動きとれなくなり、お助け紐で盛大に釣り上げてもらったが、今回目の前には頑なにお助け紐を出さない早川さんしかおらず、自分で活路を見出さざるを得なかった。
壁沿いはしっかりしたホールドがあったのでなんとかフリーで。


早川さんも丹波川にご満悦の様子。

ただの河原歩きですらとても気持ちがいい。
私は命の危険を感じることが沢ではしょっちゅうあるのだが、(水量にもよるが)丹波川は難しいところはないので同じような初級者にヒジョーにオススメしたい沢である。

青梅街道が常に横を走っていたりと、ストリートゴルジュ感満載。
いつでもエスケープ出来る安心感と、少し薄まる非日常感。


3時間という短い遡行の中で、水と触れ合う機会は割りと多いので防寒対策はしっかりしておきたい。前回今回一緒に遡行した男性陣は脂肪の薄さもあってかブッッッルブル震えてた。

 ここの大岩は直登出来ずそれぞれ好きなところから巻いた。

適当なところから。


丸山入道淵

入渓して1時間半くらい。まっすぐ伸びた淵が美しい、穏やかな流れの丸山入道淵。つってもいい塩梅の流れがある。
前回なぜかトポを無視して左岸から突破しようと1時間水中で粘った結果、丹波川の清流を死ぬほど飲んで敗退。おかげでゲップと震えが止まらない中、恐怖の巻きをした苦い思い出が。

今回はトポ通り右岸から。
”必死に泳いだけどダメで、溺れながら戻ってくる早川さん”を見てみたかったので先に行ってもらう。



普通に突破してった。


えっ。


なんかねー、壁から離されないように立ち泳ぎをしながらホールドに指引っ掛けて進んでいって、途中左岸に移ってあとはラッコ泳ぎなりバタフライなりお好きな泳ぎで簡単に突破出来るみたいです。

四苦八苦してほしかったんですけどね?
結局その後私一人だけ丹波川のおいしい清流をいただくティータイムが始まってしまったがなんとか上記の方法で突破。

とりあえず宿題は片付けたのでグー。アドバイスありがとう。ぅっぷ。。


一之瀬川との分岐。右が一之瀬川本流、左がおいらん淵。
時間がないので左へ。

 銚子滝

分岐を左へ行くとすぐに最後の8m滝が現れる。ここは右岸から。
水流多く、取り付いた一瞬で沢ゲイターがくるぶしソックスみたいになってしまった。

早川さんも続く。


おいらん淵 

丹波川を遡行していると砂金?がそこらじゅうにあるのが目につく。
この地に金山があるから花魁がどうのってやつで、詳しくはウィキペディアで。そのおいらん淵をバックに記念撮影。
心霊スポットとして有名みたいで、んな馬鹿なって感じだが、翌日生まれて初めて金縛りを経験しちゃったナイーブな人間がここに。

疲れてんのかなぁ…憑かれてんのかなぁ?

おいらん淵の横を適当に上がり、廃道へと出る。
そのまま青梅街道へ合流。

「今さっきまで大自然の中を歩いてきたのに何でこんなフェンスの切れ間を通らなくちゃいけないんだよ」と愚痴る早川さん。

フェルト付き地下足袋の足跡は動物可愛い。

青梅街道に合流してからは、遡行してきた丹波川を見ながら3〜40分の歩きで駐車場へ。胴木滝なんかもしっかり見れて楽しい下山だった。



南紀 大塔川 黒蔵谷 沢登り

日付 2017/7/15、16(土、日) 天候 晴れ 参加 (CL)(投稿) 相原、竹沢、穴井、宮崎

7月の三連休は夏合宿に向けて、下田山塊の沢登りを予定していたが、あいにくの天候であり、休みも2日しかとれない為、悩んだ結果、和歌山にある泳ぎの沢である大塔川、黒蔵谷に行くことにした。湘南を1時出発し7時間かけて川湯温泉先の林道を進み駐車場へ。車は入渓スペースに3台ほど止められる。

駐車場からすぐに入渓点あり。初日は8時入渓。17時、上ノ廊下の上部でBP
黒蔵谷出合
入渓してすぐに鮎返しの滝。前日雨だったのか?水流は多めか?穴井が取りつく。ロープは?
大丈夫っしょとのこと。左からへつり、凸凹スペースを登る。
水流の流れに巻き込まれそうになりヒヤリハットもあったが、なんとかフリーで抜ける。
鮎返しの滝を超えてからは下ノ廊下が始まり高山谷出合まで4時間ほど泳ぎっぱなしとなる。









出谷出合。これより中ノ廊下が始まり、延々と
ひたすらへつりと泳ぎが続く。宮崎さんはシュノーケリングセットを使うも息継ぎの仕方が
わからないと爆笑。
中ノ廊下の核心の滝。トポだと手前から高巻きらしいが、スカイフック2本とアブミの人口で突破。
しんどかった。

沢全体を通して苔が多く渡渉しづらい。
中ノ廊下5m滝。左から安易に巻けるが、穴井が泳いで気合のスカイフック
人工アブミで突破。

高山谷出合にて休憩。左が黒蔵谷、右が高山谷。水量は2対3で高山谷の方が多い。
良いテンバがあったが時間もまだあった為、行けるところまで進む。これより上ノ廊下が始まる。
泳ぐところは下部にくらべると少なくなってきたが、身体が冷える。
カンタロウ滝の手前の滝は右岸から巻いて懸垂10m
カンタロウ滝30mは左岸のルンゼを巻くがいやらしい。

上ノ廊下の核心?10mトイ状滝。自分は左岸からへつり右岸にへつれたが、一人激流に洗濯され落ちていった(笑)後続はロープをだし右岸をへつる。残置1本あり。
上ノ廊下を過ぎ17時過ぎそろそろテンバを探す。
高山谷から先にはあまりよいテンバはない。
たき火を囲い宴会を行い、21時には就寝。蚊も多く。山ヒルもいた為自分は不快な夜だった。
2日目は4時30分起床。西日本だからか日の出が関東に比べて遅い。
BP6時30分~大杉谷林道~駐車場11時50分
本日は沢を詰め500m付近の左から流れる支沢を詰め大杉谷林道へ。
大杉谷林道。ヒルも一緒に到着。ここから駐車場まで3時間50分ほどで駐車場へ。
水は途中でくめる箇所あり。
和歌山の沢は全員初めてであり不安もあったが満足のいく旅となった。魚影が少ないのが残念だったかな。帰りは公共川湯温泉250円に入る。(石鹸等なし)駐車場なし。
路駐でいいよと、さすが田舎。



帰りは世界遺産の熊野本宮大社を観光して帰路につきました。ザッキー、ユーセイは次の日は
小川山へ。元気だな~笑 みなさんおつかれさまでした。