4/13-14/2019 五竜岳東面 GⅡ中央稜


【メンバー】
宮崎(CL)  塚越  竹沢  渡邉  安波  武藤信
長野(写真)  落合(投稿)

【行程】
4/13(土)快晴
地蔵の頭→9:00幕営地12:30

4/14(日)曇り時々晴れのち小雪のち小雨
幕営地4:00→取付き6:30→GⅡの頭9:00→五竜岳9:30


『五竜岳山頂にて』

大人数での山行を心待ちに4/13まで人知れずカウントダウンしていた。当日は朝から快晴で腕まくりをして遠見尾根を登っていたら、後から腕や顔が大変なことになってしまった。途中で海外のBCスキーヤーに笑顔で「Hi, very fast! ha ha!」と亀の歩みの私に軽くAmerican jokeを飛ばしてきたけど、病み上がり+寝不足+暑い+時々踏み抜く=very fastな筈もなく上手く返せなかった。


『笑顔が素敵』


雪山でのテン場づくりの経験が浅いことを知ってか知らずか、踏み固めた後にゴロゴロと人間ローリングして雪を平らにならすんだよ~、やってみなよ~とダブルTさんに教わるが、そんな悪い大人たちの罠には引っ掛からなかった。




信さんが宴会会場をつくって下さり、日が高いうちから宴会スタート。武田菱や日本海、八ヶ岳までよく見渡せた。景色をつまみに男性陣のお酒が進み会話も弾む。とても楽しい、心地よいひとときだった。寒くなってきたところでテントに移動。キムチ鍋やお水作りをしていたら何だかんだで就寝時間が21時を回っていた。
翌朝は2時起床。後からみんなに聞いた話しによると、直ぐには起きずに少し寝たふりをしていたとのこと。かく言う私も眠すぎて暫く寝たふりをしておりました。




塚越さん・竹沢さんペアはG0、長野さん・信さん、宮崎さん・落合はGⅡ中央稜に向けて4時過ぎに出発。渡邉さんと安波さんは一般道で五竜へ。白岳沢にはデブリの跡、上方には巨大ブロックがあった。昨日気温が上昇していたこともあり、いつ雪崩れてもおかしかくない状況の中をトラバース。最終的に6人でGⅡ中央稜に行くことになりルンゼを詰める。雪壁に長い亀裂が入っており先を急ぐ。ラッセルがきつかった...。末端壁に取り付きを見つけたが、そのままルンゼを詰めて1P分標高を稼いだ。




長野さん・竹沢さん
塚越さん・落合
宮崎さん・信さんペアで登攀開始。

ブッシュがあると厄介だねなんて話していたがブッシュは出てこず。1番の核心は1P目だったと塚越さん。数日前に降雪があり、登ろうとすればするほど足元の雪は崩れ蟻地獄状態。そんな中を諸先輩方は物ともせず登攀していく。竹沢さんに登り方を教わるが全く歯が立たず、這松を掴んで這い上がりながら登っていく。私もいつか諸先輩方のように何処でも難なく登れるようになりたい、と感じた場面だった。




2P目はコンテで、塚越さんのご厚意で私がトップで行かせていただく。ここもまた雪質が軟らかく、なかなか乗っ越せない。右側は雪庇になっており進む方向に目星をつけた。真っ白い雪の中に自分だけの足跡を1番につけるのは初めてで、わくわくしながら雪稜を歩いていたら「まず全体を見渡せる位置でライン取りをするんだよ。」と竹沢さんが教えて下さりながら呆気なく、そして普通に追い抜かれた(笑)


『竹沢さんに追い抜かれる』


ラストはロープを仕舞いガレ場と雪稜を登る。GⅡの頭直下で、宮崎さんと長野さんが雷鳥の番いを発見!!雄は換羽し始めていたが、雌は純白の羽毛に覆われとても可愛いらしかった。

『雷鳥と落合』

『山頂直下にて。先を行く仲間たち』


五竜岳山頂で渡邉さんと安波さんに合流。今日は昼前から天気が崩れる予報で、山頂で暫く休憩を取った後で雪がちらつき始めた。テン場に着くとカラスがテントを荒らしたハプニングがあった。また3名が謎の下痢に見舞われたが、無事に?下山できた。また機会を作って大人数で行きたいです。皆様今回もありがとうございました。





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