核心・大滝を登攀中の齋藤さん 落差50mは伊達じゃない
毎年恒例のお月見山行。初日の土曜日は豊かな水量と50m大滝を楽しめる、神ノ川は伊勢沢へと総勢8名で行ってきました。
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8:20頃 入渓
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入渓点前の開けた所で装備を整え、伊勢沢へドボン。
入渓すぐにある2段6m。上部はトラロープで。
豊富な水量(少し増水気味)で楽しい沢歩きが続く。基本的には曇りの天気だったが時折太陽が顔を出し、沢に光が差すことも。冷たい水が気持ち良い。
10m滝。先行メンバーたちが登攀ルートを議論中。
増水気味のこの滝を登攀出来るのか否か、巻くか巻かまいか ー 。
「巻こうぜ」一択の私は議論に一瞬も加わることなく左の巻道へと。
巻道へ来ても上からルートを視察し議論。
結局今回は全員巻くことにしたが水量が落ち着いていれば左壁から登攀可能。
議論を重ねる熱きクライマーを尻目に、前を見るとシースルーパンツのおじさんが滝の抜け口へといざなってくれている。もう導かれるがままに。
思い思いに沢を詰めていく。へつったり木渡りしたり。
ここを越えるとすぐに2段15m。
右壁に鎖とトラロープが残置されているがそっちの方が難しそうだったので直登で。ホールド豊富なので私でもお助け紐なしで大丈夫でした。もちろん怖かったけど。
2段15mを越えるとすぐに見えてくるあれ。
伊勢沢の核心、50m大滝登場。
想像してた以上にスケールがでかい、丹沢すごい。
50mってこんなに長かったけ?学生の時この距離走らされてたの?今じゃ10mくらいでほんと勘弁してほしい。
本来枯れているはずの左の凹状(または中央のリッジ)から登攀するとのことだが、左しっかりお水垂れ流れてるし右は言わずもがなだし。
右の水量で滝行したらあらゆる煩悩を掻き消せそうだ。
9:40 大滝1P目登攀開始
1P目 齋藤リード |
50mロープいっぱいで行けるみたいだけど今回は途中で切ることに。
いやー、下から見てるだけでも緊張する。私はリードの経験が全然ないので一体どんな気持ちで登っているのかとか想像もつかない。もうありとあらゆる最悪のパターンばっか想像してた。齋藤さん、ごめん!
ビレイポイントより上を見る |
ビレイポイントより下を見る
途中ハーケンで支点をとり、ビレイポイントへ。そしてすぐにタイブロックで次々に飛び出していく。
メンバー紹介だぜって感じで一挙に載せます。
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ビレイポイントは3人で定員オーバー 瀬沼さんピンチ |
若干飽きて妖精と遊びつつ。
上では2P目穴井リードを皮切りにどんどん登っているもよう。
大滝以降はロープいらずの遡行が可能。巻いたり直登したり。
どの辺りか忘れてしまったけど、へつるところが最大の恐怖だった。(大滝はロープだったので除く)水流も強く、ビビりまくって能の舞みたいな動きしか出来なくて超時間かかった。
途中の分岐で左俣へ進み、最後まで小滝を楽しむ。
沢も次第に枯れていき、水流もなくなったところで装備解除。
右の斜面を登って行くと、藪漕ぎなく5分程度で稜線へ。
あとは登山道を辿り、姫次から袖平山〜神ノ川ヒュッテへと下るのみ。
本来だったらここから富士山でも見えたのかな?残念ながら展望なし。
ここから下山約2時間半とかで、もうへばりまくり。サッカーブラジル代表コーデで気合を入れてきたが終始撃沈。1-7でドイツに負けた時を思い出したわ。
15:00〜15:15 神ノ川ヒュッテ
夜のお月見はまた別のお話。
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みなさまお疲れ様でした。入渓数秒で皆のスピードについていけなくなる始末でしたが、終始サポートしてくれたおかげで全力で楽しめました。特に大滝はとても楽しかったです
。まだ行っていない人はぜひ!
ラストの稜線上にて
大所帯ですね
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