2018/9/1 神ノ川水系 エビラ沢

日付 2018/9/1(土) 天候 曇り→晴 →雨→曇り参加 相原(CL)、鈴木(崇)、阿久津(投稿) アルバム :https://photos.google.com/u/0/share/AF1QipN1GzGju_RQ7goaZMnXxHDClbhRO2NKZdLmFn-V8mb01touBmFYiWHwQRDbitzDVA?key=bkRVSDctRkdKM1Bid1BjX1ZhcExVbGZ4X2NCdjVn

工程:登攀開始7:00→袖平山山頂14:00→駐車場16:00

毎年恒例会山行(宴会)のお月見山行イベントとしてエビラ沢へ行ってきました。
参加メンバーを募集した時は4人で行く予定をしていましたが、家庭の用事等で急遽キャンセルになり、結果は3人で登攀を実施しました。
今回のエビラ沢は「東京起点沢登ルート120」に記載されている、トポ図とおりに登攀するのではなく、全ての滝を直登する目標を自分達に課して登攀しました。

エビラ沢橋から見える、F1の登攀を開始します。実際に間近で見ると、「これを直登できるの!?」と率直に思えるぐらい黒光りしている滝を相原CLがリード登攀。F1に残置ハーケンも無く(一部有るが腐食している)ハーケンを打込むリスが割れたりと、安定するF2前のテラスまで、一切気を抜けない登攀が続きます。とくに、テラス前のドスラブはフリクションが一切聞かない黒光り状態で、足だけでは取付いている事も出来ないため、膝と足の4点支持で通り抜けます。(個人的にはここが一番怖かった)
相原CL、魂の登攀でテンションを掛けることもなくクリアします。フォロの鈴木さんが、支点回収するにもルートが辛くて苦労したそう。

F2は特段難しい点もなく快適にクリアする。

F2を登攀してから白滝までの間は特に難しい点もなく全員フリーで抜けて行く。途中、先行で入渓していた釣り師の方々にお会いし、沢に入らず避けて行くことを伝え揉めることもなく通過する。
変わり映えしないゴロー帯をぬけて行くと、白滝が顔を出してくる。

今回、自分たちは左岸を登攀した。右岸の草付きも行けるそうです。
白滝は左岸は残置リングがあり、アブミを利用して難しい点もなくクリアできましたが、
残置ハーケンが登攀中に千切れたり、リングも腐食が進んで細くなっており、リード登攀して行くには、かなり怖い感じになっていました。今後の登攀は支点を作りなおさないと怖い状態かと思います。

白滝を超えてからも難しい箇所は特になく進んでいきます。
標高930mあたりで2段滝が出てきます。トポ図には、ボロイ、ヌメリの安定しない滝と紹介されており、実際に登攀すると岩はよく剥がれるしヌメリが凄く厭らしい滝でした。2段滝の上部は特に難しい点も無く抜けることができましたが、水量が多いみたいでかなり、水を浴びながらの登攀になりました。2段滝を超えてから稜線までは難しい箇所がなく、標高を詰めていきます。1,200mぐらいまで登って沢に水がなくなりました。丹沢の沢として珍しく、かなり高度まで水があり水も冷たい状態でした。
稜線にでるのも踏み跡も明瞭についており特段難しいところはありません。
稜線から袖平山山頂までは10分ぐらいで登ることができました。

下山ルートは風巻ノ頭から北西尾根に降りて作業林道を辿りエビラ沢の入渓点まで行くことができました。作業林道は踏み跡が明確で迷うことは無いとおもいます。
裏丹沢は山蛭が居ないみたいで快適だと語りながら下山して後片付けをしていると、各自の足元に山蛭が2匹以上着いており、やられたと焦りましたが、血を吸われている痕はなかったので、最後の入渓点あたりの草むらで取付いた模様です。
丹沢で900m差を詰める沢登は初めてやりましたが、非常に遣り甲斐のある沢でした。

直登登攀のアイデア出し&全リードをしてくれた相原さんありがとう。
あいかわらず最高のルートファインディングをしてくれた鈴木さんありがとう。
良い感じで纏まっていたチームに本当に感謝です。

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